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    Himari_season2

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    Himari_season2

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    ノマエマ
    現パロ 高校から付き合ってる
    視点コロコロ、独自の設定モリモリ。大丈夫な人のみ。

    幼〜高まで同じ学校で大学から別々になったフルスコア組。大人になり起業したノーマン。そこでそれぞれの役割を果たすエマとレイ。24、5歳くらい。

    エマの誕生日にサプライズでプロポーズするノーマンの話🧡⇢エマ視点
    💚⇢ノーマン視点
    💙⇢レイ視点(まだ無い)

    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
    20XX/06/22
    エマの誕生日まであと2ヶ月。今年で付き合って10年になるエマとノーマンだが、結婚はしてない。
    飛び級で進学した大学院在学中にノーマンが起業し、エマとレイも卒業後にそこへ就職した。事業は新薬の開発などの医療や教育等と、手広く行っており、起業から5年ほど経った今は若いがとても優秀な人材が揃っている上場企業として名を馳せている。
    そんな会社で働いており、ここ数年は取引や担当が多くなりトップにいるエマ、ノーマン共に忙しい日々を送っていた。
    しかし昨年から人材教育が進み、今年に入ってからは初めの数年より忙しさが落ち着いてきた。そのためノーマンはエマにプロポーズしようと計画を立てていた。

    💚
    日付を確認して、よし、と声を漏らす。番号を入れ、数回コールが鳴る。
    「お電話ありがとうございます。こちらレストラン グランド・ヴァレーでございます」
    「もしもし、グレイスというものなのですが、2ヶ月後の8月22日の18時から2人で予約は取れますでしょうか。……はい、ありがとうございます。コースはAでお願いします」
    電話番号を伝え電話を切る。これでプロポーズの場は確保出来た。以前テレビで特集されていた際に、エマがこんな所で食事出来たら素敵だね、と言っており、その時プロポーズはここで使用と決めたのだ。数年前に出来たばかりだが、人気店でなかなか予約が取れないと言われていたが運良く予約できた。そのレストランは同ビルのホテルの最上階にあり、眺めや雰囲気がとてもいい。ホテルの予約もとってあり食事の後はホテルの一室に行き、2人で過ごす予定だ。そうだ、部屋にケーキも運んでもらおう。プランにあったはずだ。高級パティスリーのケーキを頼む。これはエマが好きなケーキだからきっと喜んでくれるだろうなと、今から胸が高鳴る。2ヶ月前にはオーダーメイドの指輪を頼んだ。オレンジのバラも用意するし、いい夜になるだろう。僕はやろうと思って出来なかったことは一度もないのだからプロポーズも成功させる。

    1ヶ月後
    🧡
    ノーマンに1ヶ月後の夜を空けといてくれと言われた。取引先と食事でも行くのかな?ドレスコードがあると言われたしお洒落して行こうかな。そう思ってたらノーマンから珊瑚色のワンピースを貰った。来月はこれを着て来て欲しいと言われた。ノーマンがプレゼントしてくれたのだから着ていこう!
    昼休み、一緒に食事をしていたギルダにその話をしたら
    「わぁ!ステキ!ねぇエマ。せっかくだから髪も何かしたら?私やってあげる!」
    いつもは胸まである髪をヘアゴムでお団子にしている。しかし、ドレスコードがある店にこのままいく訳にも行かないだろう。
    「ほんと?なら、ギルダお願い!」
    そう言うとギルダは、
    「任せて!とびきり可愛くしてあげるわ!」
    取引先との食事だし可愛くする必要はあまりないと思うが、張り切ってくれているようだし任せよう。

    その日の夜
    💚
    ギルダから連絡があった。プロポーズの日エマにヘアアレンジをしてくれるそうだ。ママや年長組にはエマの誕生日にプロポーズをすることを伝えていたので気を利かせてくれたのだろう。ありがたいことだ。
    あと1ヶ月。指輪も受け取れたし、バラの手配も済んだ。抜かりは無い。また、仕事の調整も上手く行きそうだ。これなら前日に下見も出来るし、当日と翌日もゆっくり出来るだろう。

    8/21 プロポーズ前日
    レストランの下見に来た。受付にいた長身で、グレーの髪に赤のメッシュが入った男性の店員に名前を伝えると
    「グレイス様。ご来店ありがとうございます。本日は下見でございますね。ご案内させていただきます」
    店員はそう言うと、店にある料理やお酒の説明を細かくしてくれた。
    「当店では、オリジナルカクテルをお作りすることが出来るんですよ。また、ホテルにご宿泊なさるのであれば、当店に置いてあるワインやシャンパンをお部屋にご用意することも可能です」
    その話は知らなかった。ならばエマと料理に合うカクテルを用意してもらおうかな。後は前飲んで美味しかったシャンパンを部屋に運んでおいてもらおうかな。
    「でしたら、明日、同行者に合うカクテルを作っていただいていいですか。甘口で」
    「かしこまりました。お口に合うものをお作り致しますね。次はお席の説明をさせていただきますね」
    僕が礼を言うと、彼は店の奥へ進んで行った。案内されたのは、窓際の席で昼間でも綺麗な景色が広がっている。
    「こちらのお席はご覧の通り、開放感がありつつ、半個室になっており他のお客様との接触が少ない席でございます。また、明日の夜は晴れ予報なので月も綺麗に見えるかと」
    それは嬉しいな。夜景もきっと綺麗なんだろう。他の人に見られるのが嫌というわけではないが、せっかくなら2人きりの空間の方が良い。
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