序章封神された後、こんなにも充実…もとい繁忙極まる仕事人の毎日を送る事になるとは少しも想像していなかった。
黄飛虎も、そして聞仲も…
駅に逗留していた期間がヒマ過ぎたというのもあって教主-楊戩から新たなる仙界、神界の構築構想の全容を知らされた時は現世で数々の修羅場を乗り越えて来た二人ですら冷たい汗が出た。
自他共に認める天才で努力家の完璧主義者というのは少々理想が過ぎるのかもしれない。
妖怪出身と人間出身の者が混ぜこぜに封神され
更に身分の高い立場だった者、そうでは無かった者が混ざっている状態で揉め事が起こらないはずが無く、日々勃発する問題の解決と神界の構築任務、挙げ句人間界への助力という出向業務まで能力の高い者には容赦なく仕事が積み上げられた。
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