マホロアプロローグ(マホロアがいろんな世界を旅する話)朝の柔らかな光がカーテンの隙間から差し込んできた。その光に目を覚ましマホロアは伸びをした。それになんだか違和感を覚える。「アレ?」と一瞬固まった後、時計に目をやると、あと少しで大会の始まる時間だった。急いで支度を済ませ会場につく頃には大会二日目は始まっていた。観客席はほとんど埋まっており空いている席がみつからない。すでに開会式は終わり、トーナメント表の発表も終わっているようであった。
どこか座れる席がないかと観客席を歩いていると、ふと人混みの中で知り合いを見つけた。彼もこちらに気づいたらしく手を振った。
「こっち、席空いてるよ。一緒に見よ!」
その知り合い、水色のカービィは隣の席をポンポンと叩く。空いている席に着くと、少し遠いが会場の全体を見渡せる良い席だ。
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