モーニングコール意識の向こう。遠くから自分の名前を呼ぶ声がする。少しずつ浮上していく意識に反してまだ眠っていたいと本能が駄々を捏ねるのでそのまま睡魔に身を委ねてしまおうかと思えば、むにっと摘ままれる感触。

「ぷはっ、」
「起きろ。」

眠りを妨げる息苦しさと声に促されて目を開ければ、視界に入るのは愛しの恋人。楽しそうに笑うシュバルツは可愛いのだけれど、男の握力に摘ままれた鼻が痛い。


「おひゃよう。」
「おはよう。」

チュッと可愛いリップ音たてて頬にキスがひとつ。これが唇だったなら最高なのになんて贅沢なことを思いながら身体を起こす。ハーマンが起きたのを確認して漸く鼻から手を離してくれた。


―…ピピピピ、

いったい何時なんだと思っていればタイミングよく鳴るアラーム。それを片手で器用にシュバルツが止める。

凪玲｜Alliteration叮
叮
叮

凪诚士郎胡乱摸索着枕边，手指碰着冰凉的背板，顺着侧边向上移动，找到了熟悉的按钮。

　　咔哒

　　世界回归安静。

　　不知过了多久，凪才用力打了个哈气，睁开因熬夜打游戏而酸涩的眼睛，躺在床上，一点不错地盯着天花板上的斑点。光柱透过严实厚重的窗帘落在床尾，刺得晃眼。估计已经快到中午了，凪揉揉眼睛想到自己睡梦中好像错过了什么。捞起一旁的手机，屏幕亮起，消息一条条蹦出。

　　

　　千切：凪，你准备送给玲王什么礼物啊？

　　斩铁：送高贵手表。

　　千切：笨蛋斩铁，那是高级手表。你不用准备了，跟着我们一起送就好了。

　　国神：感觉玲王什么都不缺的样子，礼物确实不太好想呢？

　　千切：一起送个大的怎么样？凪的意思呢？这小子不会还没起来吧？