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    seeds_season

    @seeds_season

    ただいまmhyk小説(メインはミス晶♂・全年齢)がしがし書いてます

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    DONEミス晶♂風味SS。うっかりお酒を飲んでしまった賢者のお話。(前編)
    この晶くんは成人してるので! 酒は合法! シャイロックのバーの詳細があまりよく分かっていないのでかなり捏造。
    溺れるもの、浮かぶもの(前編) 晶は酒を飲まない。
     飲めないわけではないが、とにかく弱くてすぐに酔いが回ってしまうから、なるべく飲まないようにしているらしい。
     常日頃からそう公言しているから周囲が無理強いすることはないが、酒場や酒宴の雰囲気自体は好きらしく、魔法舎のバーに顔を出すこともあるし、時には他の魔法使いに連れられてベネットの酒場にやってくることもある。
     そんな時、シャイロックは腕によりをかけて作ったノンアルコールカクテルで賢者をもてなし、周囲の盛り上がりにつられて陽気になっていく彼をそっと見守っているのが常だった。
     魔法舎に臨時出店しているシャイロックのバーは不定期営業だから、常に賑わっているわけではないが、今日は西の魔法使いが勢揃いしており、いつもに増して場が華やかだ。カウンターにもちらほらと客がいて、思い思いの夜を楽しんでいる。晶もその中の一人で、カウンター席の真ん中に陣取って、穏やかな瞳で魔法使い達の会話に耳を傾けていた。
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    DONEミス晶♂風味。「呪いと祝福――あるいは奇跡について」の、魔法使い側から見たお話。内容はほぼ一緒ですが晶が寝ている間に何があったかはこちらに書いてます。

    ※まほやく初心者につき、未読イベスト・カドストが山のようにあるので、あちこち設定等で矛盾あると思われ。
    ※魔法に関する捏造が色々あります。ふわっと読んでください。
    祝福と呪い――あるいは奇跡について 《賢者》は異界からやってくる。
     それは悠久の彼方から続く習わしだったから、疑問を抱くことすらなかった。
     異界から召喚された賢者と、その賢者の力で世界中から集められる二十名の《賢者の魔法使い》。彼らの活躍により《大いなる厄災》の襲来は阻まれ、世界の平和は保たれる。
     この仕組みは一体いつから、どのようにして始まったものなのか。その記録は残っていない。
     そして当代の賢者――真木晶もまた、歴代の賢者に倣って召喚された。
     いつもと違っていたのは、彼が召喚された夜――正確にはその直前まで、賢者の魔法使い達が戦っていた《大いなる厄災》が、例年にない規模だったこと。
     どうにか撃退には成功したものの、賢者の魔法使いはその数を半数に減らし、また各地の被害も深刻だ。
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