何故だか自分は今、会社の同僚に連行されてケーキ屋にいる。それも男の。
どうして、と言っても大元の原因は自分だった。

「なに遠い顔してんだお前」
「……良くそんなに食べられるものだな、と思って」
「お前が俺の腕切り落とさなきゃ、ここまで食わずに済んだんだよ！！」

目の前でケーキを食べ続けているのは同僚のタイラーだ。
何故こんなことになっているのかというと、簡単に言えば俺が彼の腕を切り落としたからである。

今日は支店近くでの任務。なかなか手強い相手にようやく戦闘が終了したと気が抜けたらしく、自分の操るカード――ラヴアンドピースに宿る自我に乗っ取られかけてしまった。
すぐに精神力を持ち直し抑えつけたものの、その一瞬の間に隣にいたタイラーの片腕を切り落としてしまったのである。

【Lucake】夏日遗梦 04接受自己的死亡，需要多长时间？
原先再怎么触手可得的东西变得无法触碰，所有人的目光不再注视到我身上——此时，我就站在父母的身边，他们的眼神却充满焦急和担忧。
警局的灯光明亮而苍白，抑制不住哭泣的母亲深深刺伤了我的心。
“我……变成了幽灵吗？”我望着空空如也的自己，想哭，却哭不出来。
我的人生才刚刚复苏，为什么就这么让我无缘无故地死去？
我还没见过大海，没见过森林，还有世界上许多我没见过的，美好的事物……
我还没活够啊。
“我不甘心，不甘心……”我捏紧了拳头。

「你不甘心也没用。」
一个男女莫变的空灵声音在我耳边响起。
“？！”我警觉地回头，却没发现任何人。
一股刺骨凉的风如冷水般朝我泼了过来，顿时，我感觉全身的骨髓都被冻住了。