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    シロサキ

    作業進捗とか、更新するようなのはこっちにポイ

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    シロサキ

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    【Web再録】
    たんよめしアンソロにて寄稿させて頂きました〜!!!多分初出しのはず🥳
    絵が少し古いので恥ずかしいですが、色んな方とご縁ができた思い出の詰まった作品です🍀✨

    #はらぺこわんこ
    hungryDog
    #第腐人格
    IDV Yaoi
    #探傭
    nortnaib
    #再録
    re-recording

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    ❤💖💞😍👏❤🌋💖💗👏😍💜💯🍑💚
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    mms67669483

    PROGRESS探傭長編の作業進捗

    生まれつき火傷痕のあるおかっぱちゃんと暗殺者くんのお話の序章部分。
    ジャンルでいうとファンタジーなのかな。

    ※スズメとおかっぱちゃんは別人として描きます。
    ※このあと暗殺者ナワーブが登場予定です。
    ※直接的な表現ではありませんが、少し残酷な描写があります…。


    最後のほうのノートンがお気に入り😇
    .

    .

    .



     
     
    「Sleepyhead, close your eyes, I’m right beside you(僕はここにいるから、目を閉じて)」
     
    薄暗い部屋の中から、子守唄が聞こえてくる。
     
    「I’ll protect you from harm, and you’ll wake in my arms(安心してお眠り。眠りから覚めても、君はまだ僕の腕の中にいるよ)」

    少し舌足らずな声が小さな部屋をゆりかごのように揺らす。
     
    オレンジ色のランプに照らされた小さな手は、ベッドに横たわる1人の青年の額を優しく撫でていた。
     
    「ねえ、スズメ?ぼくまだ眠くない…」
     
    青年はストライプ模様のパジャマを着た上体を起こして、半分しか開いていない目を擦りながら言った。
     
    それまで子守唄を歌っていた少年—スズメは、ふうと小さくため息をついてベッドの上から降りると、わがままな彼に言って聞かせる。
     
    「ノートンがお利口に寝ないなら、ボク帰っちゃうよ」
     
    「えー!だめ!­」
     
    ノートンと呼ばれた彼は駄々をこねながら、スズメを軽々と抱え上げてベッドの上へ連れ戻す。

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    ariakenri

    MOURNING「きっと、ぜんぶ、夏のせい」「それも、だから、夏のせい」の二編を収録した『SUMMER HEART OVERDRIVE』という本につけていたおまけペーパーの再録です。刑部姫視点の話。リョイです。「それも、だから、夏のせい」(ルルハワの方の話)を読んでから見てもらえるとフフッとできるかも。発行から3年ほど経つのでさすがにいいかなと思い、載せておきます!
    なるほど、これが、夏のせい!


     思うに、同人誌作りにおいて、萌えの鮮度というやつはもっとも重要な要素のうちのひとつだ。
     自分の内側から燃えあがる情熱、どこかに吐き出さなければ溺れ死にかねないという強い幻覚。
     煮詰めた萌えの旨みもいいけれど、煮詰まりすぎては食卓にあがる前に腐ってしまう。
     萌えを萌えたままに昇華するにはタイミングを逃さないことが必要で、霞のように儚く消えてしまいそうな妄想のしっぽをいかにして捉えられるかに、全部がかかってると言っても過言じゃない。
     つい数時間前まで、話の辻褄を合わせようと何度もこねくりまわすうち、すっかりと萌えの鮮度を失って絶望感に浸っていたわたし――こと、刑部姫は、そういうわけで、唐突に降って湧いた新たな萌えの数々に頭を抱えながら、同時にめちゃくちゃに焦っている最中だった。
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