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    nappa_fake

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    えっちなノボショが書きたくなって書いた
    最中のはずなのに、とくにえっちな感じにならなかった
    私の書くヒロイン(一次二次問わず)はわりといつも怒っている

    #R18
    #ノボショ
    novosho

    あなたの苦しみを搾り取る ノボリさんは時々ひどく申し訳なさそうな顔になる。それはいつも、私の上で果てた後だ。
    「――」
    「ノボリさん?」
    「もうしわけ、ありません」
    「なにがですか」
     なにも申し訳ないことなんてないのに。私はノボリさんの固い体も、ごつごつした手も太い腰も全部好きなのに。それを私だけにさらしてくれることが、どれだけ嬉しいのか、あなたはまだわからないのか。
    「あなた様はお若い。若い身をこのような老人に差し出すことなどないのに」
    「はりたおしますよ」
     普通にイラッときた。私の好きな人に失礼なことを言うな。
     眉を下げたままのノボリさんの胸を押して起き上がる。そこかしこどろどろなのは構わない。明日洗えば済むことだ。
     起き上がって、ノボリさんの腕を引く。彼は素直に私に押し倒される。だからまたがって、まだ堅さの残るソレをもう一度自分の中に招き入れる。
    「ショウ様」
    「ねえノボリさん。月が綺麗ですよ」
     情けない顔で仰向けになったノボリさんが、わずかに開いた窓から外を見る。もちろん月は見えない。だって今晩は新月なのだ。
    「わたくしには見えません」
    「ええ、私にだって見えません。であれば、私たちが見なくちゃいけないのは、お互いじゃないですか。他のことやものなんて、今は見ないでくださいよ」
     腰を振る。苦悶のようなナニカを堪えるような喘ぎが、狭い部屋に満ちる。それが私の耳にも届いて体がうずく。
    「ちょ、しょ、さま。いけません」
    「いけなくないです。だって助けなんてないんですから。ね、ノボリさん」
     押しつぶされたような声と一緒に吐き出された体液が私に満ちた。それでお腹が温かくなって、さっきまでの苛立ちが収まった。
    「すきですよ、ノボリさん。だからせめて、私といるときにそんな顔しないでください」
    「――そう、ですね」
     ノボリさんは観念したように息を吐いた。
    「このような格好で、かっこつけるだなんて、無意味ですね」
     二人とも、どちらのものかもわからない体液でベトベトで、服は脱ぎ散らかされて、素っ裸で息も上がっている。恥もなにもあったもんじゃない。かっこ悪すぎる。
     私たちは目を合わせて笑った。
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