タイトル未定 夜の120番道路、ここに生息していないはずのバルビートがいると聞いて、早速ユウキはダイゴと共に調査に繰り出した。生息地が広がったのであれば、図鑑の更新が必要になる。早めの事実確認が必要だった。
ダイゴを誘ったのは、彼が数日前、最近は自分のところまで辿り着くチャレンジャーがいないとこぼしていたためだ。ユウキは、人手が必要だから、暇なら付き合ってくれ、という要求をオブラートに包んで提案し、二つ返事でダイゴが了承した。
ハルカは保護したポケモンの世話で手が離せないそうだし、ミツルはそもそも連絡が取れなかった。彼のことだから、修行に集中しているのだろう。他に、過去に戦ったことのあるトレーナーたちも誘おうかと考えたが、ただでさえ見つけにくいバルビートが相手なのだ。大人数で押しかければそれだけ警戒されやすい。
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