蘭カクケツ叩き※キャラブックの設定有り。
※出会いとか一部妄想の範囲。
※ずっと蘭が考えてる。
──それは、蘭が唯一王と認めた人が連れてきた下僕であった。
灰谷兄弟といえば六本木のカリスマとして一目置かれている存在である。兄の蘭、弟の竜胆と極悪の世代に名を連ねている。S62世代などとも呼ばれている。そんな灰谷兄弟が天竺というチームに所属することとなって界隈はやや騒然となった。
黒川イザナは褐色の肌と、菫色の瞳と、白菫の毛色という日本人離れしたその風貌からは想像もつかないほどの腕っぷしの強さ。速さも備えていて、そして「王」であった。本当のカリスマってこういうやつのことを言うんだろうな、と蘭は思う。
「黒川イザナが新しく作るチームに入らないか?」
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