タウとアリアの出会いのお話。捨て地コマ。捨て地を壁づたいに歩きながら見上げるアリア(成長版)
「うぅ…やっぱり1人で来るのは怖いなぁ」
ここは捨てられた地。キャンドルの欠片を集めに訪れたところだった。
闇花を焼いてる最中にカニの威嚇にびっくりして尻込みをする。
「きゃっ!」
泣きたい。怖い。でも、私はそれを克服したい。
「が、頑張るって決めたんです。少しずつでも前に進まないと、私は…師匠に申し訳が…」
ーこの場所に来ると、私は必ず思い出す。
*回想
ア「師匠っー!」
暗黒龍に見つかり赤いサーチライトに照らされるアリアと師。
師はその場で杖を地面に突き刺し、地面を揺らして暗黒竜もろとも崩壊に巻き込む。
師「君は生きるんだ」
崩れる岩。響く暗黒竜の鳴き声。動かない私の足。
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