【類司】新年早々、君って人は…『類…今から、その……お前の家に泊らせてもらうことって、できるだろうか……?』
「はい?」
そんな連絡が来たのは、年が明けてすぐのことだった。
年末年始。子供たちは冬休みだとはしゃぎ、大人たちも子供と遊んでやれる少ない休みだから、とフェニックスワンダーランドにやってくる家族連れも多い。
だから、僕らもショーを披露しようと休み前から計画を立てていた。
「なんていったって客がたくさん来るんだ! 未来のスターたるこのオレが、みんなを笑顔にしないで誰がするー!?」
「お~! いいぞー、司くーん!! みんながキラキラの笑顔に…わんだほいだね!!」
「フフ、楽しそうだねぇ。そしたら後ろの方のお客さんにも見えるように、いつもよりも派手に爆発させて…」
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