ある日の1ページ□□□ある日の1ページ□□□
「あーあ、つまんないっ!」
机に投げ出された足が、山になっている書類を散らかしていく。
もちろん、犯人は声の主だ。
「…….仕事を増やすな、ユフィ。」
「だってさ、もう3日も机と書類相手でつまんないよっ!ヴィンセント、どっかに連れてってよ。」
ぷくーっとほっぺを膨らましながら
いつものように駄々を捏ねる。
「なぜ私が。」
「アンタならすいすいーっと空飛んでいけるじゃん?アタシくらいほほいと抱えて行けんでしょ?」
いつもの事だが、だいぶ素っ頓狂な事を言うものだ。
「悪いが、私もお前と同じで書類任務がある。
そんな不真面目な理由で気晴らしなどする気はない。」
冷たく言い払うと
ユフィは少ししょげた顔をする。
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