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    Fjskro1439

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    ふみおせでRBB衣装のマフィアっぽい雰囲気のパロ その3

    だんだんと🧡に当たりが強くなってく🩵。

    #カリ腐マ
    crsm bl
    #ふみおせ
    fumiohse

    ふみやさんが攫われた。
    その報せを聞いて任務を中断してアジトに戻った。
    直ぐに動けないのは相手の組織の情報が少ないから。
    どうやら最近新しくできたばかりらしい。
    一応ボスであるふみやさんを攫ったくらいなのだからそれなりの実力はあるんじゃないかと思われるけど。
    あの人、時々フラフラ勝手に出かけちゃうからな。
    助けに行こうにも手薄になったアジトを狙われる可能性も考えないといけない。
    せめて猿川さんか天彦さんがいてくれればよかったんだけど。
    猿川さんは前の任務のケガが残ってる、天彦さんといおくんは遠方での任務中。
    結局非戦闘員の理解さんの他にテラさんが残り自分が行くことになった。
    「無理そうなら直ぐに撤退してくださいね」
    「はい、行ってきます」
    理解さんに見送られ、向かうは敵対組織のアジト。
    着いたのは大きな屋敷。
    嫌な予感がする扉の向こう。
    凄い殺気立ってるのが扉の外まで分かる。
    勢い良く開けると案の定、殺気しかこの空間にないのかって思うぐらいの殺気を出している人達。
    「掛かったな!」
    とか言いながら食ってかかって来るからナイフを取りだし応戦する。
    多少攻撃があたっても突っ込んでいく。
    避けたり怯んだりしないから相手からしたら予想外の動きで戦りにくい、と猿川さんに言われたっけ。
    たまにとんでもないケガをするから理解さんには怒られるけど、自分はこの方が戦りやすかった。
    気付けば辺りは血塗れ。
    なんとも呆気なく制圧完了。
    全然大した事なくて拍子抜け。
    結局今回も自分は死ぬ事はなかった。
    というか、ふみやさんは何でこの程度の人達に捕まったのかな。
    地下に続く階段を下りて大きな扉に辿り着いた。
    そう言えば敵が不穏な事を言っていたのを思い出した。
    確か媚薬が効いてるから苦しそうにしてるとかなんとか。
    もう既に何かされたのか、これからヤる気だったとか。
    扉を開けると真ん中にベッドが見える。
    本当にふみやさんが縛り付けられていた。
    みなさんに迷惑をかけたんだから文句の一つでも言ってやろうと思っていたのだけど、あまりに間抜けな姿に思わず笑ってしまった。
    「何を…笑って、る…っ」
    笑い声で不機嫌になるふみやさんにますます笑いが込み上げる。
    苦しそうな声で怒るけど怖くはなかった。
    いつもみたいな殺気がない。
    目はとろんと何処か虚ろで身体も火照っているらしく息が乱れていて色っぽい。
    一応未遂ではあるみたい。
    早く鎖を解いて欲しそうだけど解かないでいた。
    「…大瀬、俺が今どんな状態か分かってる?」
    彼は物凄く不機嫌。
    焦らされるのは嫌だったようだ。
    でも僕はいつもとは違うふみやさんが楽しくて仕方がない。
    「媚薬飲まされて繋がれてますね」
    「だったら…」
    「自業自得。これに懲りたらみなさんの迷惑になるような行動は慎んでください」
    ふみやさんが答える前に遮って言い返したら黙ってしまった。
    彼はもがきもせず静かにしている。
    媚薬が切れるまでどのくらいかかるんだろ?
    「外して欲しいですか?」
    あまりにも苦しそうな顔してるから聞いてみた。
    素直に頷いたので外してあげようかなと思って鎖に手をかけると、彼は耳に息を吹き掛けてきた。
    「ひっ…!」
    とっさにふみやさんから離れた。
    びっくりして心臓がドキドキしてる。
    僕の反応がすごく楽しそうな彼に心底イライラさせられた。
    この男、どんな立場でも優位に立たなきゃ気がすまないらしい。
    「ずいぶんと間抜けな捕まり方したんですね」
    「ハハっ、たまにはいいだろ?そういうのも」
    呆れた。
    やっぱりわざと捕まってたんだ。
    鎖を外して素早く離れる。
    捕まる前に逃げた方がよさそうだから。
    「…なんで逃げるんだよ?」
    何時もよりゆっくりと喋る彼に恐怖を覚える。
    にやりと口元が笑い瞳は獲物を狙う肉食獣のように鋭く光らせていた。
    これも媚薬の効果なのかもしれない。
    「何か危なそうだから」
    「何処が?」
    「存在が」
    なるべく短く答える。
    ふみやさんはは少しむっとしていた。
    でも本当の事だから仕方ない。
    彼はベッドから下りず座ったまま。
    ここから帰る気がないのかな。
    ふみやさんをじっと見る。
    彼もこっちをじっと見る。
    お互い逸らす事はしない。
    ただ見ているだけで睨むとかはない。
    「…ふみやさん」
    彼の名前を呟きながら近寄った。
    呼んでるような気がしたから。
    とてもとても哀しい寂しい声で子供のように。
    誘われた身体はふみやさんの目の前まで行く。
    「ダメ、ですよ…」
    抱き付かれるもそれだけしか言えなかった。
    首元に顔を埋めて耳の裏から鎖骨辺りまで舌が這い手が服の中に潜り込む。
    「っ、ちょっと!」
    強く言って押し返してみても状況が変わる事はなかった。
    このままじゃ先まで…
    「失礼、ふみやさん」
    自分達以外の声が聞こえたかと思うと、ふみやさんは気を失ったみたいだった。
    抱き留めて声の主を見た。
    天彦さんだった。
    「助っ人に来たつもりだったのですが遅くなってしまいましたね」
    「いいえ、助かりました」
    遠方での仕事で大変だったのに状況を聞いて直ぐに駆けつけてくれたみたい。
    頑張りましたねと頭を撫でてくれた。
    「…ありがとうございます」
    「いえ、お二人とも無事で良かったです。しかし、お二人のセクシーな時間も邪魔してしまって…」
    「あ、そこは本当に気にしないでください」
    申し訳なさそうに笑った天彦さんはふみやさんを担ぎ、自分はその後をついて行く。
    「大瀬さん、放置プレイもセクシーですがたまにはふみやさんを構ってあげてくださいね」
    …共犯?
    天彦さんは全部知ってたみたい。
    だってすごく笑ってるから。
    こっちはまだ任務の途中だったから屋敷を出た所でお別れ。
    相変わらず眠ったまま起きる気配がない悪い子には手刀をくらわしといた。
    「…今の仕事終わったら休暇もらえるかな?」
    「大瀬さんは普段から頑張ってらっしゃるので大丈夫かと。理解さんに伝えておきますね」
    天彦さんが言うなら大丈夫そう。
    今回みたいに問題行動起こすくらいならちゃんと構ってあげよう。
    休暇中、一緒に過ごせるかは普段からサボり癖が凄いふみやさん次第だけど。
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