Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    へみこ

    あくねこなど

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 5

    へみこ

    ☆quiet follow

    えrいやつです。監♀顔ありです。ナジュ監です
    普通にR指定つきそう

    #twstプラス
    twstPlus

    Tap to full screen (size:1000x1000).Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    25Zenn

    MOURNINGネタ自体は使う予定だけど。流れが変わりそうなので、記録と供養。

    twst夢。ジェイ監。悲恋。
    『この世界で生きていきたい』
    そう強く願った矢先だった。

    「ジェイド先輩」私がそう呼ぶと、彼は嬉しそうに目元をほころばせて笑う。その顔が好きだった。いつだって彼は笑顔だったけれど。その時ばかりは、まるで自分が彼の心をほどいたような。そんな気持ちに心が浮き立った。好きになって、好きになられて。一人でやって来た異世界だったが。友人も増えて、人間関係が広がり。帰る方法が見つからなくても。ずっとジェイド先輩と一緒に居られたら。一緒に生きていけたなら。

     最初の変化はわずかなものだった。視界の端に、今は懐かしい見知った光景が広がっていた気がして、振り向くと確かに見えたと思ったはずの光景が霧散している。
    月に数回起こるその現象は、白昼夢のようで。元の世界の自分の部屋だったり、学校でよく過ごした部室だったり、友達と通ったカフェだったり。場所も時間も様々で。再び見ようとすると、もう無くなっている。
    きっと見間違いだと。帰らないなんて決めてしまったから急に惜しくなったに違いないと決めつけて、その事実に蓋をした。
     ジェイド先輩は、私を弱くて守って手をかける存在だと思っているから。余計なことを言えば、 3109

    kinoko12069

    MOURNING・好きな曲から連想して書いた当社比重めなイデ監。何の縁もない田舎の駅で会話する二人の話。この二人は付き合ってはいないです。
    ・人を選ぶ内容なので気をつけてください。卒業後設定、セフレ的な関係と妊娠の描写があります。
    ・夏が終わったばかりですが冬の話です。
    ・書き終わってから思い出しましたがこの曲、別れの歌なんですよねぇ……。良かったら聴いてみてください。
    There will never be another you「外はやっぱり寒いね」

    何もない駅のベンチでうずくまっていると、頭上から声が降って来た。今もっとも聞きたくなかったような、それなのに聞きたくて仕方がなかったような声だ。

    けれど顔を上げる気にはなれず、俯いたままそれに答える。

    「……出てこなければ良かったのでは?」

    もともと出不精な人だから、輪をかけて寒い今日などは世界が終わっても部屋を出てこないと思っていた。そういえば今朝はこの冬一番の冷え込みになるとラジオでは言っていたっけ。
    それも含めて皮肉を言うと、その人は困ったようにため息をついた。

    「君ねぇ……」

    彼は何か言いかけて、しかし止めた。そして着ていた外套を脱ぐと、私の肩に掛けて羽織らせた。冷えた身体に、そのあたたかさは染み入っていくようだ。
    6588