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    chrosite_10

    @chrosite_10

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    chrosite_10

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    葉流圭を書こうとした結果の産物。
    最後の最後で桐圭っぽいかもしれない。
    会話のみで未来軸。
    前半は山田感謝祭かもしれない。
    何でもありなので、自分の整理用。

    「いやあ、感慨深いですねぇ」
    「だな」
    「そうだね」
    「……そんなに?」
    「そうですよ。あんなにすれ違ってた清峰くんと要くんが、ようやくくっつくんですから」
    「やっと、ここまできたって感じだよね」
    「だな」
    「他人がとやかく言うようなことじゃないですけど。まあ酒の席だから言っちゃいますか」
    「いいんじゃね」
    「そうだね」
    「「「お前ら、話し合え」」」
    「……そこ?」
    「いろいろ経緯はあったんでしょうけど。お二人はさっさと腹割って話した方がよかったんじゃないかって当時は思いまして」
    「まあ、清峰も口下手だったし」
    「今よりももっと苦手そうだったもんね。うまく言語化できたかは分からないけど……」
    「パワーバランスも謎でしたし」
    「智将が強いと思ったら」
    「意外に清峰が主導っつーか」
    「清峰くんの意思も働いてたんだよね」
    「そういう意味では、お二人は野球しててよかったと思いますよ」
    「結局野球で通じあったんだもんなぁ」
    「それは藤堂くんもでしょうけど」
    「へ?」
    「藤堂くんも、野球で救われたタイプでしょ」
    「そういう千早も、野球で救われてただろ」
    「僕もかな。みんなほど、その、何かあったわけじゃないけど」
    「ああ何言ってんだ」
    「そうですよ。君みたいに野球を愛してる堅実なプレーヤーがあえて小手指を選んだんですよ。何もないわけないじゃないですか。それなのに、このメンバーにもう一度野球を始めさせたんです。山田くんがいなきゃ、小手指野球部はありませんでした」
    「ヤマがいなきゃ、圭は球捕ってくれなかった」
    「うん。ヤマちゃんがいなかったら、俺、葉流ちゃんとすれ違ったままだった」
    「そうですよ。山田くんがいなかったら、清峰くんはただのニートの穀潰しのう○こ製造機でした」
    「要もなぁ。……どうなってたんだ?」
    「パイ毛にすがる人生を送ってたんじゃないですか」
    「……ヤマは偉大だな。」
    「そうだな。山田がいなきゃ、俺も藤堂ともう一度話せなかった」
    「──高須先輩」
    「よう!藤堂」
    「久しぶりっす!何飲みます?ビールでいいっすか?」
    「おー頼むわ。俺が藤堂の先輩でいられるのも、藤堂がもう一度野球をやってくれたからで。それって山田のおかげなんだろ?」
    「……はい」
    「要圭が一度止めた野球をもう一度やるきっかけが山田だっていうんなら、俺も礼を言うべきか」
    「はあなんで金城までいんの」
    「……“智将”要圭にしては、なんというか」
    「アホヅラですねェ」
    「渡辺もいんの」
    「2年のとき小手指と当たってなかったら、俺は投手の“気持ち”に気付くのがもっと遅くなってたと思う」
    「俺も、要先輩が小手指にいたから、兄貴に挑戦し続けられました」
    「照っち」
    「清峰先輩と要先輩が小手指にいなかったら、俺は帝徳に行っていました。そうしたら、兄貴には挑めなかった」
    「俺も怪物バッテリーと対戦しなければ、ジャ○プ制作に携わってなかったろう」
    「ここで中路」
    「……なんでもアリだね、ここ」
    「ええっと、いいのかな、私達も来て」
    「いいんじゃない?一応呼ばれたわけだし」
    「佐古先輩に姫倉先輩」
    「俺もいるよー」
    「佐古監督まで」
    「私も、小手指野球部のおかげで、もう一度好きな応援をできました。ありがとうございます」
    「うん。優助兄ちゃんもニートじゃなくなったし」
    「いやー。小手指野球部には感謝だねー。やっぱり野球が好きだって思わせてくれたんだもん」
    「僕も、君たちと野球をできたことに感謝してるんだ」
    「まさかの国都──」
    「高校で君たちバッテリーと戦えなかったら、あの日の約束をした僕は報われずに高校生活を終えていただろう」
    「せやなァ。要クンと試合できたんは楽しかったわ」
    「桐島まで来んのかよ……」
    「ま、俺の要クンへのラブコールは、本編見てや」
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    chrosite_10

    DOODLE桐智。
    大学生で同棲設定。ふんわり設定。
    大阪弁はふんわり。単語が下品です。
    キスの仕方なんて知らない「要クン。一年経ったし、そろそろ白状してもらうで」
     圭と秋斗が二人で暮らすアパートのダイニングキッチン。そのダイニングテーブルで圭と向かい合い、秋斗はにこやかに笑いかけた。
     テーブルには酒を注いだグラスが二つある。グラスを満たしているのは以前知り合いから譲り受けて飲んだところ、圭の反応がよかった桃の果実酒だ。今日のためにわざわざ通販で取り寄せたその酒は、圭が白状しやすいようにとの秋斗なりの気遣いと、尋問するのは多少心が痛むのでその詫びを兼ねたもの。
     とろりとしたクリーム色の酒をグラスに注いだときの圭の目は、少しばかり喜色を帯びていたが、秋斗の言葉で一気に真顔に戻った。口が引き攣らないように努力している様子さえある。圭と大学野球部で共に過ごすようになってから早三年。二人きりのときはこうして表情が表に出るようになった。圭の思考は表情に出ていなくても概ね分かるが、出ている方が秋斗の好みだ。秋斗以外は圭のこんな感情を知らないという軽い優越感が理由の一つ。あともう一つは、本人が秋斗の前だけ表情筋の動きが違うことを理解していないのがオモロ……ではなく、可愛いからだ。
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