「ハルト、オレのちんこおかしいちゃんかも…」

いきなり口から発せられた言葉に、ハルトは思わず噎せ込む。ケホケホと空咳を繰り返す背中を、衝撃発言をしたペパーが強い力加減で摩る。
「ど、どうしたの！？、ケホッ、なに？なにごとっ」
「ごめんごめん、落ち着いてからでいいから」
落ち着けるわけがない。が落ち着かないと話もできないし話してくれなさそうだから、とりあえず呼吸を整えるべく努めた。
「もう大丈夫。で、どういうこと？」
「良かった。あのな、なんか、白い？ネバネバしてて、」
「あーーーー」
「あー、ってなんだよ！これって病気だろ！？」
今は夜ご飯を食べるからペパーの部屋で2人きり。最近ようやく付き合えた彼とのたまにしかないこの逢瀬。それがこんなことを大きな話題にしてしまっていいのか？と、ハルトは一瞬の内に思考を巡らせる。

アカデミーを卒業して2年。

パルデアの大穴から無事帰り道に辿り着けた仲であるオレたちは、また1つのテーブルを囲む友達でもある。

オレは卒業してからは修行の身であり、そろそろ他地方へと足を運んで、新しい料理を身につけようというところだ。
ネモ、ボタン、ハルトはオレとは違って、みんなリーグでパルデアの発展に貢献…というのは良く言った方で。実際はオモダカさんの『良い』部下として社会人としての第一歩を踏み出していた。

もう5月。
彼らは新生活でたぶん忙しなかったけれど、身体は慣れてきているはずで、ようやくご飯を食べようという誘いが出来た。何より学生時代からリーグにこき使われてるボタンから『ペパーのご飯が食べたい』と深夜でもないのに連絡が来るほどなのだから。もう結構慣れただろ。

【只不过是在吃巧克力】从收到学生给的第一份巧克力时，八朔才知道原来今天就是“情人节”。在收下巧克力后八朔才反应过来，为什么今日校园中的氛围意外浓厚。大家都热烈讨论着今天要给谁送出真爱巧克力，又或是讨论着希望能收到谁的巧克力，还听到不少巧克力的品牌，八朔只是在去往办公室的路上，就已经被校园中这般活跃的气氛感染到。八朔心中感慨到，如今青春期中少年少女们激烈的恋爱可真好啊，不像以往的旧时代，大家都羞耻于表达自己的爱意，在那时的环境也不允许学生表达自己的爱慕，而当今学生们都有了能够表达自己的权利与环境，真不愧是时代的变化！不过巧克力也不只是味道种类不同，八朔还从学生们口中也听了些“本命巧克力”，“义理巧克力”，“友情巧克力”之类，平时没听过的词汇，巧克力种类也太多了。