新ラフドン農場ラフドン回が好きすぎ奴
そよぐ風は日が暮れるにつれて少しずつ冷気を運んできていた。
肌をくすぐる緑のカーペットは柔らかい感触とは程遠い。
道路からは離れている森の中とは言え、誰かが来るかはわからないようなそんな場所。
「あのねラファエロ、もうちょっとで日が暮れるんだ」
押さえつけられた両の手は微塵も動かせない。
ドナテロ自身を覆うように乗り上げた相手の後ろにうっすらと浮かんでいる月が見えた。
日暮れも近い。
「ここは街灯もないし、電波も弱いから帰れなくなるんだよ、わかる?」
慣れない地でそんな無茶はしないと思っていたし、この自然豊かな土地で若干心も穏やかになっていたことも否めない。
しかしドナテロを組み敷いたまま愉悦の笑みを浮かべたラファエロを見て、それらは全て虚構だったと知る。
忘れ物がある、なんて言ってミケランジェロを返した時に油断したドナテロも悪かったのだ。
「別に一晩外で過ごすくらいなんてことないだろ。俺達はか弱い人間じゃないんだぜ」
きっとこの時を虎視眈々と狙っていたのだろうと土の香る地面に引き倒されてから気づいた。
自分の武器以外はミケランジェロに預けてしまった。
何より先ほどまでのトラブルで溜まった疲労は思いのほか強く、首元を擽る吐息から顔を逸らすしかできない。
鼓動が走る腺の上で笑う声は直接神経を擽るよう。
「取り繕うターンはもう終わりか?」
ラファエロは案外口が回る。
かあ、と赤くなったであろう顔は塞がれた手では隠すこともできず全てバレているのだろう。
わかってるよ、やろうと思えばどうとでも逃げられる。
でも、今の状況を許すにはまだ、ちょっと怖い。
今のドナテロにできることと言えば、許容の意思を示すのに触れた唇を招くため薄く開くことだけだった。
優等生の前で悪い子のフリができるだけで悪い子になるには絆されたっていう免罪符が必要なドナちゃんは可愛いし、それをわかってて悪い子然とするラファエロくんはかっこいい
頼むのでこの後探しに来た長男に回収されて据え膳されてくれさい