あいる
MEMOノルデとバロンの小話。ある日。「………君、またそんな所で寝ているのか」
うとうとしていると、後ろから呆れ声が聞こえた。
きっといつもの『彼』だ。
「あれ? ここってどこだったかな」
「はぁ…そのタレ目かっ開いてよく見てみなよ」
「ん?」
廃れて壊れた建物に、腐った泥のような水。所々に咲いた闇花。頭上に蠢いているのは暗黒竜ー…
「あらまぁ」
捨てられた地の辛うじてマンタがいるエリアだった。
「眠い時にこんな場所に来るなよ。草原にしろって言ってるじゃないか」
「ふふ、あなたは優しいんだね。わざわざ僕を起こしに来てくれるなんて」
「うるさい。ついでだ」
「あ、ノルデ」
体を起こし、第一に目が合ったのはとんがり帽子に黒マントの少年体躯。不服そうな顔をして自分を見下ろす彼ーー…の次に目が合ったのは青いサーチライトだった。
1066うとうとしていると、後ろから呆れ声が聞こえた。
きっといつもの『彼』だ。
「あれ? ここってどこだったかな」
「はぁ…そのタレ目かっ開いてよく見てみなよ」
「ん?」
廃れて壊れた建物に、腐った泥のような水。所々に咲いた闇花。頭上に蠢いているのは暗黒竜ー…
「あらまぁ」
捨てられた地の辛うじてマンタがいるエリアだった。
「眠い時にこんな場所に来るなよ。草原にしろって言ってるじゃないか」
「ふふ、あなたは優しいんだね。わざわざ僕を起こしに来てくれるなんて」
「うるさい。ついでだ」
「あ、ノルデ」
体を起こし、第一に目が合ったのはとんがり帽子に黒マントの少年体躯。不服そうな顔をして自分を見下ろす彼ーー…の次に目が合ったのは青いサーチライトだった。
あいる
MEMOメモという名のタウとアリアとヴァンの出会いの話…的な何か。タウとアリアの出会いのお話。捨て地コマ。捨て地を壁づたいに歩きながら見上げるアリア(成長版)
「うぅ…やっぱり1人で来るのは怖いなぁ」
ここは捨てられた地。キャンドルの欠片を集めに訪れたところだった。
闇花を焼いてる最中にカニの威嚇にびっくりして尻込みをする。
「きゃっ!」
泣きたい。怖い。でも、私はそれを克服したい。
「が、頑張るって決めたんです。少しずつでも前に進まないと、私は…師匠に申し訳が…」
ーこの場所に来ると、私は必ず思い出す。
*回想
ア「師匠っー!」
暗黒龍に見つかり赤いサーチライトに照らされるアリアと師。
師はその場で杖を地面に突き刺し、地面を揺らして暗黒竜もろとも崩壊に巻き込む。
師「君は生きるんだ」
崩れる岩。響く暗黒竜の鳴き声。動かない私の足。
3177「うぅ…やっぱり1人で来るのは怖いなぁ」
ここは捨てられた地。キャンドルの欠片を集めに訪れたところだった。
闇花を焼いてる最中にカニの威嚇にびっくりして尻込みをする。
「きゃっ!」
泣きたい。怖い。でも、私はそれを克服したい。
「が、頑張るって決めたんです。少しずつでも前に進まないと、私は…師匠に申し訳が…」
ーこの場所に来ると、私は必ず思い出す。
*回想
ア「師匠っー!」
暗黒龍に見つかり赤いサーチライトに照らされるアリアと師。
師はその場で杖を地面に突き刺し、地面を揺らして暗黒竜もろとも崩壊に巻き込む。
師「君は生きるんだ」
崩れる岩。響く暗黒竜の鳴き声。動かない私の足。