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    M0uRq

    @M0uRq

    時折書いたものを上げるかもしれない。
    メインは刀剣乱舞、fgo。

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    M0uRq

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    ヘクぐだ︎︎ ♀予定だったもの。
    難しく書きすぎた……。供養。

    ヘクトールは一介の英霊である。
    三桁を超えるカルデアの英霊の中の一騎。
    そんな彼が唯一、他の英霊にイニシアティブを取れるのは、マシュ・キリエライトの次にカルデアに呼ばれた古株だと言うことだった。
    長い長い旅路を越え、マスター藤丸立香との絆も己のトロイアと称する程に深まった。

    そんなある日のこと。

    ごく小規模な特異点に、マスターの護衛として同行したヘクトール。
    他に三騎、高杉晋作・織田吉法師・エミヤオルタという前回関わり合いになった英霊と共にレイシフトしたまではよかった。

    「で、見事にバラバラ……ね」

    ここは吉原。異郷の遊郭街のど真ん中。
    困ったように頬を掻く彼を、道行く人々は遠巻きに見ている。
    流石に目立ち過ぎると、物陰に入り霊体化しようとした瞬間だった。

    「おじさん!わたしといっしょにきてちょうだい」

    幼い声に呼びかけられ、振り返る。
    そこには年端もいかぬ幼女が、立っていた。
    時刻は夜。そんな時間に出歩く幼子など、エネミーが化けているのかと怪しんだが。

    「あちきが呼びんした」

    上から廓言葉。ヒラヒラと手を振る豪奢な女が見える。
    (まぁ他に手がかりも、なぁんもないしね)
    ヘクトールはその誘いに乗ることにした。

    幼子に案内され通された部屋は、質素なつくりの和室だった。……布団は敷いてあったが。

    「……で、アンタみたいな美人がおじさんに何か用かい?」

    飄々と振る舞うヘクトール。

    ※続かないよ!
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