マシュセル小説進歩 それは時たま訪れる癒しのひと時。
マッシュの近頃の生きる糧。は、ちょっと言い過ぎかもしれないが、シュークリームのちょっと次くらいに脳内を占める好き度合い。
「セルくん、セルくん」
「…………ん、?」
「大丈夫? 眠たいの?」
「………むくなぃ」
「ほんと? すごく眠たそうな声だよ。疲れてるんだろうけど、髪乾かさないと。お肌に薬?塗らないといけないんじゃないの?」
「うう……」
薬じゃない、と言いながら、セルはマッシュの肩から顔を持ち上げた。くしゅくしゅと目を擦って、まるで小さな子のようだとマッシュは思う。赤くなるよ、と萌え袖になっている手の甲に触れれば、すんなり離れるけれど、やっぱり目尻が少し赤くなっていた。
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