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DONEあなたに出会えて本当によかった/ザフォティファ(ラディアンテイル)FDステラ撮り下ろしボイス時空ぐらいのザフォティファのバレンタインのお話です。ザフォラはこう言うことしそうで好き
あなたに出会えて本当によかった 「棍を詰めすぎだよ」
「…ティファリアか」
はぁ、とザフォラはため息を吐くと眉間の辺りを抑える。
「はい、淹れたてのハーブティーだよ」
「…ああ、」
ザフォラがまだカップに目を向けてないのをいいことに私は背を向ける。
「じゃあ、私もやることがあるからーー」
そう言ってドアノブに手を掛けたところで低い声と共に後ろから抱きすくめられてしまう。
「おい、待て」
「ざ、ザフォラ…!?」
「お前、俺が今日何の日か気づいていないと思っていたのか?」
「だ、だって…!」
「…というか、これだけじゃないだろ?お前の本当のチョコレートは」
かさりと音を立ててザフォラはさっき私がハーブティーと一緒に置いた市販のチョコを手の上で転がす。
「…ちょうど、休憩しようと思っていたところだ」
756「…ティファリアか」
はぁ、とザフォラはため息を吐くと眉間の辺りを抑える。
「はい、淹れたてのハーブティーだよ」
「…ああ、」
ザフォラがまだカップに目を向けてないのをいいことに私は背を向ける。
「じゃあ、私もやることがあるからーー」
そう言ってドアノブに手を掛けたところで低い声と共に後ろから抱きすくめられてしまう。
「おい、待て」
「ざ、ザフォラ…!?」
「お前、俺が今日何の日か気づいていないと思っていたのか?」
「だ、だって…!」
「…というか、これだけじゃないだろ?お前の本当のチョコレートは」
かさりと音を立ててザフォラはさっき私がハーブティーと一緒に置いた市販のチョコを手の上で転がす。
「…ちょうど、休憩しようと思っていたところだ」
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DONE私の宝物/ザフォティファ(ラディアンテイル)ザフォラ√本編のバレッタがファンファーレAFから数年後に壊れてしまった…そんなお話です。結構ザフォラがデレとるかもしれん…
私の宝物 「きゃあっ!?」
手からガラガラと崩れるように壊れていくバレッタに思わず小さくない悲鳴が上がった。悲鳴を上げた後、壊れてしまったことが理解でき私の瞳から自然と涙が溢れて止まらない。
「ティファリア!?おい、どうした、一体何がーー…」
遅れて私の声を聞いて駆けつけたザフォラがやってくる。涙はまだ止まらず涙を浮かべたまま私はザフォラの顔を見上げた。
「何泣いて…おい、一体何が…」
そう言いかけて私の手のひらにあるバレッタを見て小さく驚きの声を上げる。
「お前、それ…」
「…ザフォラにもらったバレッタ、壊れちゃったの…ごめん、ごめんね…」
「…泣くな。それによく持ったほうだろ、それもう長いこと使ってただろ」
そう言ってザフォラの指先が私の涙を拭った。
882手からガラガラと崩れるように壊れていくバレッタに思わず小さくない悲鳴が上がった。悲鳴を上げた後、壊れてしまったことが理解でき私の瞳から自然と涙が溢れて止まらない。
「ティファリア!?おい、どうした、一体何がーー…」
遅れて私の声を聞いて駆けつけたザフォラがやってくる。涙はまだ止まらず涙を浮かべたまま私はザフォラの顔を見上げた。
「何泣いて…おい、一体何が…」
そう言いかけて私の手のひらにあるバレッタを見て小さく驚きの声を上げる。
「お前、それ…」
「…ザフォラにもらったバレッタ、壊れちゃったの…ごめん、ごめんね…」
「…泣くな。それによく持ったほうだろ、それもう長いこと使ってただろ」
そう言ってザフォラの指先が私の涙を拭った。
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DONE【学パロ】繋いだ手/ザフォティファ(ラディアンテイル)ほんまにショートストーリーって感じで私が書きたいとこを書いただけの話です。学パロザフォラには白ラン着て欲しい願望
【学パロ】繋いだ手 放課後、窓際の方で歓声が上がり思わず私は駆け寄った。
「どうしたの?」
「見て見て、ティファリア!校門のところにいる人!制服的に他校の人だと思うんだけど…かっこよくない!?」
そう言われどれどれと覗いてみて、ぎょっとする。そして顔は青ざめていくのが分かる。
「ごめん、私用事あるからもういくね!」
「え、ちょっとティファリア!」
急いで廊下を降り、靴を履き替え、校門の方へと向かう。
「ごめん、ザフォラ!」
「遅い」
「あうっ」
私の額にデコピンをかましたザフォラは痛みに唸る私をみて楽しげに笑い声を上げた。
「ほら、いくぞ」
「う、うん!」
***
「…ふふ、」
「何ニヤけてるんだ、お前は」
「だって嬉しくて」
「…手を繋ぐことが?」
511「どうしたの?」
「見て見て、ティファリア!校門のところにいる人!制服的に他校の人だと思うんだけど…かっこよくない!?」
そう言われどれどれと覗いてみて、ぎょっとする。そして顔は青ざめていくのが分かる。
「ごめん、私用事あるからもういくね!」
「え、ちょっとティファリア!」
急いで廊下を降り、靴を履き替え、校門の方へと向かう。
「ごめん、ザフォラ!」
「遅い」
「あうっ」
私の額にデコピンをかましたザフォラは痛みに唸る私をみて楽しげに笑い声を上げた。
「ほら、いくぞ」
「う、うん!」
***
「…ふふ、」
「何ニヤけてるんだ、お前は」
「だって嬉しくて」
「…手を繋ぐことが?」
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DONE俺だけの姫/ザフォティファ(ラディアンテイル)ザフォラアフター√後のザフォティファです。撮りおろしボイスのこともあるので比較的ザフォラが素直めです
俺だけの姫 「また今日もすごいことになってるな、お前は」
そう言ってくっくっとザフォラは笑いそれにティファリアは頬を膨らませた。
「…自分がされてないからって」
「ははは」
「もう!」
「まあ、そう怒るな。精霊たちも悪気があったわけじゃないし…これは祝福だからな」
「それは分かってる、けど…」
そう、ティファリアはザフォラと結婚式を挙げてからというもの特に一人で外に出た時は気付けば花で髪をアレンジされていた。いつもいつも違う形でのお姫様のような髪型に最初の頃は喜んでいたものの、こう毎日続くと辟易するといったものだ。
「!?」
と、突然花を間に挟みながら一本に編み込まれたティファリアの髪を手に取るとザフォラはその髪に口付けた。
862そう言ってくっくっとザフォラは笑いそれにティファリアは頬を膨らませた。
「…自分がされてないからって」
「ははは」
「もう!」
「まあ、そう怒るな。精霊たちも悪気があったわけじゃないし…これは祝福だからな」
「それは分かってる、けど…」
そう、ティファリアはザフォラと結婚式を挙げてからというもの特に一人で外に出た時は気付けば花で髪をアレンジされていた。いつもいつも違う形でのお姫様のような髪型に最初の頃は喜んでいたものの、こう毎日続くと辟易するといったものだ。
「!?」
と、突然花を間に挟みながら一本に編み込まれたティファリアの髪を手に取るとザフォラはその髪に口付けた。
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DONEザフォラ様の良きお人/ザフォティファ(ラディアンテイル)本編ザフォラED後のザフォラの部下視点のザフォティファです。FDでザフォラが結構口下手なことがわかってよかったなあ…
ザフォラ様の良きお人 ザフォラ様は自分に厳しく他人にもまた厳しい人だ。けれどその中に愛情が籠っていることを長年仕えていると分かることがある。クルトラ再興のために頑張っておられ、そして迷宮守就任の日が近づいたある日ふらっと出ていかれそして一人の少女を連れザフォラ様は帰ってきた。それはもう、私たちはそんな話の一つも出なかったザフォラ様には心に決めた人がいたんだと思った時の喜びと言ったら、今でも言葉で表すことはできないだろう。
「ザフォラ様、その方は…!」
「あーー……こいつは、」
そう言って恥ずかしそうに視線を外すザフォラ様。そう言った癖は全く変わっておらずにやけてしまいながらもザフォラ様の言葉を一生懸命待つ。
「だから…その、アレだ……ええっと、」
1046「ザフォラ様、その方は…!」
「あーー……こいつは、」
そう言って恥ずかしそうに視線を外すザフォラ様。そう言った癖は全く変わっておらずにやけてしまいながらもザフォラ様の言葉を一生懸命待つ。
「だから…その、アレだ……ええっと、」
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DONEヤキモチ妬きの彼/ザフォティファ(ラディアンテイル)ラディの姫抱っこスチルを見たザフォラがティファリアを姫抱っこする話
ヤキモチ妬きの彼「……俺だって出来る」
誰がいつ撮ったのか分からない、眠っている私を人型になったラディがお姫様抱っこをして運んでいる写真を見たザフォラはそう言葉を口にした。
「俺にもできるって……わぁっ!?」
心の準備もさせてもらえないまま、抱き上げられてしまい驚きのままザフォラの首に腕を回す。
「どうだ」
「どうだって言われても……ザフォラってやっぱり負けず嫌いだよね」
「…あのな、」
くすくすと笑っていると呆れたような声をザフォラは漏らす。
「え、何?」
「『何?』じゃない!…お前は鈍いというか、まあ気付かれたらそれはそれで面倒だが…」
「ザフォラ?」
ぶつぶつと何やら呟くザフォラ見て不思議に思いながらじっとザフォラを見上げる。ラディやイーオンに比べると華奢に見えるザフォラだけど私より身長も何もかもが違うし、ちゃんと男の人だと理解することができる。
756誰がいつ撮ったのか分からない、眠っている私を人型になったラディがお姫様抱っこをして運んでいる写真を見たザフォラはそう言葉を口にした。
「俺にもできるって……わぁっ!?」
心の準備もさせてもらえないまま、抱き上げられてしまい驚きのままザフォラの首に腕を回す。
「どうだ」
「どうだって言われても……ザフォラってやっぱり負けず嫌いだよね」
「…あのな、」
くすくすと笑っていると呆れたような声をザフォラは漏らす。
「え、何?」
「『何?』じゃない!…お前は鈍いというか、まあ気付かれたらそれはそれで面倒だが…」
「ザフォラ?」
ぶつぶつと何やら呟くザフォラ見て不思議に思いながらじっとザフォラを見上げる。ラディやイーオンに比べると華奢に見えるザフォラだけど私より身長も何もかもが違うし、ちゃんと男の人だと理解することができる。
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DONE【現パロ】熱に浮かされ我儘を/ザフォティファ(ラディアンテイル)現パロの親元を離れ一人暮らしをしているザフォラが熱を出す。そこにティファリアが看病にきて――、みたいなお話。ザフォラみたいなキャラを甘えさせるのにベタベタな方法だけど王道が好きだから仕方がない。
【現パロ】熱に浮かされ我儘を 「じゃあ、ザフォラ。私、何か作っちゃうね。お粥とかでいい?」
「………ああ、」
意識が朦朧とする中やっとの想いで返事をする。暫くすれば小刻みいい音が聞こえ、いい匂いがする。
(なんだか、懐かしいな…)
昔は。実家で暮らしていた時は母親もよく料理をしていてそれこそ今日のように熱を出したときはよく作ってくれていたものだった。
「ザフォラ!」
「!……お前、」
「お粥できたよ、食べれそう?」
「……ああ」
ティファリアが持ってきたのは素朴な香りを立たせる卵粥でよく実家で食べていたものに似ていて懐かしさを覚えてしまう。
「…って、オイ!何やってるんだ!?」
「何って冷ましてるんだけど…今のままじゃあ、自分で食べられないでしょ?だから食べさせてあげようと思って…」
1186「………ああ、」
意識が朦朧とする中やっとの想いで返事をする。暫くすれば小刻みいい音が聞こえ、いい匂いがする。
(なんだか、懐かしいな…)
昔は。実家で暮らしていた時は母親もよく料理をしていてそれこそ今日のように熱を出したときはよく作ってくれていたものだった。
「ザフォラ!」
「!……お前、」
「お粥できたよ、食べれそう?」
「……ああ」
ティファリアが持ってきたのは素朴な香りを立たせる卵粥でよく実家で食べていたものに似ていて懐かしさを覚えてしまう。
「…って、オイ!何やってるんだ!?」
「何って冷ましてるんだけど…今のままじゃあ、自分で食べられないでしょ?だから食べさせてあげようと思って…」
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DONEKiss/ザフォティファ(ラディアンテイル)ビズログ22年12月号QAネタ。ハピエン時空です。私は特典のシチュCDザフォラ聞いた時から普通にこいつらはいちゃつくな…とおもってます。
Kiss 「キスして欲しい場所があるなら特別にしてやってもいい。――どこがいい?」
顎を上げるように掴まれ、指先でザフォラは唇をなぞりながらそう言った。
「へっ…えっ……あだっ…!?」
動揺しすぎて壁に頭を打ち付けてしまい頭を押さえる。
「く…、くくっ……お前って本当ムードや色気ってものに無縁だな」
くっくっと笑いだすザフォラに腹が立って頬を膨らませる。ぷい、とそっぽを向けば笑い声は止み近づいた気配がした。気になってザフォラの方を見れば海色の瞳がじっと私のことを見ていた。
「こっち見たか。気が済んだか?」
「気が済んだ、って…」
「恥ずかしがって事故るお前もそれはそれで面白くて飽きないが…そろそろ慣れてもいい頃合いじゃないか?」
791顎を上げるように掴まれ、指先でザフォラは唇をなぞりながらそう言った。
「へっ…えっ……あだっ…!?」
動揺しすぎて壁に頭を打ち付けてしまい頭を押さえる。
「く…、くくっ……お前って本当ムードや色気ってものに無縁だな」
くっくっと笑いだすザフォラに腹が立って頬を膨らませる。ぷい、とそっぽを向けば笑い声は止み近づいた気配がした。気になってザフォラの方を見れば海色の瞳がじっと私のことを見ていた。
「こっち見たか。気が済んだか?」
「気が済んだ、って…」
「恥ずかしがって事故るお前もそれはそれで面白くて飽きないが…そろそろ慣れてもいい頃合いじゃないか?」
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DONE悪くない日/ザフォティファ学パロ現パロのザフォティファ。お坊ちゃん学校に通うザフォラと公立校に通うティファリアの話。ティファリアがザフォラに庶民の遊びを教える、そんなお話です
悪くない日 「遅いぞ、お前」
「いたっ、」
軽くチョップされティファリアは声を上げる。
「お前が言ったんだろ、庶民の遊びを教えるって」
「あはは…そうでした」
違う学校に通うザフォラとティファリアはある日出会い仲を縮めた二人。今日はティファリアの誘いにより、ザフォラの言った通り庶民の遊びを学ぶためと所謂放課後デートをしているのだった。
「ゲームセンターって…想像していたよりもやっぱり騒がしいな」
「あはは…まあそういうものだからね。でも、絶対絶対ザフォラも気にいると思うの!」
そうか?と首を傾げるザフォラの手を引っ張り連れて行く。そして一台のUFOキャッチャーにティファリアの視線が止まる。
「ねえ、ザフォラ。あの子、ラディに似ていると思わない?」
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軽くチョップされティファリアは声を上げる。
「お前が言ったんだろ、庶民の遊びを教えるって」
「あはは…そうでした」
違う学校に通うザフォラとティファリアはある日出会い仲を縮めた二人。今日はティファリアの誘いにより、ザフォラの言った通り庶民の遊びを学ぶためと所謂放課後デートをしているのだった。
「ゲームセンターって…想像していたよりもやっぱり騒がしいな」
「あはは…まあそういうものだからね。でも、絶対絶対ザフォラも気にいると思うの!」
そうか?と首を傾げるザフォラの手を引っ張り連れて行く。そして一台のUFOキャッチャーにティファリアの視線が止まる。
「ねえ、ザフォラ。あの子、ラディに似ていると思わない?」
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DONE私の知らぬ彼/ザフォティファ(ラディアンテイル)ザフォラED後、ザフォラの側近とティファリアとザフォラのお話。ステラ冊子的に側近の彼はザフォラに負けなさそうなのが良いな…
私の知らぬ彼 「かっ、……わいい!」
思わずそう声を漏らしたティファリアにそうでしょう、そうでしょうとザフォラの側近が満足気に頷く。
クルトラに来て、ザフォラの側近がティファリアを案内をしたのはザフォラの家でも、仕事場でもなくザフォラの幼い頃の写真が閉じられた数多くのアルバムが貯蔵されている書庫だった。
「ザフォラもこんなにあどけない時期があったのね…」
「今でこそザフォラ様は顔つきは鋭く、口も悪いですが幼い頃はそれはもう真面目で素直な子でしたから。そしてお父上をとても尊敬していました」
ザフォラの話でもよく出てくる父親、彼に会ってみたかったと思わないではないが写真として残る幼いザフォラと父親の笑顔が収められた姿に関係は良好で合ったことが伺える。
1351思わずそう声を漏らしたティファリアにそうでしょう、そうでしょうとザフォラの側近が満足気に頷く。
クルトラに来て、ザフォラの側近がティファリアを案内をしたのはザフォラの家でも、仕事場でもなくザフォラの幼い頃の写真が閉じられた数多くのアルバムが貯蔵されている書庫だった。
「ザフォラもこんなにあどけない時期があったのね…」
「今でこそザフォラ様は顔つきは鋭く、口も悪いですが幼い頃はそれはもう真面目で素直な子でしたから。そしてお父上をとても尊敬していました」
ザフォラの話でもよく出てくる父親、彼に会ってみたかったと思わないではないが写真として残る幼いザフォラと父親の笑顔が収められた姿に関係は良好で合ったことが伺える。
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DONEお前のために贈る花/ザフォティファ(ラディアンテイル)ザフォラハピエン後クルトラの街にてティファリアに贈るための花束を買う話です。ザフォティファのティファリアはイエローとかオレンジが似合う感じするよね
お前のために贈る花 「花束を見繕ってくれないか。」
クルトラの街のある花屋、そこに現れた迷宮守の姿に店員は表情を明るくさせる。
「ザフォラ様、花束ですか…ティファリア様にですか?」
その言葉に思わず咽せてしまうザフォラ。
「…ノーコメントだ」
そんな様子を見せればバレバレだというのにザフォラはそうやって誤魔化した。
「どんな花で作りましょう?」
「……オレンジの、果実を実らせるオレンジの花を使った花束は出来るか?」
「できますが…」
「ならそれで」
「色の雰囲気は?」
「……イエローとかオレンジとかの明るい色味で頼む」
「かしこまりました」
そういうと花束を作り始める花屋を見てふっとザフォラは息を吐くのだった。
***
オレンジの花を選んだのはちょっとした思いつきだった。よく、あいつが淹れてくれるハーブティーと同じものだから。イエローとかオレンジのカラーを指定したのは、なんとなく…本当に何となく、あいつをイメージすると思い浮かぶ色がそれなだけで…他意はない。
1054クルトラの街のある花屋、そこに現れた迷宮守の姿に店員は表情を明るくさせる。
「ザフォラ様、花束ですか…ティファリア様にですか?」
その言葉に思わず咽せてしまうザフォラ。
「…ノーコメントだ」
そんな様子を見せればバレバレだというのにザフォラはそうやって誤魔化した。
「どんな花で作りましょう?」
「……オレンジの、果実を実らせるオレンジの花を使った花束は出来るか?」
「できますが…」
「ならそれで」
「色の雰囲気は?」
「……イエローとかオレンジとかの明るい色味で頼む」
「かしこまりました」
そういうと花束を作り始める花屋を見てふっとザフォラは息を吐くのだった。
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オレンジの花を選んだのはちょっとした思いつきだった。よく、あいつが淹れてくれるハーブティーと同じものだから。イエローとかオレンジのカラーを指定したのは、なんとなく…本当に何となく、あいつをイメージすると思い浮かぶ色がそれなだけで…他意はない。
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DONEエンド後ザフォティファがカフェでおデートするお話。それを見守るクルトラ町民の話…ですが、クルトラ町民描写は薄いです。クルトラの民は知っている きょろきょろと辺りを見回してばかりのティファリアがおかしくて思わずザフォラは笑みをこぼす。
「も、もう!笑わないでよ!」
「お前が落ち着きないのが悪いんだろ」
「だって、旅の最中に滞在したのと実際に住み始めるのとじゃ印象が全然違うし…こんなにまだ知らないハーブを使った料理のお店があるなんて知らなかったわ!それに…ザフォラとこんな風にデート出来るんだってことも思ってなかった」
そう言って嬉しさを隠せないティファリアはにこにこと笑う。
「…喜びすぎだろ」
「だってザフォラってば滅多に休みが取れないじゃない。デートらしいデートは付き合ってからこれがはじめてだし…だから、すごく嬉しいの」
外でそんな殺し文句を言うティファリアに深くザフォラはため息を吐く。
1423「も、もう!笑わないでよ!」
「お前が落ち着きないのが悪いんだろ」
「だって、旅の最中に滞在したのと実際に住み始めるのとじゃ印象が全然違うし…こんなにまだ知らないハーブを使った料理のお店があるなんて知らなかったわ!それに…ザフォラとこんな風にデート出来るんだってことも思ってなかった」
そう言って嬉しさを隠せないティファリアはにこにこと笑う。
「…喜びすぎだろ」
「だってザフォラってば滅多に休みが取れないじゃない。デートらしいデートは付き合ってからこれがはじめてだし…だから、すごく嬉しいの」
外でそんな殺し文句を言うティファリアに深くザフォラはため息を吐く。
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DONE共にいられる時間/ザフォティファ(ラディアンテイル)ザフォラ√後ハピエンノマエンどっちでもとれるようにと思ってます。
いちゃついてくれ~~~~ステラ撮りおろし的にこれくらいしそう好き
共にいられる時間 「わっ、ちょっ…ざ、ザフォラ…?!」
わたわたと慌てた様子の私にくっくとザフォラは機嫌が良さそうに笑う。ザフォラが笑ってくれるのは嬉しい…だけど……この状態はやっぱり、とザフォラの上から退こうとするがザフォラに抱きしめられているせいでそれは許してもらえそうになかった。
「なんで退こうとするんだ」
「だ、だって…」
「俺に休憩しろと言ったのはお前だろ?」
「い、言ったけどそれはリラックスしてほしいとか休んでほしいとか、仮眠を取って欲しいとかそういう意味で…」
「なら俺にとって休憩はこういう意味だ」
そう言ってザフォラは意地悪く笑って私の唇にキスをする。
「っ……」
「はは、顔真っ赤だぞお前」
「ざ、ザフォラのせいだもん……」
1083わたわたと慌てた様子の私にくっくとザフォラは機嫌が良さそうに笑う。ザフォラが笑ってくれるのは嬉しい…だけど……この状態はやっぱり、とザフォラの上から退こうとするがザフォラに抱きしめられているせいでそれは許してもらえそうになかった。
「なんで退こうとするんだ」
「だ、だって…」
「俺に休憩しろと言ったのはお前だろ?」
「い、言ったけどそれはリラックスしてほしいとか休んでほしいとか、仮眠を取って欲しいとかそういう意味で…」
「なら俺にとって休憩はこういう意味だ」
そう言ってザフォラは意地悪く笑って私の唇にキスをする。
「っ……」
「はは、顔真っ赤だぞお前」
「ざ、ザフォラのせいだもん……」