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    sakux0ra

    @sakux0ra
    オリジナルデザインの黒猫の魔法使いと元帥の落書きはこちら
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    sakux0ra

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    osakananooniku_

    DONE横書き版 boostのおまけでした ありがとうございました
    パルデア旅行記、一日目地下鉄と飛行機とタクシーを乗り継いで半日。初めてのパルデアの空はイッシュのそれより高く広く、心なしか青く澄んで見える。

    重厚な門を押し開いた先はまず上り坂だった。それを上った先には階段。辿り着いた賑やかな広場の遠く向こうにはこれまた長い階段が見える。踏みしめる地面の高さにつられるように気分が上向いていくスグリとは違い、同行者のテンションは下がっていく一方だ。

    「げえ、あれも上んのかよ」
    「バトルコート、写真で見るよりわや綺麗! 早くアカデミーさ行って今日の使用申請出そう!」
    「おいおい、休憩させてくれぃ……」
    「んっとに体力ねえな」
    ここまで乗り換えでしか歩いていないし荷物だってスグリが半分以上持っているというのに、Tシャツ一枚にジーンズ姿のカキツバタはこの世の終わりみたいな顔で遠くの学舎を見上げている。仕方ないのでもうひとつ追加で荷物を持ってやりながら、スグリは辺りを見回した。季節の花が身を寄せ合うように植わった花壇がぐるりと囲む涼しげな噴水。目にも鮮やかな色とりどりのタイル。その上で楽器を演奏する人。道行きながらそれを聞く人。見慣れた広さの長方形のラインの上を、幼い子供が駆けていく。
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