白熊の旧夢※この小説は
第四章一幕「白露と黒潮の序詩」から
第四章五幕「罪人の円舞曲」
まで全てのネタバレ、捏造、原作多少改編が含まれます。
※原作とは違う部分が多くありますので、この小説を読んで履修はしないでください。
私はただのぬいぐるみでは無い、自我のあるおかしいぬいぐるみ。どうして自我があり、話せるのか自分でも分からなかった。他のぬいぐるみに話しかけても返事は無い。初めて人間に話しかけてみると、すごく恐がられた。呪われてる、気味が悪いと言われてゴミが沢山あるところに置いていかれて。何度か人が通るけどゴミ捨て場のぬいぐるみなんて汚いと思うのか、誰も私に触れようとしない。このままゴミになるのか。そう思うとなんだか嫌な感じがしたけど、特に生きていたい理由もないからそこから動こうともしなかった。
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