流れ星はまだ巡ってる。
どこから飛んできたのかも分からねぇ因縁を背負ってさ。
夜更けの会話なんて、
起きてる方が時流を読めるやつってもんだ。
酒好きなんて、見方次第じゃろくなもんじゃない。
酔い潰れて何もかもに当たるか、
ベロベロに酔って口論になるか、そのどっちか。
あいつはさ、普段ならどうってことない。
笑うと目が細くなるのが、めちゃくちゃ可愛い。
でも、ちょっとでも酒が入ると、
もう何がなんだか分からなくなっちまう。
もう「いい子」じゃねぇな、なんて思いつつ、
変だよな、
飲みたいって言うあいつに、俺が折れたのも。
で、結局は酔い潰れて、
グダグダ言って、床でぐったりして、
俺が抱えてベッドまで運んで――
で、死んだように眠る。
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