新レオドン前提のD+MS4前半のあれこれ
自分のくしゃみで目を覚ました。
飛び起きると手に触れる柔らかな毛の感触に健やかに眠る子猫の姿を認識する。
ベッドが大きく軋んでしまったもののその眠りを妨げることはなかったようで、鼻先を時節鳴らしながら愛らしく目を瞑ったままだった。
穏やかなその背を撫ぜて、ミケランジェロはそっとベッドを抜け出す。
時刻は深夜、家は静かで僅かに聞こえる水流はちょっとした音楽にすらならない。
そんな中でちょっとした物音と、煌々とした光源が見えてミケランジェロは2階から飛び降りた。
「ドナちゃんまだ起きてるの?」
ぼんやりと光ってる空間に見えた後姿に問いかける。
するとくるりと椅子が回ってドナテロは微笑んだ、驚いた様子もなくミケランジェロが近づいていることに気付いていたようだ。
「最近色々と気になることも多いからね。煩かった?」
「全然、ラフのイビキの方がずっとうるさいよ」
そう言うと小さく聞こえた笑い声に少しだけ気分が良くなった。
それぞれ違った画面を映し出す複数のモニタと広げられた地図のようなもの。
所々赤い丸が描かれているが、ミケランジェロからは何をしているのかわからない。
寝起きのぼんやりした頭では何にしてるのか、と聞いたところでいつもよりもっとわからないだろう。
それよりもミケランジェロの懸念はもっと別のところにある。
「レオはまだ帰ってきてないの?」
「……そうだね。あ、でも気配消して帰ってたら僕にはわからないけど」
疲れの溜まった顔に、目の下に浮かんだ黒い膜は寝不足を如実に表していた。
話題の元であるレオナルドはつい数時間前、ミケランジェロがラファエロとじゃれてたら突然怒り出してどっか行ってしまったのだ。
起きて待ってようとしたのを止めたのは他でもないラファエロとドナテロで、促されるままクランクと一緒に布団に入ったのだった。
昨日も、その前も同じことがあったような気がして、あまりにも同じの繰り返しでミケランジェロは覚えていない。
でもそんな毎日をこうしてずっと待っていたのだとすぐにわかった。
「……ねぇドナちゃん。実はオイラ怖い夢見ちゃって寝れなくなっちゃったんだ。一緒に寝てくれない?」
驚いたように目を見開いたドナテロは少し考え込んだ素振りを見せてから、しょうがないな、て柔らかく笑った。
片付けをしている背中を見つめながらミケランジェロは外に繋がる道を見たものの誰かが帰ってくる気配はなく。
騙されてくれてる、ていうのならそれでもいいがそんなやり取りをいっぱいしているのだからドナテロが疑ってないことはミケランジェロでも気付けた。
どう考えても嘘なのに、それくらい判断力が落ちてるっていうことなのかもしれない。
淋しいとか、心配とか言えない気持ちはミケランジェロにはよくわからなかった。
「お待たせマイキー」
せめて今夜くらいは良い夢を見て欲しいと思う。
基本的にレオに何かあったりしたときにどうにかできるのってラファエロくんしかないと思っているのだけど、鬱ナルド時にラファエロくんも見守り体勢に入ってたらこうなるよな、と思いまして
自浄作用ないカプめんどくさ~~と思いつつでもあのナルドさんじゃどのみち無理やな