新亀全方位カプ4匹でわちゃわちゃしてるだけ
きっかけはなんてことない会話だった。
ミケランジェロのなんてことない会話から発生した猥談で、ほぼ同じタイミングでラファエロとレオナルドが言ったのだ。
こいつ俺にだけ厳しい、って。
「そりゃ、ふたりして素直じゃないんだから」
そう言えばまったくおんなじ顔で目を吊り上げる。
似たもの同士なら煽り合うタイミングも一緒なんだろうしどんなやりとりの末喧嘩とセックスの間を行き来するような行為をしているのか想像つく。
というか、次の日にそんな痕を幾度となく見てると否応にも想像できてしまうというもの。
体力とか精力の差って結構謙虚なので、ある意味一番コスパいいんじゃないのなんて身も蓋もないことをドナテロは暗に思っていた。
不意に首後ろを突かれる感覚に振り向くとミケランジェロの顔存外近くにあり、肩に擦りつく様は甘えているようで、なんとなく思惑があるような仕草だ。
何かを企んでいる顔はたいてい良いことじゃない。
「ラフはちゃんと優しいもんね、顔に似合わず気遣ってくれるし」
が、それが自分に向かないのならドナテロにとっては大いに大歓迎だ。
いい加減、うるさいし。
「レオも優しいよ。しつこいくらい大丈夫かって聞いてきてくれるもん」
ミケランジェロの言葉にドナテロも続いた。
予想通り言い合いを止めたふたりは片方はどこか気まずいようで、もう片方は困惑した表情を浮かべている。
その困惑した顔をしているレオナルドは珍しく遠慮がちに口を開いた。
「……褒めてるのか?それは」
「本当のことを言っただけだよ!ふたりとも知らないなんてかわいそー」
そんなミケランジェロの挑発はクリティカルヒットだったようで、同じ表情を浮かべた姿に今度こそ吹き出すのを堪えられなかった。
そんな風に嫉妬するくらいならさっさと素直になればいいのに。
ま、それができるなら小さなころからこんなことになってないだろう。
ミケランジェロは唐突に立ち上がると両手を打った。
「じゃあゲームしよう!一晩同じベッドで寝て、一回も喧嘩しなかったら勝ち!」
「……なんのゲームだそりゃ、」
「無事ちゃんとできたら、一晩ドナちゃんを好きにしていい権利をあげる!」
「えっ……ちょっとマイキー!?」
その言葉を止める間もなく、兄弟ふたりの眼の色が変わったのがわかった。
「……だってさ、どうするよ」
「悪くない条件だな」
ふたりで顔を見合わせ立ち上がると、それぞれ腰と肩に手を回して颯爽と消えていった。
一緒にいるってだけだから別にセックスしなくてもいいんじゃない?なんて言葉は無粋だろう。
「ねぇ、あれちゃんと喧嘩しないでえっちできると思う?」
「………僕としては出来れば失敗して欲しいんだけど」
否定のタイミングなく勝手に景品にされたドナテロはそのまま背中にぶら下がっていた末っ子の腕を掴み、放り投げた。
何かが潰れる音が背後から聞こえたがもう、気にしない。
結果:結局仲良く喧嘩したのでノーカン
実際ミケドナ時と違って喧嘩頻度が多いだけで、RLR組もそれなりにいちゃらぶックスはしてると思うよ