Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    oriya16kf

    @oriya16kf

    織夜
    彷徨える小説書き
    TwitterID:@oriya16kf
    pixivID:5619221
    https://www.pixiv.net/users/5619221
    感想フォーム▼
    https://forms.gle/YARDs26sMHt4F1MF9

    連載・イベント新作・R18とか置くためのポイピクです。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🍀 💙 💜 💖
    POIPOI 56

    oriya16kf

    ☆quiet follow

    ヒカルの碁 アキヒカ小説。
    12月18日のアキヒカWEBオンリー「甘いキスするヒミツの関係3」にて展示する予定のものです。
    pixivに上げている「狂花遊戯」シリーズの前の話。
    「狂花遊戯0」の最初の部分です。
    R18になる予定ですが、まだこのあたりは全年齢なので、ワンクッションでアップします。
    完結
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16753422

    #アキヒカ

    Tap to full screen (size:618x1132).Repost is prohibited
    👏☺😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    takami180

    PROGRESS恋綴3-4(旧続々長編曦澄)
    あなたに会いたかった
     翌日、清談会は楽合わせからはじまった。
     姑蘇藍氏の古琴の音は、軽やかに秋の空を舞う。
     雲夢江氏の太鼓の音は、色づく葉を細かく揺らす。
     世家それぞれの楽は、それぞれの色合いで清談会のはじまりを祝う。
     江澄はふと、ここしばらく裂氷の音を聞いていないことに気がついた。藍曦臣と会っていないのだから当然である。
     藍家宗主の座を見ると、藍曦臣は澄ました顔で座っている。一緒にいるときとは違う。宗主の顔だ。
    (少しは、話す時間があるだろうか)
     あいさつだけでなく、近況を語り合うような時間がほしい。
     夜にはささやかな宴が催される。
     酒はなく、菜だけの食事だが、さすがに黙食ではない。
     そこでなら、と江澄は期待した。藍家宗主も、江家宗主にはある程度の時間を割くだろう。
     ところが、である。
     藍曦臣は初めに江澄の元へやってきたものの、あいさつもそこそこに金凌のほうへ行ってしまった。そうでもしないと、まだ若い金宗主の周囲に、あらゆる意図を持つ世家の宗主たちがたかってくるのは江澄も承知している。
     江澄とて、藍曦臣と少し話したら、金凌の傍らに張り付いていようと思っていたのだ。
    「おや、沢蕪君 1622