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    はゆや

    @soushokukoebi

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    はゆや

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    オメガバース忘羨

    魏無羨の巣作り
    少しすけべな描写あり

    設定はこちら
    https://twitter.com/soushokukoebi/status/1483004515385507840?s=21

    #忘羨
    WangXian
    #魔道祖師
    GrandmasterOfDemonicCultivation
    #オメガバース
    omegaverse

    魏無羨の巣作り編 ふわりと蓮の香りがして、藍忘機は目を覚ました。
    「魏嬰」
    「藍湛、起こしてごめん。悪いんだけど今着ているその服を貸してくれないか?」
     魏嬰と番になって半年が経った。
     どうやら彼は巣作りをしようとしているようだ。巣作りが始まったのであれば、もうすぐ発情期がやってくるのだろう。
    「こちらへ」 
    「本当にごめん。気持ち悪いだろ? でも本能に逆らえないんだ。許してくれ」
     藍忘機はベットから身体を起こし、服を脱ぎ始めた。顔色が暗いが頬だけは異様に赤い魏無羨は拙い足取りでベットへ向かう。
     魏無羨が伸ばした手を藍忘機は掴み、そのままベットの中に引き摺り込んだ。
    「……藍湛?!」
     魏無羨の服をビリビリと破き、火照りで熱い身体が露わになっていく。
    「巣を作る必要はない」
     藍忘機はそう言うと魏無羨抱き寄せ、自身の胸に彼の鼻を押し付けた。
     魏無羨はベットと藍忘機に挟まれ、体温と匂いで胸が安心していくのを感じた。
     幸せだ、心からーー
     でも、やっぱり足りない。
     目の前に藍忘機が居るのに、もっと強い香りが欲しい。
    「藍湛、やっぱり服をくれないか……」
    「足りないか?」
    「うん。石鹸のいい匂いしかしない」
    「分かった」
    「……あっ!」
     藍忘機が意識的に強く出したフェロモンは、ウォッカよりも刺激が強くクラクラする。
     魏無羨がくんっと鼻を鳴らすと、藍忘機は優しく頭を撫でてくれた。
    「ごめん、藍湛」
     藍忘機は早寝早起きだ。今は0時。眠くて仕方がないだろう。
     こんなことに彼を付き合わせることが申し訳なかった。
     最初は良かった。割り切れた関係だった。
     しかし今では藍忘機に嫌われることが怖くて怖くて仕方ない。
     巣作りはアルファに恋したオメガがすることだ。言葉にしなくても自分が藍忘機を好きだと伝えているようなものである。
     先月はこっそり洗濯前の服をくすめて、それを嗅いで治った。なのに今回は収まらなかった。
     先程言った藍忘機の巣を作る必要はないという言葉、きっと俺への否定と拒絶だろう。
     苦しい、苦しいーー
     藍忘機が優しく撫でる手が、更に魏無羨の心を抉った。




    ※藍湛目線※
     魏無羨が自身のフェロモンに当てられ目を潤ませた姿を見るだけで発情期が訪れそうな程、藍忘機は魏無羨を求めていた。
     巣など紛い物では無く、私自身を求めて欲しい。巣作りを突然するようになったのは、最近魏無羨のヒートが重くなった事が原因だろうか。

     この執着心はいつから生まれてしまったのだろう。
     最初は静かな心を乱す彼に苛立った。
     しかし今はその刺激が愛おしくて仕方がない。
    「足りないか?」
    「充分だ。これ以上お前のフェロモンに当てられたら、このままヒートしそうだ」
     その言葉に藍忘機は下半身が重くなるのを感じた。
     このまま、これで彼の中をかき乱せたら……
     そんな本能をぐっと押し込め、彼を安心させる事に集中した。
     長く綺麗な髪の隙間から番の証がチラリと見えた。
     彼は縛られるのが嫌だと言っていた。
     30歳になったら何事も無くなったように居なくなってしまうだろう。
     こんなに近くにいても狂おしいのに、この手から離れていったら耐えられるだろうか。
     自分の所有物だと訴えるその傷痕に口づけると、魏無羨は可愛い声で鳴いた。
    「藍湛! やめろ! ああっ……」
     この番の痕は、付けたアルファに触れられると性的快楽を感じることができる。
     自分しか与えられない快楽ーー
     優越感から吸うようにちゅぷちゅぷ舐め続けると、立ち上がったソコに熱くぬるぬると濡れた魏無羨のモノがぶつかってきた。
    「藍湛! 藍湛! 待て! 出ちゃう! 出ちゃうから!」
     身体だけではなく、心も私を求めてくれたら……
     この番の痕が、心の奥まで付いてくれればいいのにと、藍忘機は強くそこを噛み締めた。






    ※2人はまだ両片想いですれ違いまくっております
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