あずま ふう
DONEフォロワの推し高杉晋作が実装されたのでお祝いに描いたら描いたら出る教なせいかうちにも来てしまったぞ!?
いらっしゃいませ!きてくれてありがとう!
アーチャー少なかったので助かる。
おかげで弓ギルが過労死免れそうだw
なおドラゴン模様はどっか空に飛んでいきました(
■二枚追加したので上げ。 6
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DONE【現パロ】公園の君/高雅(Fate)現パロ高雅、中学生時期の設定。高杉さんが龍馬さんと同じ学校になる設定は高校生からというのがあって中学のメンツは久坂たち的なふうに思ってます
雅さんが大人気の高嶺の花の令嬢で〜みたいなの見たくて書きました
【現パロ】公園の君 男同士集まって話す内容に下世話なものが混じるのは必然でありしょうがないと思う。そう思いながら休み時間、僕は雅とメッセージのやりとりをしながら友らの会話に耳を傾けた。
「その、最近ずっと話してる【公園の君】って誰?」
「何!晋作、知らないのか!」
「ほら、晋作ってば許婚殿にゾッコンだからさ」
「写真すら見せてくれないのはどうかと思うけどな」
「誰がお前たちに雅の写真を見せるか」
「なるほど、雅というのか…」
「おい」
「ははは、冗談だ」
そう言って僕の友たちは笑った。
「ああ、それで【公園の君】のことだったな」
「ああ」
「近くの女子校の制服を着ている僕らと同年代くらいの女の子なんだが…それがまあ美人で!」
「よく公園のベンチに座って読書をしながら誰かを待っているんだ」
1627「その、最近ずっと話してる【公園の君】って誰?」
「何!晋作、知らないのか!」
「ほら、晋作ってば許婚殿にゾッコンだからさ」
「写真すら見せてくれないのはどうかと思うけどな」
「誰がお前たちに雅の写真を見せるか」
「なるほど、雅というのか…」
「おい」
「ははは、冗談だ」
そう言って僕の友たちは笑った。
「ああ、それで【公園の君】のことだったな」
「ああ」
「近くの女子校の制服を着ている僕らと同年代くらいの女の子なんだが…それがまあ美人で!」
「よく公園のベンチに座って読書をしながら誰かを待っているんだ」
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DONE心休まる時/高雅(Fate)春風伝読了記念の雅子さんとの安らぎの時に生前の自分を悔いて涙を零す高杉さんの話です。高杉さんはFGOでも史実でも激情家ぽいからさめざめと泣いてほしい欲がある
心休まる時 夫、高杉晋作が素晴らしい活躍だったと話すマスター様の声を聞いてそれはめでたいことだと思いあることを思いつく。私の計画にカルデア厨房班の皆様は手伝ってくれ、私は腕によりをかけて彼のためにと作るのだった。
「ん?」
夕餉の時間。僕の好きな香りがしたことで食堂へと向かうと僕を待っていたと言わんばかりの雅が僕を見て小さく駆け寄ってくる。
「雅、」
「この度はお務め、ご苦労様でした」
「ありがとう」
生前もこんな会話をよくしたものだと懐かしんでいると雅は僕を席につかせそして僕の好きな鯛料理を置いていく
「おいおい、これは豪勢な…」
「晋作様を労う意味もありますので…ご褒美です」
そう言って雅は綺麗な笑みを浮かべる。僕のご相伴に預かれるみんなは嬉しそうで雅も僕の隣に席をつく。同じように鯛料理の献立を目の前に置いて。
2081「ん?」
夕餉の時間。僕の好きな香りがしたことで食堂へと向かうと僕を待っていたと言わんばかりの雅が僕を見て小さく駆け寄ってくる。
「雅、」
「この度はお務め、ご苦労様でした」
「ありがとう」
生前もこんな会話をよくしたものだと懐かしんでいると雅は僕を席につかせそして僕の好きな鯛料理を置いていく
「おいおい、これは豪勢な…」
「晋作様を労う意味もありますので…ご褒美です」
そう言って雅は綺麗な笑みを浮かべる。僕のご相伴に預かれるみんなは嬉しそうで雅も僕の隣に席をつく。同じように鯛料理の献立を目の前に置いて。
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DONEキャッチャーの最愛の彼女/高雅(Fate)四月の嘘の日ネタ。久坂ピッチャー、高杉キャッチャーのバッテリー、雅子さんはマネージャーでその親友がおうの。高雅は恋人、許嫁設定です!
キャッチャーの最愛の彼女 「雅子さん、また今日も部活?」
不安げに瞳を揺らしてうのさんは私に問うた。きつく、手をお腹の前で握りしめている。
「ええ」
「…やっぱり、続けるの?」
「決めたことですから」
うのさんは悔しそうに唇を真一文字に結んだ。私が高校に入学した頃に出来た友人、私が今の【部活】で活動することをひどく心配していていつものように聞いてくる。
「そんな心配しないで」
「心配だよ!晋ちゃんがいるとしてもさあ…っ、やっぱり今からでも私も一緒に入ろうかしら…」
「うのさんはモデルの仕事があるでしょう?」
「うう…」
言われ押し黙るうのさん。
「本当に大丈夫なのよ?男の人ばかりと言っても別に嫌なことではないしこれも社会勉強なのだから」
でも、だって、と駄々っ子のようにうのさんは言葉を繰り返す。
3033不安げに瞳を揺らしてうのさんは私に問うた。きつく、手をお腹の前で握りしめている。
「ええ」
「…やっぱり、続けるの?」
「決めたことですから」
うのさんは悔しそうに唇を真一文字に結んだ。私が高校に入学した頃に出来た友人、私が今の【部活】で活動することをひどく心配していていつものように聞いてくる。
「そんな心配しないで」
「心配だよ!晋ちゃんがいるとしてもさあ…っ、やっぱり今からでも私も一緒に入ろうかしら…」
「うのさんはモデルの仕事があるでしょう?」
「うう…」
言われ押し黙るうのさん。
「本当に大丈夫なのよ?男の人ばかりと言っても別に嫌なことではないしこれも社会勉強なのだから」
でも、だって、と駄々っ子のようにうのさんは言葉を繰り返す。
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DONE高杉晋作の妻は吉田松陰が嫌い/高雅(Fate)雅子さんと結婚する前の高杉が同志たちと時期尚早です!と手紙を送って君たちには失望したと絶交を言い渡す手紙が松陰先生から返ってきたという史実のエピソードによるお話です。美女が声を荒げるシチュ好きすぎる
高杉晋作の妻は吉田松陰が嫌い 「雅子さんって松蔭先生のことどう思ってるんですか?」
ここのマスターの話が唐突なのはいつものことだが今日もまた唐突だった。
「どう、とは?」
「最近調べてて知ったんですけど高杉さんって松蔭先生に失望されて絶交を言い渡されてるらしいじゃないですか」
「ああ…」
私が晋様の妻になる前の話ではあるけれどそれは事実だ。
「だから普通はあまりよく思ってないんじゃないかと思って…」
それを聞くなんてあまりにもデリカシーがなく、酷な質問だと思いながらもそっとマスター様に顔を近づけた。
「…このことは晋作様には内緒ですよ?」
その言葉にこくこくとマスター様は頷き小さく息を吐く。
「率直に申し上げまして…嫌いです」
「ーー、」
マスター様は何も言えないようで息を呑んだ気配がした。
2043ここのマスターの話が唐突なのはいつものことだが今日もまた唐突だった。
「どう、とは?」
「最近調べてて知ったんですけど高杉さんって松蔭先生に失望されて絶交を言い渡されてるらしいじゃないですか」
「ああ…」
私が晋様の妻になる前の話ではあるけれどそれは事実だ。
「だから普通はあまりよく思ってないんじゃないかと思って…」
それを聞くなんてあまりにもデリカシーがなく、酷な質問だと思いながらもそっとマスター様に顔を近づけた。
「…このことは晋作様には内緒ですよ?」
その言葉にこくこくとマスター様は頷き小さく息を吐く。
「率直に申し上げまして…嫌いです」
「ーー、」
マスター様は何も言えないようで息を呑んだ気配がした。
NaclcaN
DONE→続き描いた!⚠️松晋読書に集中しすぎて反応が鈍くなる先生と、
聞こえてない前提で言いたい放題してたけどしっかり聞かれてた弟子
先生は有言実行の男なのでこの後じっくりヨシヨシしてくれるよ
イベントで出てた、ダメージ差分の髪解けてる社長好きだな!
髪の毛サラサラで描いてて楽しかった
NaclcaN
DONE⚠️松晋周回手伝ったら先生すごい褒めてくれるよ!
そんな訳でポカの黒曜周回に社長連れ回してるんですが
あまりにつらいので松晋妄想しながら頑張ってます
マスターの知らないところでこんなやりとりがあったに違いない!
えっ松先生?うちのデアにはもちろん居ますけど…?(強い幻覚を見ています
NaclcaN
DOODLE⚠️松晋 NSFW彼シャツ二番煎じかもだけど、どうしても着て欲しくて描いちゃった!
つか、あんなに特徴あってひと目で誰の服か分かるようなシャツ、受に羽織らせて匂わせする以外の使い道あるんですか???ないよね…!?!?
3枚目は、肌色陰影と汁追加した表情差分です
そんなに大したことないけど、念のためワンクッション置いています 3
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DONE君は僕の癒しスポット/高雅(Fate)洗濯物を担ぐ雅さん絶対美人だよな見てえ~という妄想から生まれたお話です。英霊同士の高雅
君は僕の癒しスポット「ったく、マスターくんと言えど人使いが荒くないかい?」
ぶつくさと呟きながらも種火パーティーの奴らよりはマシだなと思いつつ廊下を歩く。歩いていると何やら大きな荷物を抱えた僕の妻ーー、雅子の姿を見つけ声をかけた。
「雅!」
「!し、晋作様…おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま…っていや、今はそういうのじゃなくて…すごい荷物だけどどうしたの?」
籠の中に入っているのはシャツやらシーツやらそういった類のもので問えば困ったように雅は眉を下げた。
「カルデア職員様たちの洗濯物でございます。英霊のも、職員様のもこの大所帯ですからかなり出るようで…時間を持て余していたので代わりにしていたのですけれど…」
そう言って雅は汗を拭った。
1362ぶつくさと呟きながらも種火パーティーの奴らよりはマシだなと思いつつ廊下を歩く。歩いていると何やら大きな荷物を抱えた僕の妻ーー、雅子の姿を見つけ声をかけた。
「雅!」
「!し、晋作様…おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま…っていや、今はそういうのじゃなくて…すごい荷物だけどどうしたの?」
籠の中に入っているのはシャツやらシーツやらそういった類のもので問えば困ったように雅は眉を下げた。
「カルデア職員様たちの洗濯物でございます。英霊のも、職員様のもこの大所帯ですからかなり出るようで…時間を持て余していたので代わりにしていたのですけれど…」
そう言って雅は汗を拭った。
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DONE愛しい愛しい君の寝顔/高雅(Fate)三千世界〜ネタ。雅さんの寝顔大好きな高杉さん可愛いよね…うちの雅さんは第二の生で喧嘩っぽいこともして吹っ切れてるのであんまり取り繕ったりしてないです
愛しい愛しい君の寝顔 朝、目が覚め隣ですやすやと眠る雅を見て雅を起こさないように僕は小さくガッツポーズをした。生前、雅は僕に寝顔を見られるのは恥ずかしいだとか無様だとかなんとか言って初めて寝顔を見た以降は僕の後に寝て僕より先に起きるということを徹底していた。元々、僕があまり雅の側にいなかったせいで本当にあの可愛い安心しきった寝顔を見ることができたのが一度きりというのは小さな僕の未練の一つだった。しかし、カルデアで再会し第二の生。もう僕の妻ではないと言い、自分は悲しむし怒るし泣くし嫉妬もする。もう我慢はしないと宣言した。そして宣言の形として僕の隣で眠ってくれることが何よりもの報酬だった。僕が雅を傷つけ悲しませたのは事実でそれは戒めとして僕の中には残り続けるもの。けれどそれ以上にこの笑顔を独占できるのはやっぱり嬉しいと思ってしまう。
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DONE例え先生が相手だとしても/高雅+松蔭(Fate)松蔭先生がやってきて嫉妬する高杉さんの高雅です。高杉さんにとっての執着する相手というのはストッパーになりそうだなと思って…
例え先生が相手だとしても 吉田松陰が召喚に応じ、カルデアにやってきた。それは同じ時代を生きたものたちにとっては喜びを表すもので特に松陰を人生の師と仰いだ高杉晋作はとてつもなく喜んだ。
「松陰先生!僕は先生の教えにならい、すばらしい妻を迎えました!彼女がその妻です」
そう紹介され雅子は深々とお辞儀をした。
「晋作の妻にしては出来すぎた娘ですね」
「でしょうでしょう!」
自分のことのように喜び、高杉は自慢げに胸を張った。
「ありがとうございます。松陰様のことは夫からよく話を聞いていました」
「ほう?」
「べ、別に変なことは言ってないですよ!?」
「ええ、変なことはなにも。晋作様が義父様の反対を押し切り、嘘を吐いてまで通う価値のあった塾だったことや、今の自分があるのは松陰様のおかげであること、あなたが妻をとれと言うから私はくじを引き彼を引き当てたのだと思うと…私個人としても感謝しかありません」
1458「松陰先生!僕は先生の教えにならい、すばらしい妻を迎えました!彼女がその妻です」
そう紹介され雅子は深々とお辞儀をした。
「晋作の妻にしては出来すぎた娘ですね」
「でしょうでしょう!」
自分のことのように喜び、高杉は自慢げに胸を張った。
「ありがとうございます。松陰様のことは夫からよく話を聞いていました」
「ほう?」
「べ、別に変なことは言ってないですよ!?」
「ええ、変なことはなにも。晋作様が義父様の反対を押し切り、嘘を吐いてまで通う価値のあった塾だったことや、今の自分があるのは松陰様のおかげであること、あなたが妻をとれと言うから私はくじを引き彼を引き当てたのだと思うと…私個人としても感謝しかありません」
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DONE【現パロ】梅と菊/高雅(Fate)現パロ高雅の朝チュンのお話。菊を好きになってくれたら雅さんめっちゃ嬉しいと思うんだよな~~いかがわしさはゼロです
【現パロ】梅と菊 「今生は雅の出産に立ち会いたいなあ」
朝寝をした後、晋作はぽつりと独り言のように口にする。隣で寝ていた雅子はその言葉を聞きくるりと晋作の方を向いた。
「出産ですか?」
「ああ、前世は僕はそばについて励ましてやることも出来なかったからな」
「その変わり義母様たちが傍についていてくれましたよ」
「でもさあ…結構僕としては後悔の一つなんだよなあ」
「…晋様も後悔なんてするんですね」
「するとも!というか後悔ばっかりだよ」
そう言ってからからと笑って晋作は雅子の肩を抱いた。素肌が触れ、雅子は熱いくらいだった。
「後悔しないようにはしていたけど後悔はしたさ。それこそもっと長生きしたかった…とかね」
ウインクして言うが笑って言うようなことではなく思わず雅は頬をつねった。
933朝寝をした後、晋作はぽつりと独り言のように口にする。隣で寝ていた雅子はその言葉を聞きくるりと晋作の方を向いた。
「出産ですか?」
「ああ、前世は僕はそばについて励ましてやることも出来なかったからな」
「その変わり義母様たちが傍についていてくれましたよ」
「でもさあ…結構僕としては後悔の一つなんだよなあ」
「…晋様も後悔なんてするんですね」
「するとも!というか後悔ばっかりだよ」
そう言ってからからと笑って晋作は雅子の肩を抱いた。素肌が触れ、雅子は熱いくらいだった。
「後悔しないようにはしていたけど後悔はしたさ。それこそもっと長生きしたかった…とかね」
ウインクして言うが笑って言うようなことではなく思わず雅は頬をつねった。
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DONE菊を纏う君/高雅(Fate)三千世界~を読んで新たに加わった解釈を元に書いた高雅。簡単に自分のものになって
くれない雅さんとそれでいいとどこか思ってる高杉さんの話です
菊を纏う君「菊、かぁ…」
今日の雅は菊を纏っていた。僕の好きな花といえば梅だ。梅坊には梅をつけたしおうのの尼僧としての名前にも梅をあげた。それなのに雅は、僕の妻は【菊】だった。聞くところによれば僕の父がつけたものらしくそれを当の本人は大層雅は気に入っている。以前、マスターくんに好きな花を聞かれた時僕は梅、と即答。しかし雅はそんな僕の横で「菊が好きです」と凛として答えた。僕が梅のことが好きだと知っているはずなのに。
「家で育てたことがありまして、それに義父様が私に菊という名を下さって…それから一等大好きに」
ふふ、と笑って僕の父の話をする雅。君の夫は僕だろう!?と思わなくはないがそんなふうに騒ぎ立てるのがどうも子供っぽい気がして僕は口を閉ざすのだった。
1035今日の雅は菊を纏っていた。僕の好きな花といえば梅だ。梅坊には梅をつけたしおうのの尼僧としての名前にも梅をあげた。それなのに雅は、僕の妻は【菊】だった。聞くところによれば僕の父がつけたものらしくそれを当の本人は大層雅は気に入っている。以前、マスターくんに好きな花を聞かれた時僕は梅、と即答。しかし雅はそんな僕の横で「菊が好きです」と凛として答えた。僕が梅のことが好きだと知っているはずなのに。
「家で育てたことがありまして、それに義父様が私に菊という名を下さって…それから一等大好きに」
ふふ、と笑って僕の父の話をする雅。君の夫は僕だろう!?と思わなくはないがそんなふうに騒ぎ立てるのがどうも子供っぽい気がして僕は口を閉ざすのだった。
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DONE見知らぬ簪/高雅(Fate)生前おうのに贈られた簪を雅がつけていて気になって嫉妬してしまうお話
見知らぬ簪 「おや」
朝の支度をしている雅。そんな雅の髪に刺された簪は僕が現在も生前も含めて贈った覚えのないものだった。
「雅、その簪…」
金魚の簪だった。硝子細工でつくられた金魚が彼女の髪で楽しそうに泳いでいる。僕に指摘された彼女は無邪気に少女のような笑顔を向けた。
「ふふ、似合いますか?」
「ああ…似合う、似合うとも。君は赤もよく似合う」
「あら、ありがとうございます。」
「ただ…その、それは…誰かからの贈り物かい?」
勇気を振り絞って問えばおかしそうにくすくすと雅は笑った。
「そうですけれど嫉妬ですか?」
「そうだよ!?悪いかい!?」
「悪いなんて言ってないじゃありませんか」
そう言いながらくすくすとまた雅は笑った。
「…僕の死後?」
1382朝の支度をしている雅。そんな雅の髪に刺された簪は僕が現在も生前も含めて贈った覚えのないものだった。
「雅、その簪…」
金魚の簪だった。硝子細工でつくられた金魚が彼女の髪で楽しそうに泳いでいる。僕に指摘された彼女は無邪気に少女のような笑顔を向けた。
「ふふ、似合いますか?」
「ああ…似合う、似合うとも。君は赤もよく似合う」
「あら、ありがとうございます。」
「ただ…その、それは…誰かからの贈り物かい?」
勇気を振り絞って問えばおかしそうにくすくすと雅は笑った。
「そうですけれど嫉妬ですか?」
「そうだよ!?悪いかい!?」
「悪いなんて言ってないじゃありませんか」
そう言いながらくすくすとまた雅は笑った。
「…僕の死後?」
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DONE映える赤/高雅(Fate)再臨したばかりの高杉さんと雅さんのお話。最後若干不埒かも
映える赤 初めての再臨を終え衣替えをした僕は愛おしい背中を見つけそのまま抱きついた。
「きゃっ!?」
「雅!」
ぐりぐりと肩に頭を押し付けようとするが何故か怯えたように雅は及び腰になりつつ僕から逃げようとする。
「ま、雅?」
「あ、あなた…だ、誰ですか!私には夫も息子もおります!見知らぬあなたに抱きつかれる理由などないはずです!」
僕の腕をすり抜けた雅はきっと強く僕を睨め付けた。
「雅?僕!僕だよ!分からない?」
「詐欺は間に合っております」
「詐欺じゃなくて!」
「赤い髪の知人などおりません」
「赤い髪…、」
はたと思いつく。第二臨の姿は生前していなかった赤い髪をしていて髪自体も伸びている。だから雅が気づかないのも仕方がない、仕方がない…がショックなのも当然ですぐさま姿を一臨へと戻した。
1264「きゃっ!?」
「雅!」
ぐりぐりと肩に頭を押し付けようとするが何故か怯えたように雅は及び腰になりつつ僕から逃げようとする。
「ま、雅?」
「あ、あなた…だ、誰ですか!私には夫も息子もおります!見知らぬあなたに抱きつかれる理由などないはずです!」
僕の腕をすり抜けた雅はきっと強く僕を睨め付けた。
「雅?僕!僕だよ!分からない?」
「詐欺は間に合っております」
「詐欺じゃなくて!」
「赤い髪の知人などおりません」
「赤い髪…、」
はたと思いつく。第二臨の姿は生前していなかった赤い髪をしていて髪自体も伸びている。だから雅が気づかないのも仕方がない、仕方がない…がショックなのも当然ですぐさま姿を一臨へと戻した。
NaclcaN
DONE⚠️松晋松→→←←←←←←←晋
晋からの猛烈なアプローチを受けつつも教え子に手を出すわけにいかないので、なんとか言いくるめて帰そうとする先生だけど、晋の舌足らずな「せんせぇ…」に不意打ちを喰らって動揺しちゃうところは1億回見たいので描きました
この後の展開、壁になって観察したい
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DONE【現パロ】待ち合わせは学校で/高雅(Fate)高杉の学校へ雅さんが迎えにくる話。おうのさんだったり、龍馬さんお竜さん以蔵さんや阿国さんも出てきますがお竜さんと阿国さんはセリフなしです
【現パロ】待ち合わせは学校で『本日はお迎えに上がります』
そんな雅からのメッセージに僕は情けないことに椅子から転げ落ちるのだった。
***
「本当に悪い!今日ばかりは寄り道していられないんだ!」
そう言って校則だとか気にしている暇もなく廊下も走って急いで外靴に履き替え校門へと向かう。予想通り、雅は好奇の目に晒されていた。女子校の制服を着た可憐な美女なんてそりゃもう気になってしまうというものだったが雅が僕のものだと示すためにも雅の元へと駆け出す。
「雅!」
「晋ちゃん遅い!」
そう僕に言うのはおうのだ。雅の腕に自身の腕を組ませていてそれに雅は困ったように笑っている。どうやらおうのが側についていたからこそみんなは見ているだけに努めているように見えた。
1453そんな雅からのメッセージに僕は情けないことに椅子から転げ落ちるのだった。
***
「本当に悪い!今日ばかりは寄り道していられないんだ!」
そう言って校則だとか気にしている暇もなく廊下も走って急いで外靴に履き替え校門へと向かう。予想通り、雅は好奇の目に晒されていた。女子校の制服を着た可憐な美女なんてそりゃもう気になってしまうというものだったが雅が僕のものだと示すためにも雅の元へと駆け出す。
「雅!」
「晋ちゃん遅い!」
そう僕に言うのはおうのだ。雅の腕に自身の腕を組ませていてそれに雅は困ったように笑っている。どうやらおうのが側についていたからこそみんなは見ているだけに努めているように見えた。
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DONE結婚しよう、雅。/高雅(Fate)ウェディングドレスを着ることになる雅さんとそんな雅さんに求婚する高杉さんのお話!もっかい求婚とかくっついてるのに告白するみたいなシチュ好きなんです…
結婚しよう、雅。 「クリームヒルトさんはお綺麗ですよね…お召し物もよく似合っていますし」
「あらそう?ありがとう、雅子」
雅子の唐突な言葉にそうクリームヒルトは返す。そしてクリームヒルトは笑みを浮かべた。
「…この服、気になる?」
「えっ、あ、いえ…いや、違わないといえば違わないんですけど!その、西洋の服に興味があって……っ」
そう言って雅子は顔を赤く染めた。
「それならミスクレーンのとこに行きましょう。前から雅子に服を着せたいと言っていたし初回はサービス無料らしいし」
「え、あのっ…!」
「ほら、行くわよ!」
ぐいぐいと手を引かれ私はクリームヒルトさんと共にミスクレーンさんの工房へお邪魔することになったのだったーー。
***
あれ?と首を傾げる。当たり前と思っているわけではないが大抵雅が出迎えてくれない時は何かある。そう思った僕は足を進め雅を探し出す。
1776「あらそう?ありがとう、雅子」
雅子の唐突な言葉にそうクリームヒルトは返す。そしてクリームヒルトは笑みを浮かべた。
「…この服、気になる?」
「えっ、あ、いえ…いや、違わないといえば違わないんですけど!その、西洋の服に興味があって……っ」
そう言って雅子は顔を赤く染めた。
「それならミスクレーンのとこに行きましょう。前から雅子に服を着せたいと言っていたし初回はサービス無料らしいし」
「え、あのっ…!」
「ほら、行くわよ!」
ぐいぐいと手を引かれ私はクリームヒルトさんと共にミスクレーンさんの工房へお邪魔することになったのだったーー。
***
あれ?と首を傾げる。当たり前と思っているわけではないが大抵雅が出迎えてくれない時は何かある。そう思った僕は足を進め雅を探し出す。
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DONE【現パロ】線香花火/高雅(Fate)学パロ高校生他校で付き合ってる高雅です!
【現パロ】線香花火 『線香花火をしよう』
部屋の隅で忘れられたように残っていた線香花火。僕はそれを夏休み最後の逢瀬の口実として使い雅は可愛いらしい純白のワンピースと薄手のカーディガンを羽織って現れた。僕じゃなかったらそのまま襲ってしまっていたところだと思いながら本能を押し殺して片手を上げて雅を招いた。
「前に学校の男連中でやったんだが男でやると線香花火に手をつけることはなくてね」
「そういうものですか?」
「そういうものだよ。でも、残っているの見つけてさ雅とやれたらな〜って思ってたから来てくれてよかったよ」
肩がくっつくほどの距離で雅は線香花火の先の火を見つめている。嬉しそうな幸せそうな顔だった。
「私、線香花火って好きなんです」
1520部屋の隅で忘れられたように残っていた線香花火。僕はそれを夏休み最後の逢瀬の口実として使い雅は可愛いらしい純白のワンピースと薄手のカーディガンを羽織って現れた。僕じゃなかったらそのまま襲ってしまっていたところだと思いながら本能を押し殺して片手を上げて雅を招いた。
「前に学校の男連中でやったんだが男でやると線香花火に手をつけることはなくてね」
「そういうものですか?」
「そういうものだよ。でも、残っているの見つけてさ雅とやれたらな〜って思ってたから来てくれてよかったよ」
肩がくっつくほどの距離で雅は線香花火の先の火を見つめている。嬉しそうな幸せそうな顔だった。
「私、線香花火って好きなんです」
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DONE火打ち石/高雅(Fate)👹滅だったり大河だったりでおなじみの火打ち石を雅子さんが高杉さんに対してやってほしい~~~~~!!!!という願望の話
火打ち石 「晋作様!」
そろそろレイシフトしようかと言う時に僕の元に雅がやってくる。
「そろそろご出立ですか?」
「まあね」
「マスター様から今日初めて前線に立つとお聞きしました。」
「ああ、そう!そうなんだよ!まあ、僕も?レベルも上がったし強くもなったし君が心配するようなことは起こらないさ」
「でも…古風なやり方ではありますが、見送りたくて。」
そういって雅は懐から火打ち石を取り出しカッカッ、と音を鳴らせた。
「ご武運を。お帰りを心よりお待ちしています」
そう言って深々と雅は頭を下げる。
「ああ、言ってくる」
そう言いながらも懐かしさを感じていた。生前、長く家を空ける僕だったが家を空けるたびにこうして雅は見送りに来てくれたものだ。雅がこうやって火打ち石を鳴らして見送ってくれるのがいつも嬉しく思っていたものだ。凛とした眼差し。あの瞳が僕を射抜いて離さず、そんな瞳が閨では僕との夜では激しさを増す。それが嬉しくて好きだったことをお思い出した。
1015そろそろレイシフトしようかと言う時に僕の元に雅がやってくる。
「そろそろご出立ですか?」
「まあね」
「マスター様から今日初めて前線に立つとお聞きしました。」
「ああ、そう!そうなんだよ!まあ、僕も?レベルも上がったし強くもなったし君が心配するようなことは起こらないさ」
「でも…古風なやり方ではありますが、見送りたくて。」
そういって雅は懐から火打ち石を取り出しカッカッ、と音を鳴らせた。
「ご武運を。お帰りを心よりお待ちしています」
そう言って深々と雅は頭を下げる。
「ああ、言ってくる」
そう言いながらも懐かしさを感じていた。生前、長く家を空ける僕だったが家を空けるたびにこうして雅は見送りに来てくれたものだ。雅がこうやって火打ち石を鳴らして見送ってくれるのがいつも嬉しく思っていたものだ。凛とした眼差し。あの瞳が僕を射抜いて離さず、そんな瞳が閨では僕との夜では激しさを増す。それが嬉しくて好きだったことをお思い出した。
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DONE僕だけの音/高雅(Fate)雅子さんが勝手に琴や三味線や舞ができる設定にしてます。書きたくて!つい!許せってことで
僕だけの音 「おや、雅子さん。お一人ですか?社長は?」
「晋作様はマスター様と共にレイシフトを…」
「ああ!」
合点が言ったように阿国さんは手を叩くとじっと私を見る。
「雅子さん、今…お暇ですか?」
「え、ええ…」
「でしたらその時間、この阿国さんにくださいな」
そう言って私は手を引かれるままどこかへと連れて行かれてしまうのだった。
***
「マスターくん、これで終わりか?今日のノルマは」
「うん、ありがとう!」
「なにいいってことさ」
そう言いながらいつもは出迎えに現れる雅の姿がないことに首を傾げる。そうしてカルデアの中を歩いていると何やら音が聞こえ音のする方ーー、食堂へと向かう。するとそこでは阿国くんが舞い踊りそして雅が真剣といった様子で琴を弾いていた。
1680「晋作様はマスター様と共にレイシフトを…」
「ああ!」
合点が言ったように阿国さんは手を叩くとじっと私を見る。
「雅子さん、今…お暇ですか?」
「え、ええ…」
「でしたらその時間、この阿国さんにくださいな」
そう言って私は手を引かれるままどこかへと連れて行かれてしまうのだった。
***
「マスターくん、これで終わりか?今日のノルマは」
「うん、ありがとう!」
「なにいいってことさ」
そう言いながらいつもは出迎えに現れる雅の姿がないことに首を傾げる。そうしてカルデアの中を歩いていると何やら音が聞こえ音のする方ーー、食堂へと向かう。するとそこでは阿国くんが舞い踊りそして雅が真剣といった様子で琴を弾いていた。
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DONEあなたが守って/高雅(Fate)支部に上げた【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19624273】
の続き的なお話です。高杉さんがなよなよというか弱ってます
あなたが守って 夜も更け、交わす愛が深みを増した頃私は思っていたことを口に出した。
「晋様…なぜ、お腹ばかり撫でられるのですか?」
「うん?いやあ、傷が残らなくてよかったなって」
そう言ってまた証をつける。いつも跡は多くの場所につけられているけれど今日はお腹の辺りにつけ、そしてくすぐったく思うほど優しく撫でていた。
「君ってば変なところで思い切りがいいんだもんなあ、困ったよ。僕の気持ちも知りもしないで」
そう言って泣きそうな顔をする。その涙を掬い頬を撫でた。
「私は今、ここにいます。晋様のそばに」
「ああ、うん…そうだね」
それでも不安は解消されないのか私を強く強く抱きしめる。だから私は抱きしめ返しその髪を撫でることしかできない。
973「晋様…なぜ、お腹ばかり撫でられるのですか?」
「うん?いやあ、傷が残らなくてよかったなって」
そう言ってまた証をつける。いつも跡は多くの場所につけられているけれど今日はお腹の辺りにつけ、そしてくすぐったく思うほど優しく撫でていた。
「君ってば変なところで思い切りがいいんだもんなあ、困ったよ。僕の気持ちも知りもしないで」
そう言って泣きそうな顔をする。その涙を掬い頬を撫でた。
「私は今、ここにいます。晋様のそばに」
「ああ、うん…そうだね」
それでも不安は解消されないのか私を強く強く抱きしめる。だから私は抱きしめ返しその髪を撫でることしかできない。
pagupagu14
DONE【現パロ】放課後デート/高雅(Fate)現パロ高雅の放課後デートです。高杉学ランで雅子さんはセーラーなイメージ。高杉はついついクソデカ感情というか嫉妬深くしちゃうわね…まあ史実もそれっぽいしいいか
【現パロ】放課後デート 晋様との待ち合わせ。制服を着たまま待ち合わせ場所の広場で晋様を待つ。手鏡で髪型はおかしくないかと触っていたりそわそわと今か今かと晋様の登場を待ちわびていた。
そして――、
「雅!」
同じく晋様も制服姿のまま片手をあげて私の前に現れる。
「晋様!」
「悪かったね、遅れて」
「いえ、待っていません」
「…ふうん?まあ、そういうことにしておこうか」
きっと晋様は私がかなり前から待っていたことに気づいていたのだろう。そういって含みのある笑い方をする。そして私の手を引いた。
(わ…、)
内心驚きながら少し高い晋様の顔を盗み見る。
「誰かに声はかけられたりはしなかった?」
「していません。…こんな私に声をかける物好きなんていないでしょう」
1011そして――、
「雅!」
同じく晋様も制服姿のまま片手をあげて私の前に現れる。
「晋様!」
「悪かったね、遅れて」
「いえ、待っていません」
「…ふうん?まあ、そういうことにしておこうか」
きっと晋様は私がかなり前から待っていたことに気づいていたのだろう。そういって含みのある笑い方をする。そして私の手を引いた。
(わ…、)
内心驚きながら少し高い晋様の顔を盗み見る。
「誰かに声はかけられたりはしなかった?」
「していません。…こんな私に声をかける物好きなんていないでしょう」
siz
DOODLE高杉さん実装&召喚記念絵。…だったんですが、描き始めてから二週間以上経ってる…!?過去一の筆遅…。
三味線が良く分からない…。一応調べてはみたのですが、柄の太さとかバチの形とか…間違えてても目を瞑ってスルーして下さい…。
先日押入れから透明水彩を見つけたので使ってみました。でも黒が無かったので黒だけアクリルです。
みゅうちゅー
DOODLE高ぐだ♀朝リベンジ(?)です。面白い反応しなかったぐだ子をちょっとびっくりさせようとした社長のお話。
ぐだ子もこういうシチュエーションなら女の子の反応する…してくれ…うちのぐだ子はします!! 4
sakikuryo
REHABILI高杉社長について書きたい咲紅さんはあの川の土手にいっせいに彼岸花が咲く頃、国道にかかるしろい歩道橋の上で認めざるを得なかった変容についての話をしてください。#さみしいなにかをかく #shindanmaker
https://shindanmaker.com/595943
社長+ぐだ謎の時空の謎のレイシフトだと思ってふわっと読むことを推奨
社長+ぐだ
ぐだの性別はふわっと不問
==
股の下をくぐって大型車が何台も行き来するというのは、ことによると吹っ飛ばされそうな心許無さを感ずるものらしいが、その点、高杉は状況をいくらでも楽しむ度量があった。酔狂と言い換えてもいい。直接触れたわけでもないのに、アスファルトの振動が柱を伝って、片側二車線道路を大きく跨いだ歩行者用の橋を震わせる。
歩道橋のさびた手摺を掴み、うわあ、と小さく呟いたマスターはと言えば、ワイバーンに追われている時よりも、ともすると、危機感めいたものを横顔に湛えている。おかしなやつだ。高杉はそう思って、しかしふと、よく知っているからこそ怖いこともあるのだろうと思い直した。ピストルを不用意にべたべた触るのはピストルが何なのか知らないからだ。絵巻の中の妖怪にできることだってたかが知れている。高杉にとっては呪いの類よりも刀のほうが、生々しく死を感じさせるものだったし、あるいは畳に敷かれた布団のほうがおぞましく生を鈍らせるものだった。自分より百年か二百年、後の世に生まれたマスターなら、巨大なイソギンチャク以上にお四トントラックが恐ろしいことだってあるのだろう。
2634社長+ぐだ
ぐだの性別はふわっと不問
==
股の下をくぐって大型車が何台も行き来するというのは、ことによると吹っ飛ばされそうな心許無さを感ずるものらしいが、その点、高杉は状況をいくらでも楽しむ度量があった。酔狂と言い換えてもいい。直接触れたわけでもないのに、アスファルトの振動が柱を伝って、片側二車線道路を大きく跨いだ歩行者用の橋を震わせる。
歩道橋のさびた手摺を掴み、うわあ、と小さく呟いたマスターはと言えば、ワイバーンに追われている時よりも、ともすると、危機感めいたものを横顔に湛えている。おかしなやつだ。高杉はそう思って、しかしふと、よく知っているからこそ怖いこともあるのだろうと思い直した。ピストルを不用意にべたべた触るのはピストルが何なのか知らないからだ。絵巻の中の妖怪にできることだってたかが知れている。高杉にとっては呪いの類よりも刀のほうが、生々しく死を感じさせるものだったし、あるいは畳に敷かれた布団のほうがおぞましく生を鈍らせるものだった。自分より百年か二百年、後の世に生まれたマスターなら、巨大なイソギンチャク以上にお四トントラックが恐ろしいことだってあるのだろう。
NaclcaN
DONEそういえば今回実質ぐだぐだイベントなのに(?)ちびノブが居ないの寂しいな!土方さんや武市先生みたいなイケメンが、ゆるキャラに囲まれてるのってすごいかわいいじゃないですか…!
吉田総帥も奇兵隊ノッブに囲まれて欲しいよ~
そして高杉社長が、ちびノブにわちゃわちゃされてるところが見たい~
と思って描いたら、最後にでかいノッブ出てきて笑いましたw 2
NaclcaN
DONE高杉社長→新撰組 のボイスやばいw冷静に距離取って大人の対応と思いきや…
そうきたか~!
ちなみに新撰組の反応を猫🐈に例えると
分かりやすく「やんのかステップ」踏んで威嚇するのは沖田さんとはじめちゃんで、
静かに毛を逆立ててマジの殺気を溜めるのは土方さんと山南さん
…というイメージ
2枚目は、土方さんの全身描いたけど隠れちゃったので差分です 2
sakikuryo
DOODLE高杉社長について書きたい咲紅さんはおおよそ五分の夕立のあと、様々な蜂蜜を取り扱う洒落た店で嘘みたいな味のりんごを食べたことの話をしてください。#さみしいなにかをかく #shindanmaker
https://shindanmaker.com/595943
面白きこともなき周回を面白く高杉社長を書いてみようとした
途中で切れます
===
あたりが焼け野原になったのを見届けてから、高杉は手近なカフェーへ入った。銅だか真鍮だかを叩いてのしたような看板に、甘たるい西洋菓子の名が焼き付けてある。店の名前なのだろう。食べたことはない菓子だったが、横文字の響きだけで十分に胸やけがする。引いた扉の蝶番はやけに重い。ベルが尖った音でちりんと云い、対して店員は、蚊の鳴くような応対で客を出迎える。
「二名様ですね」
お好きなお席へどうぞ、と言われて初めて高杉は、自分の後ろにもう一人居たのだと気が付いた。カルデアのマスターだ。白っぽい衣服と頬は煤だらけで、とてもじゃないが洒落たカフェーで一服する格好ではなかろう。人のことは言えないが。振り返る視界で、高杉は自分の髪の、ほどけて赤く、爛れたように黒いのをとらえた。こんな血でべとべとの人間を、よくまあ客として迎え入れたものだ。
1215途中で切れます
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あたりが焼け野原になったのを見届けてから、高杉は手近なカフェーへ入った。銅だか真鍮だかを叩いてのしたような看板に、甘たるい西洋菓子の名が焼き付けてある。店の名前なのだろう。食べたことはない菓子だったが、横文字の響きだけで十分に胸やけがする。引いた扉の蝶番はやけに重い。ベルが尖った音でちりんと云い、対して店員は、蚊の鳴くような応対で客を出迎える。
「二名様ですね」
お好きなお席へどうぞ、と言われて初めて高杉は、自分の後ろにもう一人居たのだと気が付いた。カルデアのマスターだ。白っぽい衣服と頬は煤だらけで、とてもじゃないが洒落たカフェーで一服する格好ではなかろう。人のことは言えないが。振り返る視界で、高杉は自分の髪の、ほどけて赤く、爛れたように黒いのをとらえた。こんな血でべとべとの人間を、よくまあ客として迎え入れたものだ。