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    pheas357

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    pheas357

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    https://poipiku.com/IllustDetailPcV.jsp?ID=616318&TD=4445765
    ↑の続き部分。
    一度ボツったけどせっかくなので。

    ……………………………………………………………………………………一応完結済?だけどそのまま持ってきたので推敲とか全然してない✹(゚∀゚)アヒャ

    ふと目が覚める。まだ夜は明けていないらしい。
    なんだかおかしな夢を見たなあ、と、横になったままでミツルは考える。
    プリンに醤油をかけたらバチンウニの味という話は時々聞いた事があったが、まさか実践する夢とは。
    けれどもネジキはたしかに好奇心で試してしまいそうだとは思った。もしかしたら既にやった事があるのかもしれない。
    それに、プリンをお菓子とポケモンで間違えてポケモンのプリンに醤油をかけようとするだなんて、いくら何でもおかしいったらない。
    いったいなぜこんな夢を見たのか。原因はなんとなく分かっている。
    数日前、ダツラがかなり古い本を見つけてきた。魔法について研究していた何者かが書いたものらしく、ある程度は解読が出来たという。
    ただ、一部が消えたり紙が破れたりして何が書かれていたかわからなくなっている部分もあった。
    何かの魔術の手順を記した部分らしく、ほとんどは読める状態だったために、最後の欠けた部分がどうなっていたのか実践して確かめようとダツラが言い出したのだ。そして想定内というか、ネジキまで一緒にやると言い出した。
    もしも何かあったら止めてくれとミツルとカトレアに言って実行した結果、ダツラとネジキはバチンウニに変身してしまった。幸いというか、暴れまわったりはしなかったものの、中身までバチンウニなのか人間の時の意識が残っているのかもよくわからず、ダツラの研究室を漁ってどうにか元に戻す方法が書かれた部分の解読メモを見つけ出した。
    せめてそこが解読出来ていたのなら事前に材料くらいは揃えておいてくれと思いながら、カトレアに2人というか2匹の世話をまかせて、あちこり回り歩いた。さっそく嬉々としてキャベツを与えていたから、まさかとは思うが元に戻せないなら食べてしまうつもりでは、と心配になる。
    思い出してしまったら二度寝する気にもなれない。必要なものはあと1つだけだから、出来るだけ急いで見つけるためにも今から動いた方がいいかもしれない、と思って起き上がった。

    本格的な日の出まではまだ少し時間があると思っていたのに、突然陽光が目を射る。驚いたミツルは一瞬両目をきつく閉じた。眩しくてたまらない、というほどではないものの、周囲は朝日の光で満たされているようだ。
    もう一度ゆっくりと目を開いた。そこにある見慣れた壁と天井に、自分はいったいいつ帰宅したのだろうと思う。
    ぼんやりとネジキとの約束の時間までどれくらいだろうと考えて、そこでこれはおかしいと思う。自分はバチンウニに変身してしまったネジキとダツラを元に戻そうとしていたはずだ。そのせいでなのか変な夢を見て……今その続きを見ているのか、それともこちらが現実なのか。続編のような夢を見た事も、夢の中でこれは夢だと気付いた事もあるが、今はどうなのか、もしかして両方とも夢なのか。
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