サンソン先生がマスターを監禁してシャルルマーニュにバレる話マスターが大怪我をして長期療養になったのがつい最近のこと。全部とまではいかないものの、とりあえず大きなトラブルも今のところ特にない。当初はカルデアに一人のマスターに責任おわせすぎということで多数の英霊が所長に迫っていたものの、ある英霊が藤丸の意志を伝えたことで今はみな、大人しく彼の帰りを待っている。
そんなある日のこと。藤丸立香の部屋の前をウロウロする英霊が一人。喋れるまで回復したと医療班から聞いたものの姿を見せないことを心配した英霊が様子を見に来たのだ。一応土産の品は持ってきたし、後は入るだけなのだが、部屋から圧を感じるのだ。ここで帰っては騎士の名が折れる。シャルルマーニュは意を決して部屋をノックすれば懐かしい藤丸の声が聞こえた。入ってみたものは。
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