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    yuyuoniku

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    yuyuoniku

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    漆黒天の始の語り感想メモ(初見、映画未視聴、ネタバレ有)

    漆黒天 始の語りみたよ〜!!漆黒天の舞台の配信みたよ〜!!

    でも陽之介と旭太郎どっちも救われなくて悲しくなってしまった、、
    どっちかを選べって言われて選んだとしてもどっちも不幸になってしまうし、ならふたりが出会わなければ良かったのではと思っても双子の運命とか業というのは深く絡みついている、というか一体のものであるからきっとふたりとも逃れられなかったし、漆黒の天すらそれを観ていることしかできないんだよなで絶望

    舞台の雰囲気がすごく良かった、深い森、かと思えば岩場、沼の奥底にも見えるし骸の山にも見える、
    照明もめちゃくちゃ素敵で、特に良かったのが「舞台を二つに割る」というのがさいこうだった、、
    明転してる方がかなり光が強いからか、暗転している方が真の闇というか
    襖とか布団とかの場面を作り出す道具たちがすごく滑らかに出てくるので場面同士の繋がりが柔らかくて、ページを開く「本」というより「絵巻物」をみている感覚になった、

    荒木さんめちゃくちゃ良い、、
    青江の芝居しか拝見したことがないのであれだけど、青江ってすごくしっとりしてて仄暗い湿った雰囲気が強い気がするのに、陽之介は柔らかくてすごく朗らかで暖かいし、陽之介が旭太郎に変態していくにつれてどんどん声が冷えていって旭太郎が幼い頃から受けてきた、埋められた土の冷たさとか、冷たい夜とか、他人からかけられた冷たい言葉や扱いとか(これは全部妄想)がどんどん滲んでゆくのが素晴らしかった
    殺陣もやっぱりすごく良い、芝居なんだけど確かに人を殺す、刀で斬るという行為に命の重みがあった、、ちのにおいがする、
    でも荒木さん自身に品があって麗しいからどれだけ血に塗れても美しさを失わないのが素敵だね

    くらちかさん、かわいい
    なんていうかしゃべり方や立ち居振る舞いが高貴で綺麗な人だと思った
    陽之介に対しての想いも素敵だし、きっとこれからもずっと想いを伝えることはないんだろうけど、「陽之介と旭太郎を並べられても見極める」と陽之介に対して言い切ったり、「このままずっと、日向の道を歩いてほしい、陽之介を幸せにできるのは俺だけだ」って陰間のお姉さんに溢したり、本当に愛情深いひとで好きだ
    梅津瑞樹ってどこかで聞いたことある名前だ、、ってなったけどもしかしてちょぎくんの人か〜!そりゃ高貴なわけだ
    これはちょうぎくんそのものだな、、

    陰真のお姉さん美女すぎる
    くらちかさんに言い寄るのとか、も〜かわいくって優しくって、仕草が繊細で最高だった
    死にたがってるようなことを言うのにすごく生きることにも愛情にも縋っている歪さが女らしい、でも殺陣は豪快でかっこいい
    最後にくらちかに対して、「名前を呼んで」とお願いするの愛らしい、、呼ばれないまま死んでしまうのが寂しいし救いたくなった、、めちゃくちゃ好き

    座頭のライさんがいちばんかっこいい!
    盲目の剣士ってだけでバチボコにかっこいいよな
    「目が見えてるみたいに戦う目の見えない人」の芝居ってめちゃくちゃ難しいとおもうんだよ、、
    この座頭のライさんの最後の戦いが最高にかっこよくて、お経の声が本当に良い響きだったし、くらまさんが一度斬ったライさんのことを覚えているっていうのが良すぎて天を仰いでしまった
    ライさんが絶命した後、くらまさんはライさんのことを「戦に取り憑かれた者」っていう表現をしたのだけど、わたしにはライさんに毘沙門天みたいな軍神、というか、戦いの神様みたいな神聖さを感じました、本当にかっこよかった

    どの場面も良かったんだけど、わたしは「俺は誰だ、俺の人生だ」って富士さんをギュッて抱きしめるところが好きだなあ
    わたしはこの場面の荒木さんは陽之介だと思ってて、陽之介にとっての「俺の人生」が富士さんなのがすごくかわいらしいし愛しているんだなっていうのが伝わってきた
    あとこの後すぐ殺されてしまう富士さんが真っ赤で夕焼けに染まった赤富士みたいで、去っていく陽之介が血の池で泳ぐ錦鯉みたいで美しかった、、

    漆黒天、雰囲気が手塚治虫のどろろみたいですごく素敵だね
    観ているこっちまで今舞台にいるお面をつけた男とお面をつけていない男、どっちが陽之介で旭太郎なのかわからなくなってしまった、でもふたつの体をひとつしかない心を分かたれて宿った命の双子だからどっちでもあったのかもしれない

    陽之介が途中自分がどっちなのかわからなくなった時にみんなが「わたしにはわかる」って口々に声をかけていたのを聞いて、同位体がたくさんいる刀剣男士から「自分が誰だかわからない」って言われたらどうしようって考えた
    多分「わたしにはわかる、どこにいても見つけ出す」って返すけど、実際は本当に姿形が同じ、ひとつの心を分かち合った者たちを何で分別して何で自分の物だと認識するかって悩んでしまった、、
    刀剣男士の中のわたしと過ごした記憶がもしなくなってしまったらもう手掛かりを失ってしまうので陽之介と富士さんと同じようになってしまうのかもしれないなあって怖くなるね

    漆黒天みてすごくよかったな、きっと見落としてたところもあるのでまたちゃんとみかえしたい、
    映画も観たいし舞台もいきたいよ〜、、
    ところで配信、全景の定点で良かった、、スイッチングでアップとかになって荒木さんの顔面まともにみたら絶対好きになっていたので多分危ないことになっていた、ほんと〜にこう、冷たくて上品なファンタジー男が好きすぎるんだよな、、
    来月の青江の単騎もたのしみだね
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