kidd_bbb_g
DOODLE遅刻? ミニスカサンタ部は松の内までやっていいんだよ!(ロシアのクリスマスは1月7日だから)譲テツミニスカサンタ部 譲介は天井を仰いでガッツポーズをした。
自身を取り巻く様々な縁と偶然の糸が縒り合わされた人生という組紐。その先端に今この瞬間がある、そのことに感謝した。クリスマスイブの夜のことである。
「お前ェにこういう趣味があったとはなァ」
TETSUからの呆れ気味の視線すら心地よい。愛する人のミニスカサンタ姿を見る譲介の返事は決まっている。
* * *
クリスマスになんか欲しいモンあるか? 譲介がTETSUに尋ねられたのは、アドベント期間が始まったばかりのある日のこと。
「欲しいものはありませんが、して欲しいことは……無くもない、です、けど……」
「なんだ遠慮か? 言うだけ言ってみろ」
「ええと……その。なにか楽しい思い出を、といいますか」
1510自身を取り巻く様々な縁と偶然の糸が縒り合わされた人生という組紐。その先端に今この瞬間がある、そのことに感謝した。クリスマスイブの夜のことである。
「お前ェにこういう趣味があったとはなァ」
TETSUからの呆れ気味の視線すら心地よい。愛する人のミニスカサンタ姿を見る譲介の返事は決まっている。
* * *
クリスマスになんか欲しいモンあるか? 譲介がTETSUに尋ねられたのは、アドベント期間が始まったばかりのある日のこと。
「欲しいものはありませんが、して欲しいことは……無くもない、です、けど……」
「なんだ遠慮か? 言うだけ言ってみろ」
「ええと……その。なにか楽しい思い出を、といいますか」
gattcha
DONE27階譲テツ漫画「相克(その6)ー(その7)」あたり、いずれ譲テツになる、27階の二人をこねてます→也くんに対抗意識バリバリの若者らしくイキッてる譲がおります
→ついっくす君にあげ済のまとめなのでツイーヨなしで読みたい方向け
でよろしければ、どぞー 18
金柑🍛
DONEこれでコミックス派の皆様も460話を読み和久井譲介は真田徹郎の生き続ける意味…ということ?!ってなるのだなぁとニコニコしてしまいます。それにしたって書き下ろしはあるし折り返しとか入れてくれるようになったし通算100巻だし表紙は最高だし言わずもがな収録回全部面白いしで嬉しいね。明日紙の本も買いにい行きます。33chop
DONEテツ譲テツ本の表紙の刷色を間違えたお詫びとして、初版の方には紙でお渡ししたオマケマンガです。初版分は完売してますので、どなたでも読めるようにしました。
地震ニュースなどで気分が落ち込んでる方、よかったら気を紛らわせてください。 5
kidd_bbb_g
DOODLEドクターTETSUにバニーさんの格好をさせるハッシュタグの正確な表記がわからないのであったドクターTETSUバニーなんだっけ部 いつもの白いコート姿に違和感を覚え、僕はドクターTETSUを見た。ここ数日続いている寒さからか、コートの前を閉じている。年中ノースリーブで平気な人が、コートの前を? 玄関で彼を出迎えた僕は、体調でも崩したかと身構える。
だからドクターTETSUが変なカチューシャを頭につけていることなんて認識から外すべき些細なことだったのだ。
ドクターTETSUはコートを脱ごうとした。僕はその背後に立って、ドクターTETSUの肩からすべり落ちるコートを受け取った。
ドクターTETSUの整った背中の筋肉がむきだしになった。
「なんで裸なんですか!」
「変質者みてえに言うんじゃねえ」
くるりと振り向いたその姿を見た僕はコートを取り落とした。
2243だからドクターTETSUが変なカチューシャを頭につけていることなんて認識から外すべき些細なことだったのだ。
ドクターTETSUはコートを脱ごうとした。僕はその背後に立って、ドクターTETSUの肩からすべり落ちるコートを受け取った。
ドクターTETSUの整った背中の筋肉がむきだしになった。
「なんで裸なんですか!」
「変質者みてえに言うんじゃねえ」
くるりと振り向いたその姿を見た僕はコートを取り落とした。
kidd_bbb_g
MOURNINGイベントで譲テツ新刊を買ってくれた人に無配おまけをつけようと思ってたけど間に合わなかったヤツです。ひとつ前に投稿した本のサンプルと合わせてごらんください。 1157金柑🍛
INFOスパークの新刊見本です。表紙は蛍光ピンク差し替えなのでちょっと雰囲気変わるかな。見本よりふんわりしてると思います。「27FLOOR POPUP GARDEN」/B5/118ページ/イベント価格1500円/譲テツ未満全年齢向/短頁漫画14本。
27階で同居する2人の歩み寄りとか腹の探り合いとか牽制とか諸々経てアメリカでの再同居までの捏造漫画色々です。漫画によって雰囲気違うのも混入。相棒ちゃんもちょっと居るよ!
譲介くんはずっとツンケンしてるし闇医者は好感度下げを頑張ってて結果全然イチャイチャしてませんがそのうち譲テツに成る前段階の2人として読んでもらえるとうれしいです。
とらのあな通販ページ
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031110667/
3月5月のイベントにも置ける様にしますのでのんびり見かけた時に手に取ってもらえれば。 13
hirata_cya
SPOILERK2/二次創作/譲テツ/死に水師弟/寛解時空/全年齢A5/二段組/66P/500円
「とっくに、オレのじゃねえってのに、なあ」
11/4:本編書きあがりました。サンプルと言いつつ本編全部公開します。本にはこれに加えて譲視点のおまけがちょっとつく予定。
アイラブユー・アイノウ 一生の不覚だ。
これを思うのも幾度目になるのか。
某国で無痛兵士の実験をしていたがKの介入で政府が心変わりをし檻にブチこまれたとき、筋肉ダルマからボコボコにされた挙句埋められかけたとき、とある独裁国家で下手を打ち捕まったとき、ドイツでペスト菌を研究している怪しげな施設に入り込んだはいいがバレて取っ捕まり暴れすぎて壁に拘束されて施設ごと爆破されかけたとき。
指折り数えていくと思ったより多くて厭になる。まったく波乱万丈の人生ですねえと呆れる顔が、脳裏に浮かんで消えた。
建物と言えば民家しかない、田舎の細道。これが五〇年から前であったなら、舗装されていない土の道で、そこらじゅうが水たまりだらけだっただろう。
38144これを思うのも幾度目になるのか。
某国で無痛兵士の実験をしていたがKの介入で政府が心変わりをし檻にブチこまれたとき、筋肉ダルマからボコボコにされた挙句埋められかけたとき、とある独裁国家で下手を打ち捕まったとき、ドイツでペスト菌を研究している怪しげな施設に入り込んだはいいがバレて取っ捕まり暴れすぎて壁に拘束されて施設ごと爆破されかけたとき。
指折り数えていくと思ったより多くて厭になる。まったく波乱万丈の人生ですねえと呆れる顔が、脳裏に浮かんで消えた。
建物と言えば民家しかない、田舎の細道。これが五〇年から前であったなら、舗装されていない土の道で、そこらじゅうが水たまりだらけだっただろう。
金柑🍛
DOODLEピカピ○ブーのダンス衣装、下半身ぽってり重心を極限まで下に持っていくフォルムが天才的で、その格好の赤んぼたちが好き勝手体動かしてるのを見ると魂が浄化されてしまいます………ので欲望のままに描きました!介には似合ってしまうんだよなぁ!! 3
金柑🍛
DONE譲テツでテツが介のをフェ…してるだけの漫画です!嗜好の一致する大人だけ見てくれ。左右ふわふわ人間が描いてるのでもうその大前提が許せないタイプの人は見ないでくれたまえよな!あと当然のように下品です。パスワードは2人の暮らしてたマンションの階数です。
fmt
PROGRESS方向性が固まってきたので切りのいいところまで上げる。二人が再会するまでの話が描きたいなって思ってます。
11/3 TETSUというか真田兄弟パート追加。
一等星へ続く轍・進捗兼サンプル/1995・運命の子・譲介
一九九五年。阪神淡路大震災、それから間もなく地下鉄で毒物を用いた無差別テロで多くの人が亡くなるなど、波乱に満ちた年であり、人類初の完璧なクローンが生まれたのもまたこの年であった。
その完璧な「ドクターK」こと西城KAZUYAのクローンである黒須一也、彼と同じ高校の同級生だった宮坂詩織。受験を控えた高三のタイミングで彼らの高校に編入してきた和久井譲介。進学してもなお同じ時間を重ねて道を共にし、研修医として邁進する一也と詩織、異国の地で医学を学び、研鑽を積み上げ憧れの人を追う譲介。道はそれぞれ違えども、今でも長く続く高校生同士の友情を体現している、といっても過言ではない。
2835一九九五年。阪神淡路大震災、それから間もなく地下鉄で毒物を用いた無差別テロで多くの人が亡くなるなど、波乱に満ちた年であり、人類初の完璧なクローンが生まれたのもまたこの年であった。
その完璧な「ドクターK」こと西城KAZUYAのクローンである黒須一也、彼と同じ高校の同級生だった宮坂詩織。受験を控えた高三のタイミングで彼らの高校に編入してきた和久井譲介。進学してもなお同じ時間を重ねて道を共にし、研修医として邁進する一也と詩織、異国の地で医学を学び、研鑽を積み上げ憧れの人を追う譲介。道はそれぞれ違えども、今でも長く続く高校生同士の友情を体現している、といっても過言ではない。
金柑🍛
DONE460話…読んじゃった…。もう言いたいことありすぎて苦しいよ…。これは別に読んでから考えたわけじゃなく同人誌描き終わったらそのうち描きたいなと思ってただけの成立後時空いちゃいちゃ小ネタだけど今日描いておきたいなと思ったのでハマー2台描いたあとピャッと描きました。
kidd_bbb_g
PAST同居しはじめたばかりの頃の譲介とTETSUの会話。 pixivに置いてたやつ。カレーにおける福神漬けの その人は医者だと言った。およそそうは見えない、もっと胡乱な空気を纏っていたが。だから一緒に暮らすことになった最初の日、この人が改めて自己紹介をしたときに、僕はこう尋ねた。
「それ、本名なんですか」
「偽名使ってもしょうがねえだろ」
そうして僕は真田徹郎――ドクターTETSUと呼ばれる闇医者の弟子になった。高校に通う傍らで、違法行為の徒弟として医学を学ぶのだ。
ようやく患者が帰ったあとの深夜の食卓。僕はカレーの皿を、ドクターTETSUはコーヒーを注いだマグカップを持って席に着いた。
今日の夕食はドライカレーだ。挽肉と野菜を香辛料で炒め、米の上に載せている。
カレーを食べながら、僕は今日の患者について尋ねた。
1647「それ、本名なんですか」
「偽名使ってもしょうがねえだろ」
そうして僕は真田徹郎――ドクターTETSUと呼ばれる闇医者の弟子になった。高校に通う傍らで、違法行為の徒弟として医学を学ぶのだ。
ようやく患者が帰ったあとの深夜の食卓。僕はカレーの皿を、ドクターTETSUはコーヒーを注いだマグカップを持って席に着いた。
今日の夕食はドライカレーだ。挽肉と野菜を香辛料で炒め、米の上に載せている。
カレーを食べながら、僕は今日の患者について尋ねた。
kidd_bbb_g
TRAINING譲テツ。ダッシュボードに手紙を残してから何年も後、譲介がTETSU先生を迎えに行く話。※追記:加筆修正した同人誌をとらのあなさんにて通販しています
https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031113228/
パパゲーノのゆくえ※パパゲーノ:オペラ「魔笛」の登場人物。恋人と引き離されて絶望し、自殺を試みるが思いとどまる。
「今日じゅうにT村まで帰るのは無理だろ。宿を取ってあるなら、そこまで送るぜ」
「それが、まだ。日本に着いてから探せばいいかと思って」
譲介は助手席の窓から、夜の東京の街を眺めていた。話しながら運転席へ向き直る。
「あのう、たとえばあなたの――」
「オレんとこは駄目だ」
TETSUが間髪入れずに拒否すると、譲介は声のトーンを落とした。
「まさか、廃病院とかに住んでるんじゃないでしょうね」
「……」
信号で車が停まる。ハンドルを握るTETSUは沈黙し、横目で譲介を見た。譲介は眉間に皺を寄せてTETSUを見つめている。
4693「今日じゅうにT村まで帰るのは無理だろ。宿を取ってあるなら、そこまで送るぜ」
「それが、まだ。日本に着いてから探せばいいかと思って」
譲介は助手席の窓から、夜の東京の街を眺めていた。話しながら運転席へ向き直る。
「あのう、たとえばあなたの――」
「オレんとこは駄目だ」
TETSUが間髪入れずに拒否すると、譲介は声のトーンを落とした。
「まさか、廃病院とかに住んでるんじゃないでしょうね」
「……」
信号で車が停まる。ハンドルを握るTETSUは沈黙し、横目で譲介を見た。譲介は眉間に皺を寄せてTETSUを見つめている。
SakuraK_0414
MAIKINGこれも譲テツアンソロの没原稿(書き途中で没にした)です。古典文学・オペラのパロシリーズの3本目として考えてた椿姫。いずれ完成させたい。なんてことないモブや一般人にやりこめられるすごい人、みたいな構図が好きだなと思った。
椿姫トラビアート:汝、道を踏み外さず「ドクターが元気そうでよかったわ。ほら、私たちお互いいい歳でしょう」
風が吹き込むベランダの傍のソファに座った老婦人が、少し離れた棚の上に飾られた老紳士の写真に目をやりながら日本語でカラカラと笑った。このあいだ古希になったばかりの患者はその年齢のわりに言動も恰好も若々しく、主治医は呆れたように「お互いな」と意地悪く笑う。華やかだが上品な、リゾート風の花柄の壁紙のこのリビングルームが(もう今はこの肩書を使うことは無いのだが)闇医者には居心地が悪かったのもある。それを知ってか知らずか、老婦人は主治医を手招きして隣の藤の椅子に座らせた。このアメリカ西海岸の海沿いの街に良く似合う部屋だった。
「これ、ドクターにあげるわ」
881風が吹き込むベランダの傍のソファに座った老婦人が、少し離れた棚の上に飾られた老紳士の写真に目をやりながら日本語でカラカラと笑った。このあいだ古希になったばかりの患者はその年齢のわりに言動も恰好も若々しく、主治医は呆れたように「お互いな」と意地悪く笑う。華やかだが上品な、リゾート風の花柄の壁紙のこのリビングルームが(もう今はこの肩書を使うことは無いのだが)闇医者には居心地が悪かったのもある。それを知ってか知らずか、老婦人は主治医を手招きして隣の藤の椅子に座らせた。このアメリカ西海岸の海沿いの街に良く似合う部屋だった。
「これ、ドクターにあげるわ」
SakuraK_0414
MOURNINGアンソロ没原稿その2です。パンの袋留めてる針金を指輪代わりにするのかわいくていいかもしれん、とか思って書いた。サンディエゴに行きたい!
薬指に予約「徹郎さん、は……また家出?」
妙に静かな家をぐるりと一巡して、起き抜けの和久井譲介は仕方ないなぁと肩をすくめた。最近ちょっと朝倉先生に似てきたよね、というこの間の通話での一也と宮坂の言葉を思い出しながら譲介は身支度をする。Tシャツに首を突っ込みつつ、棚の上の食パンの袋を手に取る。どうやら最後の一枚らしい。袋の口をとめていた針金をひとまずジーンズのポケットに突っ込み、食パンはトースターにセット。熱したフライパンに卵と落としてベーコンを添える。コーヒーを注いだマグカップを持って家の表に出た。
夏を目前に控えた眩しい朝の光にきつく目を伏せ、瞬きを繰り返して譲介はガレージに向かう。一人暮らしには広すぎるけれどファミリー向けでもないこの家のサイズには似合わない大きなガレージには、これまた大きくて黒い車がデデンと鎮座していた。
9547妙に静かな家をぐるりと一巡して、起き抜けの和久井譲介は仕方ないなぁと肩をすくめた。最近ちょっと朝倉先生に似てきたよね、というこの間の通話での一也と宮坂の言葉を思い出しながら譲介は身支度をする。Tシャツに首を突っ込みつつ、棚の上の食パンの袋を手に取る。どうやら最後の一枚らしい。袋の口をとめていた針金をひとまずジーンズのポケットに突っ込み、食パンはトースターにセット。熱したフライパンに卵と落としてベーコンを添える。コーヒーを注いだマグカップを持って家の表に出た。
夏を目前に控えた眩しい朝の光にきつく目を伏せ、瞬きを繰り返して譲介はガレージに向かう。一人暮らしには広すぎるけれどファミリー向けでもないこの家のサイズには似合わない大きなガレージには、これまた大きくて黒い車がデデンと鎮座していた。