偶然のプレゼント「いくら要望があったからって、まさかポ○モンセンターまでできるとは……」
果たしてL社内に出店しても良いものなのかはわからないが、あるものは使うべきだ、とのことでアーニャにあげるクリスマスプレゼントを見繕いに来た。荷物持ちという名目でダフネも連れ出した。
どうせダフネは面倒臭いと言ってバッサリ断ってくるだろうと思っていたが、少々思案の後
「……そうだな、行くか」
と、驚くほどにあっさり同伴を承諾した。予想外すぎて何か裏があるのではと勘繰りもしたが、裏があったところで自分にはきっと関係のないことだろうと思い直し、詮索するのはやめた。
「時にダフネ」
「何だよ」
声を顰める。
「以前にもこういう……わりと無茶な施設の実装というものはあったりしたんですか?明らかに翼の運営には必要ありませんよね?」
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