新レオドンあ、と聞こえた声に振り向くとドナテロが口を手で塞いでいた。
思わず声に出してしまったらしくぱちぱちと瞬きをしてレオナルドと視線を合わせる。
「なにかあったのか?」
目元が緩んでいる様子から、緊急事態ではないようだ。
現に手招きされて近くに寄れば、ドナテロは椅子を少しずらしてパソコンの画面を見せてきた。
「シドニーからメールがきてたんだ。元気そうでよかったよ」
画面に映るのは丁寧な文体で書かれたメールの本文。
過去の礼と、今は新天地で楽しく暮らしているという近況と、ドナテロを労う言葉が女性らしく気遣いに溢れた言葉で綴られていた。
関わってきた人々のことを特別気にかけているドナテロがこうして小まめに連絡を取り合っていることは知っていた。
レオナルドにとっても彼女達の平和が知れるのは嬉しいことだし、笑みを見せたドナテロにも同じく微笑みかける。
しかしそんなレオナルドを見上げたドナテロが一度驚いたように瞬き、そしてどことなくにやつくような意地悪なものに変わった。
「どうしたのレオ、もしかして嫉妬?」
「いや、」
間髪いれず否定しようとした言葉は彼の含みを描いた笑みに立ち止まった。
自らの頬を突く仕草にレオナルドも自分も顔に手を当ててみるが、だからといってどうということはない。
確信めいたドナテロに、これ以上否定の言葉を連ねても無意味に思えて口を閉ざす。
再びパソコンの前に向き合ったドナテロを背もたれ越しに手を伸ばした。
背後から伸びた手が柔らかな頬に触れる、案外ふっくらとしている感触が好きだ。
そこから下に辿ると筋の通った首筋、顔を反らした際に大きく脈打つ感覚は唇で触れている時に感じるととても気分が高揚する。
「ドニーは元から俺のだかららな」
此処にいない誰かに嫉妬なんて無意味だから、本当にそんなつもりはなかった。
自分じゃない誰かに向けた柔らかい笑顔にちょっとだけ面白くないと思っただけだ。
両腕で抱き込むと首元を軽く締め付けてしまったようで少しだけ息の詰まった声が聞こえた気がする。
ドナテロは笑って、その手をやんわりと外した。
「あはは、僕は僕のだよ」
無自覚嫉妬お兄ちゃんはカワイイ
すっごいにわか知識で書いちゃったから事実と違ったらごめんなさい
翻弄されてるドナちゃんも好きだけどスッパーン!て切り捨てるタイプのドナテロさんがやっぱ好きなんですわ