猫の助
PROGRESS※10月文章の1部分を書き直しました。本を出す・出さないは別として
今書いてるロジェールと夢主(女性)、ロジェールに好意がある夢主の友人(女性)とDのお話。
制作途中の文章。
いきなり話が始まるのはそのせい。
無題そう言ってロジェール達は少し前を歩く。
二人の微笑んでいる姿を見て、私は少しだけ歩く速度を落としやや離れて二人を見守る。
心が苦しくなる訳でもない。
かと言って気にならない訳でもない。
ただ幸せそうに微笑んでいる二人を見て、自然と一歩引いて見守ってしまう。
「…良いのか?」
不意に小さな声でDが言う。
彼なりの配慮なのだろう
こちらを見るでもなく、ただ前にいる二人を見ながら話しかけてきた。
「私そんなに顔に出てた?」
「いや、出てない。出てたら俺よりロジェールが先に気が付く。あいつは敏いからな」
(その敏い人より前に気が付くDも大概なんだけど)
そう思うが口には出さない。
「…良いとか悪いとかじゃなくて何ていうか幸せそうな二人を見ると、自然と見守ってしまうんだよ。癖だね」
678二人の微笑んでいる姿を見て、私は少しだけ歩く速度を落としやや離れて二人を見守る。
心が苦しくなる訳でもない。
かと言って気にならない訳でもない。
ただ幸せそうに微笑んでいる二人を見て、自然と一歩引いて見守ってしまう。
「…良いのか?」
不意に小さな声でDが言う。
彼なりの配慮なのだろう
こちらを見るでもなく、ただ前にいる二人を見ながら話しかけてきた。
「私そんなに顔に出てた?」
「いや、出てない。出てたら俺よりロジェールが先に気が付く。あいつは敏いからな」
(その敏い人より前に気が付くDも大概なんだけど)
そう思うが口には出さない。
「…良いとか悪いとかじゃなくて何ていうか幸せそうな二人を見ると、自然と見守ってしまうんだよ。癖だね」