Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    donuthole.online

    絵を描くことや話漫画を描くことが好きです。
    ツイステと刀剣乱舞やってます。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    donuthole.online

    ☆quiet follow

    今年の1月から刀剣乱舞オンラインをやり始めました。これが刀剣乱舞か、と思っていたら突然大侵攻が始まり動揺しました。動揺のあまり色んな思いが溢れてきまして、その思いをスマホのメモに書き留めました。書き留めるだけでいいと思っていましたが、友人からポイピクを教えてもらったので思い切ってあげてみます。不快に感じる内容でしたら申し訳ありません。初めての事なので色々とご容赦頂けると助かります。

    #刀剣乱舞
    Touken Ranbu

    三日月宗近のことはよくわからない三日月宗近のことはよくわからない。
    「俺の名は三日月宗近。まあ、天下五剣の一つにして、一番美しいともいうな。十一世紀の末に生まれた。ようするにまぁ、じじいさ。ははは」

    天下五剣? じじい...、謎の貫禄はあるけど見た目は若々しい青年、
    美しさ、...は、たしかに。

    というか、三日月だけじゃない、私はこの世界のこともよくわからない。

    ある日、街でステキな男の子を見かけて、目の保養になんて思って眺めていたら目が合った。目が離せない。いや、まるで吸い込まれるようだ...と思ったら、この世界のに私はいた。


    「こちらが主様の本丸になります。」
    フォルムは愛らしいのだけど、どこか冷たさを感じるきつねが言う。
    どうやら私は「審神者」というものになったらしい。
    「名だたる刀剣が姿をかえた“刀剣男士“たちを集めて育て、歴史改変を目論み過去への攻撃を仕掛けてくる“時間遡行軍“を討伐してください。」と言うきつねの横には、吊り目の綺麗な顔をした男子がいる。
    彼が「刀剣男士」のようだ。
    「あー。川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど、性能はいい感じってね。」
    今のは、...自己紹介なのか?

    状況が理解できないまま、「さっそくですが」ときつねに促されて、目の前にいる“加州清光“を合戦場に送り出さねばならなかった。

    合戦場から戻ってきた彼は深傷を負っていた。傷から血が滴っている。
    狼狽える私にきつねは「傷付いたら手入れをすれば大丈夫です。」と言った。
    たしかに、彼が本丸の手入れ部屋に入って数時間後、出てきたときには傷は塞がり戦いに行く前の状態に戻っていた。
    私の知る常識は通用しない世界のようだ。

    “時の政府“から与えられた任務をこなしながら必要な事を覚えていった。習うより慣れろという感じだった。
    任務遂行のためには刀剣男士達に動いてもらわなければならない。本丸の維持のための人員としても彼らは必要不可欠だった。なので本丸の鍛錬場で刀剣を鍛刀したり、戦場で刀剣を見つけて刀剣男士を増やしていった。

    出陣の部隊編成、資源や資金の調達方法、内番表など、私の主な仕事は刀剣たちにどう動いてもらうかを決める、ということのようだ。手探りでやっている新任審神者にとっては天手古舞の毎日。そんなある日の月夜に、政府の配布によって我が本丸に三日月宗近はやって来た。


    「おいおい、ちょっと待ってくれ。」
    とある戦場で隊長の三日月宗近は言った。
    私は何を待つのか一瞬よくわからなかった。が、五虎退が先刻の戦いで重症を負っていた事に気がついた。重症状態で軍行を決行すると刀剣が折れる可能性がある。折れた刀剣は二度と元には戻らない。人間にとって死に値することを私は見落としていたのだ。
    直ぐさま軍行を止め本丸に帰ったが、私は自分の未熟さを思い知って落ち込んだ。三日月が止めてくれなければ五虎退を失っていたかも知れない...。
    そして、実のところその時の私は五虎退を失うことの恐怖より、三日月にたしなめられたことの方がショックだった。何かが...、自覚や覚悟が私とは違うと感じた。
    本丸に戻った三日月はいつものマイペースぶりを発揮している。私の戦場での失態を責める感じはなかった。

    刀剣男士は、「精神と技をこめて造られた刀剣が人の形となった付喪神」。
本来、神である彼らにとっては、神格の低い審神者は自分達よりも格下の存在であるはずだが、 刀剣にとっては神格よりも自分の持ち主である事の方が重要で、彼らは審神者を「あるじ」や「ぬし」などと呼ぶ。

    しかし、やはり彼らは名だたる刀剣で、歴代の主も学校の歴史の授業で習うような強者ばかり。私のような現世でも取り柄のない普通の人間の未熟な指示に、内心は呆れているかも知れない。格が違いすぎる。
    などと考えながら歩いていると角で誰かにぶつかった。三日月宗近だった。
    勢いで、私が三日月に抱きつく形になってしまった。
    「お、スキンシップと言うやつか?あっはっはっは、いいぞいいぞ、触ってよし。」という軽い声が頭の上から聞こえる。
    三日月の言葉にイラッとしながら
    「ぐ、偶然だよ!」
    と三日月から離れ、大袈裟に足音を立てながら私はその場から立ち去った。
    歩きながら、「三日月は桜のいい匂いがして、瑠璃色の衣は冷たい。」などと思った。
    私は立ち止まり、大きく息を吐いた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works