ラーゼス・エンドール🧪
(ラーゼス・イブン・レンドベウス・グラウヴァー・マデリア・エンドール)
*539年9月22日生まれ ???歳没
古代◆5世紀種Γ(ガンマ)型
身長192センチ
怨嗟の悪魔。アンデモニオに所属する悪魔の一人。硫酸に憑依している。
優秀な悪魔を多数輩出する名家の生まれであり、父親も天罰型。彼から家を継ぐ者として期待されるが、それに応えるほどの才能がなかったため虐待を受けて育つ。母親はラーゼスを産んですぐに失踪し、生死も不明。
虐待のストレスから逃れるため、獄校に入ってからはブスなクラスメイトに目を付け身体的、性的な苛めを日常的に行っていた。生まれた時から加虐嗜好を持ちブス専だった彼にとってこれは愛情表現でもあったが、当然それが被害者に通じるはずもなく、獄校を出てからしばらくした頃突然結託したいじめられっ子たちから暴行を受け、全身に火傷を負い角としっぽも焼失。その姿を見た父親からもついに見放され、散々罵倒され末に家を追放された。
その後は生来の暴力的な気質からどの悪魔にも受け入れられず、居場所を転々とする日々を十数年間過ごす。最終的に流れ着いた6番街で自身を殺そうとしたアンデモニオの女を逆に殺してしまい、現場を見たスルクの手でアンデモニオに導かれた。
昔は父の前以外では明るく振る舞っていたが、今は滅多に表情を動かさず仏頂面でいることが多い。内心は常に自身を受け入れなかった悪魔への恨みと自己否定に苛まれている。体が大きく顔も整っているのも相まって近寄りがたい雰囲気。見た目通り腕っぷしはかなり強い。
5番街サーラナマ出身。現在は6番街ロエラナマにいる。仕事がない時は街中をブラついており、好みのブスを誘拐しては死ぬまで虐待している。
好きなもの ブスな悪魔、和菓子
苦手なもの 酒、たばこ、父親
趣味…というか今一番楽しいこと 自分好みのブスを誘拐して遊ぶこと
能力 唾液に催淫効果があり、キスや傷口を舐めるといった行為で相手の体内に流し込むことで効果を発揮する。自分で唾を飲みこんでも効果はない。随時発動型。性行為の度に半ば無意識レベルで発動させている。
「テメェに恨み?あるに決まってんだろ。分かったらとっとと死ねや」
「別に、何でも……ぶっ壊せりゃそれで」
「綺麗な目、してますね」
スルク・ガーランド💉
(スルク・ウズ・アーヴィオラ・テンユウ・ルカロイ・ガーランド)
*433年7月19日生まれ 668歳の頃ダステンに殺される
近代◎7世紀種Θ(シータ)型
身長178センチ
隠微の悪魔。アンデモニオに所属する悪魔の一人。毒の入った注射器を武器にする公正型。
反悪魔派の両親のもとに生まれる。そこで彼らの価値観を叩き込まれ、反悪魔派の尖兵として育てられようとしていたところを、洗脳が本格化する前に姉の手で親元から引き離され、彼女の元で育てられることに。
今のスルクと同じように公正型として働いていた姉は非常に多忙だったが、そんな中でもスルクが両親とは違うまともな悪魔に育つよう愛情をもって懸命に育て上げ、スルクもそんな姉を心から愛し、慕っていた。
寄り添い合って幸せに生きていた姉弟だったが、そんな日々は姉の突然の自殺という形で終わりを告げる。
ショックを受けたスルクが独自に姉の死因を調べたところ、ある筋から姉が自殺の直前ダステンと会話していたという情報を得て、彼が何かしたに違いないと断定。姉の手で封じ込められていた悪魔への憎しみにダステン個人へのそれが加わり、彼へ復讐するため公正型となる。やがて仕事を通じてアンデモニオの存在を知り、自ら彼らの仲間となった。
温厚で人当たりがよく、一見反悪魔派であることなど感じさせない好青年。しかしそれは無意識に生前の姉の言動をなぞっているためである。内心では警戒心が強く、踏み込んでくる相手に対し胡散臭い態度で煙に巻くことが多い。例外的にアンデモニオのメンバーには懐いており、特にバリーのことを深く慕っている。
自分の体が灰になって崩れていく瞬間が好きで、時々自分の手などを切り落としている。
郊外のとある反悪魔派の集落出身。姉に引き取られた後は彼女と共に2番街レーラナマに移住している。現在は6番街ロエラナマで一人暮らし。
好きなもの 毒のある植物、素直な人、梅干し
嫌いなもの コーヒー、雌の公正型
趣味 医学、薬学の勉強
能力 他人に思考を読まれそうになった時、本心とは全く違う思考を読み取らせること。その際相手に伝わる思考はランダムで、スルク自身にも選べず相手から聞かない限り知ることもできない。常時発動型。
『何でもやりますよ。さあ、ご命令を』
『皆崇め過ぎだよねぇ。あいつはあの表面通り、人の命を奪っても何とも思っていないただのサイコパスなのに』
『今何か別のこと考えてそうでしたね?折角一緒にいるんだし、何かもっと見ることとか考えること……ないです?』