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    amn128hq

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    極限お題3本チャレンジメイキングのようなメモ

    【極限お題3本チャレンジとは?】
    開始五分前にお題①提示→30分執筆→5分間休憩、次の開始2分前にお題②提示→30分執筆→5分間休憩、次の開始2分前にお題③提示→30分執筆
    のトータル90分で繋がった一本のSSを作るチャレンジ
    ※お題は主催者様所有の英和辞典をランダムに開いたページから目に付いたものを選ばれています。

    【書いた流れ】
    30分×3のなので、単純に序破急ざっくり三分割を予定。

    お題①許可証

    お題発表から開始まで5分あるので方向性を決めていく。

    何を書こうかな?で最初に「先手必勝」というワードが出てきた。
    では、先手必勝の何が「先手」に当たるのか?
    →書くのは侑北なので、やっぱり告白かな〜
    →「俺なあ、ずっと好きやってん。侑のこと」という北さんのセリフがここで浮かぶ。
    そういえば北さんから告白するパターンって書いたことなかったので、今回は『北さんから告白されてびっくりした侑が自覚する話』にしよう、とテーマ決定。
    これを序破急に割り振るとこんな感じ。

    序:北さんに告白される侑
    破:告白以降北さんに距離を置かれたことにショックを受けた侑が、その理由をぐるぐる考える
    急:北さんが好きだったんだと自覚、侑のカウンターアタック

    話の大筋、飛び石の部分が決まったので、あとはひたすら間に玉砂利を敷き詰める作業。

    どんなシチュエーションで?
    →お酒で少し気が緩んだ瞬間。居酒屋のカウンターの光景が浮かんだのでそれで。
    で、書き始めたけれど、実は当初はそこら辺の普通の居酒屋(他のお客さんもいる)をイメージしていたのが、告白を聞いた侑と北さんのやりとり挟んだあと、脳内の侑が「なんで治トイレ行っとんのや!」て言い出したので、あーここおに宮だったのか!確かに閉店後のおに宮なら気心知れた空間、治が席外して二人きり、で北さんもついぽろっと口をついて出てしまうのでは?となっておに宮設定に切り替え。
    ここで治を入れたことによって、治が戻ってきたところで一つ場面区切りにできて助かった。

    お題はなんの捻りもなく「通行許可証」に。
    告白に動揺して考えられないまま北さんに距離を置かれてしまった侑は北さんに会えない→通行許可証を奪われる、でお題回収。

    ・何かあるとすぐ治のところに行っちゃう侑
    ・治の店に行けば北さんに会えるんじゃないか

    という2点からおに宮に押しかけるも、北さんは先手打って回避しているため会えない。先手必勝、も全体通してのキーワードなのでこのあたりで 北さん VS 侑 という構図も挟んでおく。
    これも想像しやすい駆け引き勝負でパッと浮かんだのがポーカーだったので、「カードを切る」という表現にした。漠然とした勝ち負けで書くより具体的になった方がわかりやすいので。

    確かこの辺りで最初の30分が終わり。

    お題②済んだ
    発表の時点で、「告白を済ませた」で早々に回収できるぞ〜!と喜ぶ。
    北さんは告白を済ませた→忘れていいと言われて頷いてしまったのならそれまででは?と考え込む侑。

    そしてぐるぐるしてる侑にバシッと言えるのって、北さん以外だったら治しかいない。というので、「飯はちゃんと食え」「らしくないなあ、ツム」という治のセリフでちょっとずつ侑の前に道ができてく感じ。本当に治出してよかった。治いつもありがとう。

    ここらでそろそろオチに向けて舵取りしないとだけど、どうやって持っていくか考える。なんの根拠もなくいきなり恋を自覚するわけもないので、納得いく理由が欲しい。ただ時間制限もあるので、あまり長くは掘り下げられない。
    というわけで端的、かつ相応の理由になることを。
    前で出した対立構造の枠を使って、

    ・北さんと侑の思考の違い
    ・北さんの隙のなさと不完全な人間らしさ

    を軸にする。
    今の状況、心境を直感的に捉えることで、北さんにどうしてほしいのか、自分がどうありたいのか、を浮き上がらせるイメージ。

    侑といえば「最強の挑戦者」を体現したような男なので、うじうじ考えるよりも当たって砕ける、ただし貪欲なのでそう簡単には諦めない、というのを書いていく。

    この辺で30分タイムアップ。

    お題③調査する
    反撃の侑。押せ押せドンドン。何を調べさせようかな、てことで北さんの本音だったり自分の欲だったりあるけど、残り30分で着地させる自信がないのでストレートに「予定を調べる」に決定。
    押せ押せドンドンなので電話かけよ!凸しよ!
    北さんはなんだかんだ真面目だし、侑から電話来れば無視できなくて出てくれるよね!

    ここの侑と北さんのやりとりを本当はもっとじっくり書きたかったけど、時間なくて侑がガーッと押し切るようになってしまったのが反省点……

    恋愛は不器用で自分のこととなると途端引いてしまう北さんに、なんもかんも飛び越えていけるのが侑のいいとこ。という流れを作りたかった。

    この話は北さんの告白から始まっているので、最後侑に告白させるというのは序破急の時点で大体決めていたけど、そういえばこの勝負はいわば2ターン目、なら次の「先手」は侑だな、と思ったので「先手必勝」で締めた。
    本来ポーカーではカードをお互いオープンして勝敗を決めるので「掴み取る」という表現は正しくないんだけど、好きかどうか、その先に行くかどうかは北さんの意思で決めて欲しかったのでこういう書き方に。

    タイムアップまで10分くらい余ったので、振り返ってもう少し書き足したいところ、直したいところを大急ぎでさらって完成。(しかし誤字は出る)(もうどうしようもない)

    【まとめ】
    文章が浮かぶタイプではないので、見えるか見えないかが書けるかどうかの分かれ道。
    先手必勝、が浮かんだ時点でカウンターに頬杖ついて侑を見てる北さん〜最後の告白し返す侑までのものすごいアバウトなムービーが見えたので、あとはもう必死になって書き起こしていく作業。トータル90分、執筆タイムほぼノンストップで打って約5500字です。
    文字で説明してるからものすごいたくさん考えてるように見えるけど、実際はこんな細々したフロー考えてるわけではなくて、この話を一本のムービーにするとしたらどう繋がるかな、どういうカメラワークかな、っていうのをひたすら追いかけていくだけ。
    今まで見てきた映像作品で、人物が喋っているのにあえて全然違う風景を映していたり、1から100まで説明しきらないまま場面転換したり、好きだな〜と思うものを参考にしてる。なのでよく浮かんだ映像の適切な表現が出てこなくて、語彙のなさに泣く。だいたいそんな感じ。
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