yonesousaku
MOURNING『手記・前段』2020年に書いてた鶴鯉月。(※鶴さんが亡くなっていることを匂わせているのでご注意ください)
手直ししたいところもたくさんあるけど、今でもこのお話、気に入っています。
本誌の衝撃に寄せて再放送。 4
みるく
DOODLE(※R18)鶴月(※現パロ)鶴月夫夫。お互い仕事人間だし付き合いも長いしでセックスレスなのだが、実は月はしたくて堪らないのです。どうにか鶴(の下半身)に元気になってもらいたく、案を捻り出し新妻プレイでお出迎えしたら鶴がいっぱいしてくれたよっていう妄想→(https://twitter.com/milk_gkmy/status/1486323464185135108?)
18歳以上ですか?
可塑chang
DOODLE鶴月「なぜ自分なのですか」この男を右腕に選んで数年しても、同じように苦悶の顔で彼は鶴みに尋ねた。何度も、何度も。その度に「お前だからだ」と言い聞かせた。しかし男は「他に最もな適任者がおります」そう言って聞かなかった。大切に育まれなかった男の自尊の心は、いつになっても小さく幼い。
それを可哀想だとは思わない。自分で育てることだって出来るはずだ。しかし最後の一歩を踏み出せないのだろう。ある程度の地位や名声は人の心を強くする。良い方にも、悪しき方にも。しかし何を与えてもこの男のそれは育ち切らず、天を仰ぐ花弁を誇らしげに見せつけることはなかった。
事実誰でも良かった。条件が合えば、きっとこの男でなくてもよかった。しかしある一点を除いて、彼に敵う人物は結局のところ現れなかった。どの兵卒でもなく、最終的に“利き腕”としてしっくりくるのは、月しまただ一人だった。
そのある一点とは、結局は愛玩性だ。鶴み自身の手に余る部分が幾分かないと、愛しみ甲斐がない。手を掛けて育んだと言える部分が無いと、完成した時の達成感は得られない。鶴みは幾度も行った選定の中でそれを学んだ。愛するという事は、そういうことなのだ。
776
可塑chang
DOODLE少し不思議な原作時間軸の鯉月と、その前日譚(数年前)「鯉登」「おお、○○。貴様なぜ旭川に」
「いやなに、ちょっとした使いだ。久しいな」
「よう俺の執務室が分かったな」
「お前の母親に聞いたよ」
「母だと?」
「そんな怖い顔をするな。何と言ったか…補佐役の」
「……月島軍曹か」
「そうだ月島だ」
「まったく…母親とはなんだ」
「あの軍曹、口煩いだろう?まるで母親だ」
「貴様はまだその様な夢現のようなことを言っているのか」
「視えるもんは仕様が無いだろう。しかし…あれは何だ?」
「何だとはなんだ」
「初めて見たぜ、あんな人間。いや人間ではないのか」
「まあ感性に乏しい岩のような面白味のない奴ではあるが、列記とした私の部下だ」
「ふぅん……では人では無くなってしまったのかもな」
「貴様、何を見た」
「腹から薄らとした柔らかい管がどこかに伸びてんだ。何かと繋がったものが、すうっと出ている」
「なにを……」
「ありゃあ、臍の緒だ。なあ鯉登、お前の世話役、何の子を孕んでるんだ?」
「馬鹿げたことを!男が子を成すなど有り得ん!貴様はいつだってその様な世迷いごとを」
「いいやこれは絶対だ。胎に人成らざる物を実らせてる。なあ鯉登、お前気を付けなけりゃ… 2958