ある「元」光の戦士の6.01その10「ピクシー 仲直りの方法 おすすめ」
「どうしたんです、急に」
博物陳列館の螺旋階段のその先で、ベーク=ラグと議論していたモーレンがぽかんとした顔で聞き返す。
「ガーロンド社のデータベース検索システムは単語を並べると情報を出してくれたから……」
「ガーロ?よくわかりませんが、ピクシー族について知りたいということですね」
ガーロンドの名は通じなかったか。ミーン工芸館で実録システムが稼働していたし、こっちではアラグの方が知られているかもしれない。
「その通りです」
「とはいえ、ピクシー族に関しての資料は少ないんですよ。気まぐれでいたずらが好きというくらいかな」
そのくらいならフィーネも知っている。ただその気まぐれがよくわからないので聞きに来たのだが。
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