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    yuyuoniku

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    2社で推し香水頼んだので比較と感想のまとめだよ
    夢女みんな推し香水注文しろ

    推し香水のまとめ9月下旬、推し香水を2種類頼んだ。鼻で推しを吸いたい、目と耳ではもう足りない、その一心で。
    (わたしは推しという表現をする自分が好きではないので日頃は好きな男と表現しているが、今日は便宜上推しと表現する)

    ひとつはScently、もうひとつはCeles、推しを香りで表現してくれるサービスがあるだけでとんでもねえのにそれがふたつもあるのが驚きだ。
    なんだかここ数年、よりオタクに優しいというか狙い撃ちにするようなサービスが多すぎる、人権を通り越して福利厚生ぐらいに優しい、、ありがとう、ありがとう、、

    ふたつとも頼んだ結果、どちらともめちゃくちゃ良くて、全オタク注文してくれ〜!狂え〜!!!と思ったので良かったところを詳しく書き残しておこうと思う。


    まず、ざっくり2社の比較?をしておく。
    推し香水を提供するサービスはだいたい同じだけど、細かいところが違うので、これから注文しようとしている人はちょっと注意した方がいいかもしれない。
    Scently :
    オーダーシートから調香師が解釈を読み取り、こだわった香りを選んで調合してくれる
    なんと送られた文章から何を解釈してこの香りを選んだか、とか詳しいお手紙までついてくるし、その手紙で推しの新たな一面が見れて最高になる
    Celes:
    推しについて書いてそれを読んだスタイリストの人が市販の香水から選んでくれる

    自分のために作られた香水か、既存の香水から選ばれるかは結構でかいと思う、
    わたし個人としては、愛している男のにおいを市販の香水如きで表現されてたまるかよと思っていたところがあったのでScently一択であったが、これは後程覆され、今ではCeles の靴もべろべろ舐めることになる。


    次に細かいところの比較、

    ①注文
    推し香水を頼む手順だが、二種とも推しを言語化する必要がある。
    Scently:
    めちゃくちゃ細かいオーダーシートを記入する。質問形式なので文章に自信がなくても書きやすい。
    Celes:
    「自由記述」ドン!
    無から推しを語る。推しの名前書いておくだけでも良くて、その場合はスタイリストさんが検索してくれて推しに合う香りを選んでくれるらしい。

    これがいちばん大変で楽しい作業!
    正直気が狂ってないとできないことなので、Scently の方はフォロワーさんと通話しながら一緒に書いてもらった。
    Scently のオーダーシートは本当に細かい、この香水は普段使いしますか?とか、キャラクターの年齢は?とか、セクシーさとか、そんなものまで?!みたいなことを山ほど聞かれる、めちゃくちゃ丁寧に聞かれる。
    オーダーシートを一緒に書いたフォロワーさんとは夢女すごろくで日々ぶつかり稽古をする仲なので、お互いの推しについても"友だちの彼氏"ぐらいには知っているつもりだったのに、似合う飲み物とか聞かれてびっくりしちゃった。
    「年齢って、、刀だよ?!」「わたしの推し何歳に見えます?!」「平安末期って何年前」みたいな、めちゃくちゃ盛り上がるので友だちと書くのも楽しいからおすすめ。
    質問は多いけど、推しの名前を書く欄がないからほんとうに語ったことがそのまま香りになる。
    曲名が歌詞に入らないみたいな感じがなんかオシャレでわたしは好き。

    一方Celes は推しの名前(正式名称じゃなくても良い)と推しについてご記入くださいの二項目しかない。潔い。
    面倒な人とか文章力に自信がなさすぎる人は推しの名前の正式名称書くだけでも良いと思うけど、そもそも推し香水欲しいなんて願望を抱くオタクは狂っているので多分自分で文章書くだろうなとわたしは思うし、推しと向き合うきっかけになるのでできれば書いて欲しくある。
    Scently の方はフォロワーさんと書いたけど、こちらは夜中に思い立ったこともあり、わたしは野に放たれた夢女となり、ひとり孤独の中ひたすらに推しを見つめ、推しに見つめられ(見つめないで)、深淵の中を踠きながら推しへの想いを文章を書き綴った。
    向き合い続けるうちに日頃の夢女すごろくで鍛えた妄想力の甲斐もあり、途中推しとの ない思い出話 とか書き始めて1万文字ぐらいになって焦ったけど、消して消してを繰り返し、結局Scently とほぼ同じ文章を書き、なんとか3千文字程度で済んだ。
    途中わたしは夢小説書いていた、見ず知らずの他人に自分が主人公の夢小説読ませるところだった、危ない、推しの唯一の汚点として「わたしに好かれてること」って書かれては堪らない、誇り高いオタクでありたい。


    ②価格とか届くまでの待ち時間
    これは個人の価値観だからどっち選んでも良いけど参考までに。
    Scently:
    10ml(200プッシュ)
    2980円+480円(送料)
    9月18日夜に注文、10月5日午前に到着
    ※オーダーシート送信の後、決済が届いたメールで決済が必要
    Celes:
    試香のみ、0.75ml(15回プッシュ)、2.5ml(50回プッシュ)から選べる
    試香のみ 500円、0.75ml 950円、2.5ml 1800円、これに+450円(送料)
    9月20日深夜に注文9月28日昼に到着
    ※ムエットでも良いけど自分の肌に乗せると推しと混ざり合う女になれるので0.75ml良いぞ

    ③香りの解釈度
    これが心配なひとも多いと思うけど、どっちでも死ねるから安心しろ。

    Scently:
    一緒に頼んだフォロワーさんに届いた香水の話も聞いて、自分に届いた香水の感想も合わせて考えると、この調香師さんはすごく優しい良い人(何人いるかは知らない)
    推しの悪いところも書いたのに、とても素敵な言い換えや香り選びをしてくれて、推しのことなのにわたし自身の自己肯定感が爆上がりになるし、そういう悪いところも愛おしいと思っているのをわかってくれて本当にありがとうございます!!!という気持ちになった
    わたしの推しは悪魔みたいな男のはずなのに、優しくて穏やかな赤ちゃんのような香りになったけど、これはこれでありだしむしろ知らない一面に気付かせてくれてありがとう!わたしの推しは天使だったわ!!!
    知らない一面を知りたいひととか、さらに解釈を深めたいひとにおすすめかもしれない、解釈レター最高
    Celes:
    これは自分の頼んだものの内での比較になるが、Celes のスタイリストさんは本当にわかりやすく推しでぶん殴ってくる人
    悪魔みたいな男と送ったら本当に悪魔の香水送られてきたし、明るくて元気で狡猾な男と送ったら本当にその通りに送られてきた
    わたしの支離滅裂文章をよくぞここまで精緻に読み取ってくれたな?!足向けて寝れない
    わかりやすく推しで殴られたい人におすすめかもしれない


    以上で細かい比較は終わりになるが、どちらも甲乙つけ難いしつけてはいけないなというぐらい素敵な香りを選んでもらった。
    近いうちに別の推しでまた注文したいし、他人の推しの香水嗅ぎたいし、他人に推しの香水嗅がせたいし、みんなもやってほし〜、感想聞きてェ〜、、
    推し香水おすすめです、人生が豊かになる。


    今回届いた香水の感想もついでに書いておく。
    香水に詳しくないからざっくりだけど最高だったから見てください。

    [Scently]おおでんたみつよの香水
    最初柑橘の匂い、なんかめちゃくちゃかわいいにおい
    爽やかで青っぽくて明るくてパリッとした感じの白いシャツが似合う溌剌とした若い男性のイメージ(ソハヤじゃん)
    これと似た香りのお兄さんが知り合いにいるが、めちゃくちゃかっこよくて見た目がイカついので、「推し、あのお兄さんと同じタイプの男なんか、、?」という気持ちになる、最高
    わたしは柑橘の香りが恐ろしく飛びやすい肌質なので柑橘は1分も経たず消えたけど、そのあときたハーブっぽい香りも爽やかで素敵だった
    こんな万人受けしそうな香りも纏うなんて、推しはTPOわきまえて香水を選べる男なのかもしれない、、好きだよ、、、、
    その後さらに甘さが引き立ってきて、2時間もすると「赤ちゃんの肌の匂い」に変わった
    悪魔だと思ってた推しは赤ちゃんだったってワケ
    この香水、わたしと解釈が違いすぎてびっくりしたけど、本当に新しい一面ばかり見えてすごく良かった
    たしかに推しは赤ちゃんかもしれない、すごく甘えてくるとこあるもんな、、(幻覚が見えている)
    悪魔みたいな推しが人に好印象を与えようと一生懸命選んだ匂いだと思うと涙が出てくる、ありがてえ、、ありがてえよ、、、、
    トップノート ベルガモット、柚子
    ミドルノート ナツメグ、バジル
    ラストノート パチョリ、シダーウッド

    [Celes ]おおでんたみつよの香水(Serge Lutens – La couche du diable)
    めちゃくちゃ薬、スパイス入りの酒、お葬式、熟れた果実、甘くて重たい煙草の煙
    何言ってんだと思われるかもしれないけど、ひとつの香水でこれだけ匂いが変化した
    ほんとうにものすっごい香水だった
    全部推し、全部推しのにおい、
    薬品棚に囲まれた推しも、飲み掛けのスパイス入りの酒を差し出してくる推しも、葬式の供花に埋もれる推しも、熟れて腐りかけた果実を啜る推しも、夜中外の街灯の光だけが窓から差し込む部屋のベッドでしわしわのシーツに巻かれて甘くて重たい煙草の煙を吐き出す推しも、全部見えたし見たことある
    これがわたしのおおでんたみつよの香水の正統な大正解すぎた
    気がおかしくなった
    トップノートがどうとかは不明だけど、ウード、ラブダナム、オレンジ、ローズ

    [Celes ]ソハヤの香水(DAWN Perfume – Taj Garden)
    推しのついでに推しの兄弟も頼んどくかというわけで頼んだら見事にボコボコにされた
    わたしはいつも「ついでのソハヤ」に殺されるのをいい加減にやめたい
    爽やかで苦味のある柑橘、は肌質の所為ですぐになくなるけど、雨上がりの朝日に照らされた青々とした初夏の美しい花が咲き乱れる庭の香りが大変心地よくて良い
    照らす朝日の清浄さ、花の瑞々しさも良いが、新緑の青っぽい香りが優等生ではない彼のちょっと棘のあるやんちゃなところを表している
    明るくて元気で天真爛漫でかわいらしくて素敵な笑顔の彼にぴったりな香り
    時間が経つにつれて甘さがのぞいてくるのが彼のみせる優しさのようで最高だ、、ありがとう、、、、と感動したが、注文時に書いた「嫉妬深くて狡猾な面もある」というヤベー男要素がこの香水の中からはわたしは感じられなくて一緒に頼んだ推し香水のとんでもなさと比べたら威力が弱い、、とちょっとだけ残念
    でも嗅いでるところを夢女すごろくしながら見守ってくれていたフォロワーさんから、「それは彼があなたに見せたい面なのでは」と言われて死んじゃった、まさに青天の霹靂
    「そうだった、計算高くて狡猾なあの子がそう簡単に隙を見せてくれるわけないよな」
    わたしは瞬間に、自分の解釈の至らなさを恥じ、床に膝をつき手を組み、選んでくださった方に許しを乞うた
    自分の肌質が甘い香りが残りやすいこともあつて、「肌に自分の匂いをエグいほど刻み込んでくるヤバイ男」が朝になっても"居た"ので気が狂った
    トップノート オレンジ、ベルガモット、ケール
    ミドルノート センティフォリアローズ、ジャスミン、マリーゴールド、ジンジャーリリー、ジンジャー
    ラストノート ホーウッド、ガイアックウッド、シダーウッド、サンダルウッド、ターメリック、ベチバー
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