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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    悪くない日/ザフォティファ
    学パロ現パロのザフォティファ。お坊ちゃん学校に通うザフォラと公立校に通うティファリアの話。ティファリアがザフォラに庶民の遊びを教える、そんなお話です

    #ラディアンテイル
    radiantTail
    #ザフォティファ
    zafotifa.

    悪くない日 「遅いぞ、お前」
    「いたっ、」
    軽くチョップされティファリアは声を上げる。
    「お前が言ったんだろ、庶民の遊びを教えるって」
    「あはは…そうでした」
    違う学校に通うザフォラとティファリアはある日出会い仲を縮めた二人。今日はティファリアの誘いにより、ザフォラの言った通り庶民の遊びを学ぶためと所謂放課後デートをしているのだった。
    「ゲームセンターって…想像していたよりもやっぱり騒がしいな」
    「あはは…まあそういうものだからね。でも、絶対絶対ザフォラも気にいると思うの!」
    そうか?と首を傾げるザフォラの手を引っ張り連れて行く。そして一台のUFOキャッチャーにティファリアの視線が止まる。
    「ねえ、ザフォラ。あの子、ラディに似ていると思わない?」
    「あのぶさいくな奴が?」
    「ぶさいくじゃないもん!」
    そう言いつつティファリアは小銭を入れて操作していくがうまく捕まらず、手に入れることは叶わなかった。
    「下手くそ」
    「ザフォラってばひどい!UFOキャッチャーって難しいんだよ!?」
    「…俺にやれってか?」
    「はあ…わかったよ」
    しかしティファリアの予想に反してあっさりとザフォラがとってしまうのでティファリアは複雑な想いを抱いてしまう。
    「ほら、このぶさいくなやつが欲しかったんだろ」
    「いいの?」
    「お前が欲しがったんだろ。俺はいらない」
    「ふふ、そっかぁ。ありがとう、ザフォラ」
    「…現金なやつ、」
    ふっと笑いつつもその後はゲームをしたりプリクラを撮ったりして計画通り遊び尽くしたのだった。
    「はい、これザフォラの分。好きなところに貼ったりしてね」
    「お前はいいのか…」
    「?なんで?」
    「なんでって、それは…」
    はぁ、とザフォラはため息を吐くともういいと言葉を濁す。
    「どこに貼っても文句言うなよ」
    「言わないってば!…ねぇ、ザフォラ。今日は楽しめた?」
    「まあ……悪くはなかったかな。だからたまにはお前に付き合ってやってもいいーーが、次は俺に付き合えよ」
    「うん!デート楽しみにしてるね」
    「ああ…デート、だな」
    ふっとザフォラは笑うとどこかに飛んでいってしまいそうなティファリアの手を掴んで握りティファリアの家の前まで送るように歩く。実のところ次のデートを楽しみしていることがバレているであろうことに気付きつつ隠れるように笑みを浮かべるザフォラだった。
    -Fin-
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    pagupagu14

    DONEお前のために贈る花/ザフォティファ(ラディアンテイル)
    ザフォラハピエン後クルトラの街にてティファリアに贈るための花束を買う話です。ザフォティファのティファリアはイエローとかオレンジが似合う感じするよね
    お前のために贈る花 「花束を見繕ってくれないか。」
    クルトラの街のある花屋、そこに現れた迷宮守の姿に店員は表情を明るくさせる。
    「ザフォラ様、花束ですか…ティファリア様にですか?」
    その言葉に思わず咽せてしまうザフォラ。
    「…ノーコメントだ」
    そんな様子を見せればバレバレだというのにザフォラはそうやって誤魔化した。
    「どんな花で作りましょう?」
    「……オレンジの、果実を実らせるオレンジの花を使った花束は出来るか?」
    「できますが…」
    「ならそれで」
    「色の雰囲気は?」
    「……イエローとかオレンジとかの明るい色味で頼む」
    「かしこまりました」
    そういうと花束を作り始める花屋を見てふっとザフォラは息を吐くのだった。
    ***
     オレンジの花を選んだのはちょっとした思いつきだった。よく、あいつが淹れてくれるハーブティーと同じものだから。イエローとかオレンジのカラーを指定したのは、なんとなく…本当に何となく、あいつをイメージすると思い浮かぶ色がそれなだけで…他意はない。
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