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    𓆟ヤマダ𓆟

    支部に上げられない短文や自己満ラクガキを投げるところ

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    𓆟ヤマダ𓆟

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    特典小説読んだオタクの呻き混じりのクソ長読書感想怪文書です。ネタバレエグいから気をつけてください。読みながら気になったことを支離滅裂に書き殴っているのでめちゃくちゃ長い驚きの1万字超え。全部読んで私の解釈についてこれた方は猛者です。
    解釈の煮凝りは後半怪文書の辺りから始まります。完全ブレ=スミだと思って見ています。

    特典小説読書感想怪文書正直なことを言うと、読んだ時の第一印象は文体や言葉の取捨選択があまり小説っぽくないなというものだった。
    悪いわけでは決してないんだけど、私の想定してた小説と文章の温度感が違うなっていうのが第一印象。ちょっと神によるエッセイみたいに見える時がある。いきなり4章で神というかニーナの俯瞰した視点から突然の妄想フェーズに切り替わるところとかもちょいびっくりした。アニメとか映像媒体ではよくある表現だけど、文章でそれをされるとちょっと混乱した。私が文章でそういう表現に馴染みがないだけかもしれない。
    でもそのめちゃくちゃさがbbbという作品らしくて面白いのでヨシ!
    あととにかく専門用語が多いね!ミリオタじゃないからわからーんの嵐だった。軍も自衛隊も専門知識ゼロの赤ちゃんとしては論文みたいに注大量に付けてほぢっ……それでも私は百年先も愛を誓うよ。
    あと改行すっごい多いのちょっと面食らっちゃった!段落多すぎんか?ごめん黙る。


    ここから章ごとに細かい感想書いていきます。


    1章
    ヒビミユのターン

    ブレの存在は秘匿、スミイサルルの人権と身の安全はこの時点では守られている模様。ハル・キングいい人すぎんか?もっと欲深くなっていいよ。
    名誉勲章もらってルルに嬉しそうに声かけられてそこで笑うスミイサすごく良い。大変たすかる。それからあのブレのエンブレムのパッチもらうのも良い。誰かがあのデータを記録して残しといてくれたんだね。
    この時点でマウナケアから半年経っている模様だけど他のストーリーと時系列や時間軸どうなってるのだろうか?
    他の章を読んで思ったけど視点となる人物がバラバラなことや、途中に視点人物の妄想が混じる構成なことで信用できない語り手みたいなギミックが効いてるなと思った。章の順番が時系列順ではない上、同じ頃の時間軸でもなさそうな気がする。
    ヒビキは割とギリギリのライブ感で生きてる女なんだなって思った。おおらかでかわいい。弟は口うるさいと見た。ミユもヒビキも昇進おめでとう。


    2章
    ホノカレのターン

    ホノカは行脚を他者に押し付けてすぐ現場復帰を選んだのすごくそれっぽくて良い。ホノカは本当に優秀でいい女だと思う。本編スタート時点でヒビキと同期(ホノカは4/3の遅生まれのため年齢設定同い年だけど学年はイサミの一個下)で二尉スタートのスーパーしごでき女なのでね。
    更に昇進した上実戦経験のある管制官なんて一体どこまで上り詰める気なのか。
    ホノカ曰くイサミは昇進したものの休職中の模様。この休職が世界一周旅行を指すのか否か不明。
    ホノカのイサミの話「手の届かないところに行っちゃった」が物理的な距離なのか、別の何か地位だったり役職だったりするのかも不明だね。勲章もらうイサミ素敵!から「それはよくて!」になるってことは本当に言いたいことは別にあって、それがイサミの現状に関する話題なんじゃないかな〜と思う。そこの描写を意図的に避けるために河岸を変えてそのまま核心に触れる部分を場面転換を使って全部カットしてるような気がする。書き手の意図をメタ読みするのは忍びない気持ちもあるけどそんな気がする。

    ここからはホノカレ爆推し百合豚の悲鳴なので読み飛ばしてくれて全然大丈夫です。
    酔っ払いホノカかわいい〜〜〜〜〜〜!!!ダダ捏ねてカレンの部屋泊まって一緒のベッドで寝て朝チュンからシャワー浴びて2人でコーヒーを!?!?ゑ?オタクの都合の良い幻覚???違うこれが公式。揺らぐことのない圧倒的な現実。最高ありがとう。スーパーしごでき女が酒でべろべろになって隙だらけな姿見せて甘えて甘やかされて絆されて求婚して冗談混じりに振られるのが公式になってしまった。これは大変なことですよ。もう今すぐ結婚してくれ。しかもプライベートハワイ旅行!!!百合豚に都合が良すぎる。
    このままホノカがどんどんマジになっていってカレンがえっ冗談よね?って笑えなくなってやがて本気で言ってるの…?ってまんざらでもない感じで受け止め始めちゃうところまでこっちはもう幻覚見てるぞ。これ以上を見ていいんだな?本当に見ていいんだな?
    ほんまおおきに……


    3章
    サタチョと上級曹長もといニーナとヒビキのターン

    ニーナがカウンセリングもやってるの器用だな…と思った。本編スタート時は研修医に毛生えたくらいのポジションであんなとんでもない状況でしっかりトリアージして患者診てたのめちゃくちゃえらい。頑張った。ニーナが1話で怪我人を庇おうとするところ大好きだった。彼女はいい医者だなって思ったのでちゃんと立派に軍医やってるようで嬉しい。
    ニーナ女史による幻覚の内容は知らん。なんだこれは。急に文章が口語体に変わって正直びっくりした。コーヒーとバーボン好きで甘いもの苦手なハードボイルドレディニーナはミリ系映画も好きなのかな。ミユと近いけど宗派違う気がする。
    サタチョは一佐になって定年57歳まで自衛隊いられるようになったんだね。たぶん月収100万超えてると思う。(就任したばかりの3佐が月50万で1佐は120万らしいよ)
    良いバイク買いな。独身貴族満喫してほしい。趣味への出費的にたぶんもう結婚できないからサタチョには1人を楽しみ尽くしてほしい。
    ジョシュアとニーナのコンビ好きだったな。4話でルルを担いで歩くジョシュア好き。


    4章
    アキシェリアキのターン

    ここで出るのは「長期休暇」ってワードなんですね。イサミは長期「休職」、アキラは長期「休暇」。この使い分けは何か意図あるのかな。最初イサミのも休暇に見えてた。誤読するところだった危ない。たぶん書き手は誤読意図的に狙ってる気がする。イサミの長期休職が世界一周旅行じゃないとしたらわざとイサミの長期休職を長期休暇とミスリードさせるように書いてるのは何を隠したがってるんだろう。何か特大の爆弾が来そう。
    アキラの旅する理由、すごくかっこよくて熱くて腹括って命かけて戦った人間の生き様をこれでもかと見せてくれて嬉しい。ギリギリで補給もままならない中、無茶な改修を施した烈華で命の綱渡りのような接近戦を繰り返してきたハイパー腹括りガールアキラの強さがめちゃくちゃ伝わる。好きだ。
    シェリーは名誉除隊してバーテンやってるんだね。まあシェリーはエイム力エグいのに自信がなさげというかメンタル弱そうだったから、何度も繰り返し自分の命ベットする苦しい戦い経験したらもう十分私頑張ったわよね?ってなっちゃうと思う。シェリーは敵に極限まで接近して命張るというとんでもなく無茶で思い切りの良い戦い方をするアキラが死ぬことなく一緒にいてくれたから戦うこと続けられてたんだと思う。あとシェリーは祖国アメリカではなく異国の地日本で日本を守るのが仕事だったのも国に帰りたくなった理由にあったりしないかな。在日米軍人ってもし祖国に何かあっても同時期に日本も大変なことになってそのまま祖国ではなく日本のために戦うことになったらメンタルどう保たせるかとかって想定してるのかな。ちょっと気になる。
    シェリーはメンタルあまり強くないけど人に話しかける時は余裕のあるイケてる女の振る舞いをするんだよな。あれもシェリーの素ではあると思うんだけどアメリカの文化や価値観が絡んでそうな気もする。知らんけど。
    アキラ本当にタフだな。この小さな体で行軍もこなすんだもんな…貴重な人材だ…。やっぱり子供に見えてる…日本人の中でもとりわけ童顔だよね絶対。25歳なのにミユと同年代かそれより年下に見えるし。
    酒飲みながらあの地獄の日本で失った仲間の顔を思い浮かべてるの良い。私の肌に合う湿度だ…。やっぱりブレが来る前の日本勢のとこもアニメ化してほしいな。大戦末期の日本兵を彷彿とさせるような終わりの見えない消耗戦で減っていく仲間と物資に苛まれながらちまちまとゲリラ戦で各個撃破する自衛隊と在日米軍、すごく暗くて血と油と硝煙の匂いがぷんぷんする。美味しい。くれ。
    戦死した仲間のついでで思い出される死んで生き返った男草。ブレだったことや時間遡行はアキラたちももう知ってるんだね。じゃあもう彼らブレを知る人間の中ではブレは完全に=スミスになって受け入れられてるってことか。
    生きてるか疑われてるの分かる。ちゃんと人間なのかな。アイデンティティクライシス起こすスミスが見たいおじさんだから他者に生存を疑問視されてるのめちゃくちゃ良い。もっと疑って♡
    ちょっと待った風来坊ってなんだよ。アイデンティティクライシス起こして自分探しの旅行っちゃった感じ?自分見つかった?3級まではせめて取っててほしい(このネタ分かる人は私と友達)。
    スミスがブレに「なったりはしてない」、「もうなれないかも」ってフラグか?なれちゃうんだろコレ。本編でこれでもかと匂わせ、分かりやすいフラグや伏線立てまくった公式の手口的にはそう受け取るぞ?信じてるからな!今なら言うだけタダだし!
    居場所が秘匿されててFBIもCIAも簡単には居場所分からないっていうのは興味深いね。じゃあ苦労すれば見つけられるわけか。
    てかやっぱり海兵隊復帰してなかったやんけ!君と一緒じゃなきゃ戦えない、戦いたくないんだって言い切っちゃった奴がヒトの身体戻ったって簡単に原隊復帰出来るとは思ってなかったけどさ。というか生ける国家機密の存在自体を海兵隊が扱いに持て余すでしょ……復帰してないの当たって嬉しいような嬉しくないような。
    元AFT隊員は暗号通信で連絡取れるんだ?それってつまりスミスとの連絡を傍受しようとする奴がいる可能性の示唆と、彼がもう解散してしまったATFのメンバーとしか連絡取ってない取れないっていうのはATFだった人間以外のコミュニティに今現在属していないってことでは。
    「案外近くにいるかも」って言ってるからマジで近くにいると見た。ところで風来坊ってアメリカ国内?それとも世界規模で?スミスという男のスケール感未だに分かんないから縮尺バグる。
    その暗号通信の携帯端末すらもう使われていないっていうのは引っかかるな。裏でなんらかの力がかかって別のコミュニティに属することになったか、それとも全てをなんらかの事情でシャットアウトして孤独の手を取ってしまったのか。気になりすぎる。
    彼は自称ナイーブで繊細な男だけどかつての仲間たちと唯一連絡を取れる手段すら手放すことになった時どんな気持ちだったんだろう。考えるだけでニチャる。あなたは今どこで何をしていますか?この空の続く場所にいますか?
    アキシェリアキは本編では共依存関係だったとのことだったけど本編後はヘルシーな関係になってて良かった。これからも連絡取り合って仲良くしててほしい。


    5章
    ボブ&ルルのターン

    ラングレーと聞くとブラックラグーンで育ったからとんでもクソッタレシスターを思い出すオタクです。
    ボブはハワイの外でもアロハの宗派に属しているのか。ボブ意外と年齢若くてビビるよね。あのナリで本編で50代いってないの割と衝撃だったよ。
    ボブの伝説ってスペビ相手にウォーターボーディングぶちかましてビーム撃たれて凹んで帰ってったところだと思う。ビーム撃たれてんだぞもっと騒げよ。ある意味伝説。
    イサミにやったこと反省してるの良かった。まあ気にするよね。やりすぎってスミスにも言われてたし(尋問やること自体はスミスも否定してないの軍人メンタル感じて好き)。
    CIAが働きかけて大統領まで動かして3人を守る仕組み作ったのか。そうやって守ってた対象の1人が風来坊やってて所在をCIAすら捜索困難なのおかしくない?1人どういうわけか保護されてないんだけど。
    クソ大統領命令が「ルルに好きなことをさせてやれ」で、ルルの願いはスパイになりたい、だからボブノウハウ教えてなのめちゃくちゃでウケる。大統領の弱みでも握ってる?未来知ってる少女を自陣に引き込めたのはまあ大統領的にデカいか。未来を知ることができるって東側陣営に対して圧倒的に有利な政治カード足り得るだろうし。その情報をもらった報酬として好き放題させるのは分かるかも。ルルの価値が表れてるな。
    そしてルルは器用なんだよな。飲み込みの良さも相当良い。スポンジみたいに学んだこと吸い込んでいくから教えること上手いやつ(スミスやボブ)が教えればそりゃあメキメキ成長するわな。
    ルルのスパイになりたい理由は人探しなのか。で、その探したいやつがスミスなのか。
    ボブの人生で車爆発一度もなかったっていうところで急に時間の幅広がったな。ルルは年齢いくつの設定なんだろう。生後2年以上は経ってそうな気がする。知らんけど。
    ボブおじさんってモブおじさんみたいな響きだな。狙ってる?
    というかスミス行方不明になってて草。たぶん任務寄越してきたの大統領とかその辺からでしょ。そんな人物の目の届かないところに消えたスミスお前逆にすごいなやっぱりスパイお前が一番向いてる。
    スミスが行方不明になったタイミングと携帯端末繋がらなくなったタイミングって関連性あるのかな。そこをはっきり開示してくれてないから分からないな。信頼できない語り手みたい。後編読まないと分からないんだろな。あれだ、曼荼羅みたいな。意味が分かっていない状態だとごちゃごちゃとした印象だけど答えを先に分かってる状態で見たら絵の意味が分かるみたいな。ストーリー全体が答えが分かっている状態で見ると解ける疑問って感じ。逆説的な問い。そういやアニメ本編もそうだったな。
    ルルが探すのはスミスだけなんだね。じゃあイサミの所在は分かってるのかな。それともスミスと一緒にいるからこの行方不明の原因かつ主犯のスミス見つければイサミも見つかるって感じなのか。
    意図的に伏せられてるイサミの現状とかめちゃくちゃ引っかかって気持ち悪いな。なんだろうこの違和感は。イサミが休職しているのはなぜなのか、どこで何をしているのか、薄気味悪さすら感じるくらい意図的に描写を避けてるな。怖い。
    スペビのペンダントって残ってたんだ!?嬉しい!
    スペビ復活フラグあるかな?それがデスドラのスペビにとって嬉しいことか否か分からないけど…
    私の脳内ではあの世に行ったスペビが今約束通り推して参ろうぞ♡ってブレの素材ごとに分解された結果出てきたクーちゃんに言われて前言撤回断る!って即行でクーリングオフの手続きしてるんだけどこれから戻ってくるならクーリングオフしなくて済むね良かったね!ってなる。来いスペビ復活。
    脳内のコックカワサキがスミスの行方不明もイサミの近況不明もまとめて「死んだんじゃないのぉ〜?」って言ってくる。そんなわけないだろ黙れ。



    狂気のメインディッシュのターン

    なんだあれは。

    ここから長くなるよ。
    まずこの怪文書の大前提は「11話でイーラに殺される直前のブレの走馬灯である」ということ。つまりアニメ本編でみんなの集合写真を一瞬その視界に表示させてたブレってことだ。
    で、これはインタの内容なんだけど、スミスはブレに転生してからスミスであることをやめて完全にブレとして生きて戦う覚悟しちゃってるらしいので、もうブレとなった彼の中でスミスという人間は自分と別のものだと意図的に認識しようとしてるっぽいんだよね。でも自分の過去である事実は変わらないから時々自分と重ねてしまって顔見れないとかそういう湿っぽい対応をしてしまう。ここはあくまで私の解釈。
    ブレはスミを別のものだと認識しようとしていて、ブレという自我を大仰に演じてるんだけど、スミスとして生きてきたベースがあるからふとした瞬間スミスと全く同じ動作をするところが本編内にたくさん見られる。それを探すのも面白い。
    例えば3話でスミスがブレに破壊されたモーテルの瓦礫からルルを庇う時はルルに覆い被さってるけど、2話や9話でブレもイサミやルルを庇う時に同じ体勢で庇ってる。あとは2話のCパートでスミスがヤシの木に寄りかかって立ってる時の姿勢は3話でブレが裸でコックピット引きこもるイサミに降りなくていいのかって聞いてる時と全く同じ姿勢だし、4話でスミスはルルにカレー食べさせたことでニーナに叱られる時床に正座してるんだけど同じ話の中でブレも正座して全裸のイサミと2人でニーナに叱られてるんだよね。あとはブレは感情的になると手に力が入って拳を握ったりコンテナ握りつぶしたり地面にヒビ入れる描写があるんだけどスミスにも同じ拳を握る描写がちょくちょく入る。7話でスミスがスペビに乗り込んだ時に右手で口元を押さえてるけど3話でブレも水中でチェンブレした後口から入ってくる海水で溺れそうになって右手で口元覆ってるんだよね。ふとした時の咄嗟の動作はものすごくスミス剥き出しになってる。「できるだけ多くを救いたいが助けられない命もある」とある程度割り切ることができる職業軍人メンタルもスミスとブレで共通してる。あとブレはビルドバーンで出力したスタチューをルルがベシベシ叩いても全く叱らないんだよね。それもスミスがあの部屋でルルを面倒見て、お気に入りのスパルガイザー人形を普通にルルに貸し与えてるのを見れば当たり前だと分かる。
    戦い方も似ていて爆風や攻撃をひらりと躱したりするというよりかは正面から受けて弾くとか受け流すとか押し切るとかが多くて1話のカレン談の通りパワーで押す重戦車タイプの動きなんだよね。2話のブレvsスペビが3話のスミスvsルルと重なるように描かれてるし。途中負けかけるけど最後は勝つのも一緒だし。1話でビーム撃たれたら死ぬ!ってなってるニーナをスミスがタックルで助けるけどブレも3話の水中戦の時ゾルダートフィレーにビーム撃たれそうになってる駆逐艦をタックルで助けてる。
    スミスとブレ同じ動きしてるところありすぎて拾いきれない。
    拙者、ブレがそうやってボロを無自覚に出してる描写を見つけるのが大好き侍で候。そういうとこ見返せば見返すほどブレの自我はスミスが正体バレないようにわざと大仰に演じたスミスの考える最高にかっこいいヒーローロボなんだなあと思う。ボロが出るのが逆に愛おしい。
    鈴村さん曰く「過去の自分に語りかけるような不思議な感覚で、見返すと分かるがスミスと話す時のブレは距離感がおかしい。あんまり会話しすぎるとボロが出るかもしれないから意識して壁を作っている」とのことでスミスのこと避けてたらしいんだよね。たぶんあのフルネーム呼びも自分と同一視しないように壁を作るための無駄な悪足掻きみたいなものなんだろうと思う。
    だから「彼」って言ってるんだろうなと。11話のスミはブレとして存在しているので人間のスミス意識よりブレ意識が優位で、同一視していないのでスミスを「彼」と呼ぶのかなと。
    んでその意識が1話から12話までブレにとってはずっとあって、だから「私は彼であり、彼は私だった」に繋がって、12話ラストで死んだことで封印し別物として見てきた人間のスミスと、ブレという自分が融合して緑目スミスとして戻ってきたから「最終的には、我々は一つの存在となった」なのかなって。
    ただひとつ妙なのは、11話で死んだブレの走馬灯に12話の話まで混ざってるの時系列どうなっとんねんってところ。12話後に11話時点で紡いでた言葉に途中から加筆してお出ししてるからこの謎タイムパラドックスが起きてる可能性とかないですかね。
    んでその走馬灯を咄嗟に書き綴った結果紡がれた怪文書がスミスとブレどっちの著か分からなくなってるの何なんだよ。2人の境界が11話時点で曖昧になっててほぼひとつになっちゃってるってことになるけど。まあ最後融合してるから些事か…
    一人称も私と俺混ざっちゃってるし。
    ところで光(イサミ)あれって何。宗教観にバカデカい一石投じてきたな???
    「光あれ」って引用する時点でクリスチャンとして生きてきたと思うんだけどそれをスミスが創造主でそれがあれと言ったからイサミという光が存在したみたいな文脈やめろ。キショだな…
    自分の宗教観を人間辞める前から捻じ曲げるな。めちゃくちゃ怖いから。しかも我々日本人のような多神教を受け入れられるタイプじゃないじゃんか君は。間違いなくそう育ってきてると思うんだけど。唯一無二の絶対だと思い生きてきた主なる存在が色褪せ捻じ曲がり書き変わってしまうほどの圧倒的な光に齢24にして出会いこの受け入れ方の柔軟性はもはや不気味なまである。この宗教観の揺らぎというか大きな転覆事故はおそらく普通の人々なら自分の足元が急に崖や底無しの穴になるみたいな恐怖感と罪悪感と嫌悪感に苛まれたりすることもあると思うんだけどスミスはそれが人間時代からたぶん皆無なのでマジでヒトの形をした怪物みたいな印象を受けてしまう。圧倒的な善性のおかげでその異常性が剥き出しになることが少ないのかも。一神教の信者は相棒へのラブ拗らせて宗教観捻じ曲げるとそんな歪なことになるの???(そんなことはない)(主語がデカすぎる)(ただただスミスが異常)
    まあイサミという優秀だけどどこまでも普通の人間だった男をヒーローの原石として見つけ出しロックオンしてブレと2人がかり(実質1人)で俺の求める最高にクールな理想のヒーローとして磨き上げ作り上げたって部分は確かにスミスが創造主なのかもしれない。いやキショだな……(2回目)
    彼が光(イサミ)あれと言ったらそこに光(イサミ)があったって微妙に責任逸らししてないか?イサミを勝手に光源に設定したのはお前ッ!お前ッ!お前〜〜〜〜〜〜!!!自分で半ば魔改造施してとんでもない光量にしたサーチライト真正面から見つめてうぉっ、まぶし!してんなよ。
    後から知ったんですけどスミス一応無宗教だったんですね。じゃああれか、我々日本人と同じ感じで生活の基盤にはキリスト教が食い込んではいるけど敬虔なわけではなくイベント事だけそれっぽくやり過ごすタイプってことかな。冠婚葬祭は宗教の影響出るけど信じてるかと聞かれるとうーん微妙って答えちゃうタイプみたいな。それでも一神教だからこう捻じ曲がるの十分ヤバいんですけどね。
    そしてとうとう三店方式やめたんだね。大丈夫か?一致していたって言うけど人間スミス時点で同じ想い持ってたの…?ゑ…?
    大好きなのはもう十分知ってるよ。うんうん。君はイサミより一足先に9話で友情のその先へ行っちゃったもんな(アニメージュ編集部調べ)。あの友情インフレした無理がありすぎる記事に公式がオッケーのゴーサイン出した事実は変わらないのが本当に笑える。なぜあれで「友情です!」なんて言い張る無茶いけると思ったのか。製作陣を緑一色の部屋に閉じ込めてこんこんと問い詰めてやりたい。出てくる頃にはオタクの血で赤い部屋になってるよ。

    さて問題の怪文書のターン。
    「ほしになった」って自分の名前の枕詞に付けるな。
    しかもひらがな。コイツッ咄嗟に書き綴った走馬灯とか言いながら余裕があるぞ!そりゃイサミの操縦で亡骸が動くし傷も消える。やっぱお前戻ってこようと思えば戻ってこれただろ。また自分で勝手に自分の引き際決めたな。許せん。
    1話からの振り返り心情のいかがわしくないバージョンを見せられている気分だ。ちょくちょく混ざる英語はまあ素材一緒って言うか同一人物だし生まれ育ったベースはどうしても拭えないから出ちゃうんだろうなと。
    これ死ぬ間際だから人間スミスが混ざっちゃってるけど目的としてはこれからイサミの目の前で死ぬブレが最後にブレとしてイサミに遺そうと思った言葉なんじゃないかなと思う。今回はスミスが異物混入側。ブレはブレになった時からスミスではないブレとして生き死にするつもりだったからブレとしての言葉でイサミへのラブレター綴りたかったんだろうな。だから「ほしになった」(これから死ぬ私から残される君へ)って感じなんだろな。でもスミスが混ざっちゃうからこんな文章になってるんだと思う。
    人外とか別存在の気配は私は全く感じなかった。どこまでもスミスのブレという意図的に作られ演じられた自我による言葉だなと思った。
    序盤ブレは自分がイサの気持ちを分かってやれていなかったことについて綴っているけど、スミスもイサミの不機嫌の理由全く理解してなくて「なんかイサミ、すごく機嫌が悪そうなんだよな…」と4話予告でも言っているのでイサミの感情に鈍く疎いことが分かる。しかもスミスは8話で死ぬまでイサミとブレのことを仲良く上手くやっている相棒だと思って見てる。これまでイサミがブレに対してブチギレてきたのが全く目に入ってない。スミスはそういうところが人間だった時から認識ズレてるので死んでブレに転生してもスミスの中ではイサミとブレはあれで上手くやってるように見えていたので前の自分と同じようにイサミに接する。だからブレはイサミの気持ちを分かってやれるわけがない。しかも転生して大好きなイサミを乗せて一緒に戦えることでテンションがブチ上がっているし、そうでなくてもやらなきゃいけないこと考えなきゃいけないことが山ほどあるのでブレは前世からの認識のズレの修正なんてしてる暇はないしイサミの気持ちに気付けないのは当然っちゃ当然と言える。
    えっ?お前そんな風にイサミとブレのこと見えてたの?っていう違和感と心配不安がよくよく考えるとイサミとブレのディスコミュニケーションの原因に直結してると分かる描き方マジでストーリーが上手すぎる。それに気付けた時のパズルのピースがぴったりハマるかのようなこの気持ち良さよ。本当にすごい。
    「君の前からいなくならなきゃいけなかったんだ」
    いけないって思ってるのがすごいえらい覚悟ガンギマリだね。イサミと出会い共に戦い世界を救うためにはこのタイミングでいなくならなきゃいけない、これ以上スミスが生きていてはいけないって考えてるんだよ。すごいよ。もはや恐ろしいまである。でも顔見れないし、エールだけ送ってイサミ乗せてスミスを置いていくのやっぱり罪悪感あったんだろなって人間らしさを感じて好き。スミスに言った「必ず光は差す」の光ってイサミのことだと発覚するのマジでおもろいな。米津玄師のLemonを軽率にイメソンにするオタクになることも吝かではないが?
    9話「これから先は知らない世界だ」でグア〜〜〜〜!!!ってなってしまった。やっぱ不安だったんだな。なのに秘密兵器作ったり準備しっかりしててえらい。マジで頑張ったね……
    この不安を誰にも言えず1人でずっと最後まで抱えてたブレの孤独を思うとウッてなる。
    この怪文書はボーンファイアのこと完全にすっ飛ばしてて一切書いてないんだけどそれはたぶんブレが自分自身が嫌う「ヒーローらしからぬ言動」をしてしまったと自覚があるのがボーンファイアだからだと思う。「君と一緒じゃなきゃ戦えない。戦いたくないんだ」と言い切り、イサミに大好きだ(I love you)と言って飛びついて押し倒す。自分の欲に負けた瞬間だと理解していて、あそこは自分の考える最高にかっこいいヒーローのブレではないスミの本能と自我が出た部分だから都合が悪いので言及していないんだと思う。ブレがヒーローらしからぬ言動したら割とすぐ殺されるの天罰感あって好き。
    それでもイサミに言った大好きだはスミスの自我でもブレの自我でも共通してある想いなので、それを言ったシチュエーションは都合が悪いから消して抱えている想いだけを噛み締めるように書き綴っているのだと思う。
    12話のbbbbでスミスから「スミスが意図的に分離した自我として大仰に演じていたブレ」という存在(鈴村さんインタより)がイサによってちょっと妙ちくりんな感じにエミュされたことでイサミとスミスと融合して2人の中に「ブレ」というひとつの自我として混ざり合って存在してるのかなって解釈した。イサミの中にもスミスの中にもブレはいて、1話から12話までのブレはスミスと完全にひとつになって瞳に宿って人間の身体で戻ってきたんかなと。
    で概念となったブレ(作中世界にいるというよりはキャラや製作陣や視聴者みんなの心にいる存在)は最後のナレへと繋がるのかなって。第4の壁の向こうから彼らを見守っている存在的な。「スミスの考える最高にクールなヒーローロボのブレイバーンを演じるスミス」を鈴村さんが1話から演じてくれていたと雑誌インタで分かったので、そのスミスがベースに作られているブレが概念になってもそりゃcv.鈴村さんになるわなって納得しました。監督は力を貸してくれた存在がいる「かも」ねとしか言ってないので私はいるとは言い切りませんが。いても良いし、いなくても良い。そこは別にこの物語において重要ではないし主軸ではないので。
    仮にいるとしたら概念ブレは勇気の後押ししてくれてスミスやイサミ以外に力を貸すならその別の誰かのバックボーンに影響受けた姿で顕現するのもあるかもしれないなって考えてたんですけどスミスくらいとんでもないやり方で願望全部叶えて蘇生するヤツはこの世に他にいるわけないのでブレ状態でスターターキットにした方が絶対いいなって思いました笑。90億人類の中でダントツのイカレ男(褒めてる)と同じくらいの努力できる人類たぶんいないので奇跡起こる前に死ぬ。トンデモ野郎をベースにして使用開始時からステ値を引き上げておくべき。

    私の解釈現時点ではこんな感じになりました。
    製作陣や声優さんの言葉を咀嚼した結果こうなったんだけどめちゃくちゃ異端な気がする。
    でも私の中では今のところこれで整合性取れてるのでオッケー。
    結局私の解釈は特典小説読む前と後でほとんど変わってない気がします。
    1話から12話のブレは80%スミス(20%異物混入)で自我は本当は99%スミスだけどスミスが意図的に別物になろうと切り離したもう一つのブレという自我(なお多重人格や記憶喪失ではなくあくまで「演技」なのでふとした瞬間ボロが出るし好きなことや趣味は変えられなかった)っていう感じです。
    そして周囲のキャラやスミスたちに認識されるブレはあくまで=スミスのブレであるっていう部分は一貫してて変わらなそう。
    この物語はあくまでイサミとスミスのW主人公が軸だから。放送前に公開された1話の予告でもスミスが「俺たちの物語が始まる」って言ってるし、「待たせたな、イサミ!」を噛み締めるように読み上げるのはスミスなので。今思うとめちゃくちゃ伏線だったなあの予告。全然事情知らなくて取材だと思ってるイサミと何もかもを知っているかのような口調のスミスって時点で完全に匂わせられている。私は1話予告が一番好きかもしれん。全ての始まり感があって。
    私はアニメ9話見るまでスミスよりブレの方がずっと主人公みたいな活躍してるのに公式はイサミとスミスが主人公って姿勢全く崩さないからこれはきっと何か仕掛けがあるぞ?まあ妥当なのはいずれブレがスミスだって判明してイサミに一歩及ばない描写ばかりだったスミスがイサミの隣に並び立つことでようやく主人公らしくなるんだろうなとひっそり考えていた。本当にそうだった。
    この物語の軸はあくまでイサミとスミスなので、物語に再びブレが出てきた時点でまあスミスがなんか変身できちゃったんだろなあ笑と思う。
    ブレは脅威の去った地球に現れて良いスペックじゃないから逆に今度は人類の敵になっちゃわないかとかありとあらゆる悪い方向の幻覚を見て今のうちに心配しておく。
    でもスミスはクーちゃんがゼロ目惚れで見初めた90億人中ダントツ1位唯一無二のハイパートンチキイカレパゥワーの使い手なのでこっちの心配をよそにトンチキな理由と経緯でブレに変身しちゃってイサミと2人でニューヨークの中心で妙に力の抜けるやり取りをし始めて読んでるこっちが拍子抜けしちゃうみたいなことも全然ありそう。
    何がお出しされるのか今から楽しみ。

    公式からお出しされた怪文書にオタク仕草怪文書で返してしまった。
    でも本音を言うとChapter3ってみんな言うからどんなキショ文が!?って思ってたらずっと綺麗な文がお出しされてちょっと拍子抜けした。
    一番キショかったの人間のスミスなまである。お前がキショグランプリ優勝だ。
    最後現れたブレは変身フラグビンビンだったからそういうことなんだろうな〜と思うことにしておく。ニューヨークで爆破テロでも起こったのかね。イサミが一緒にいるのかいないのか気になるところ。でもブレが出現する必要があるほどの何が起こるというのか。そういえばゾルテラの残党ってもういないのかな。あとこのブレが現れた時点でルルは人探し一瞬で終了だけどこのブレ出現がルルのスミス発見前なのか発見後なんやかやあった結果なのかは気になる。情報開示は後編に期待。あぁ!って不可解だった部分全部分かってスッキリするようなオチだったら良いな。
    以上。

    このクソ長読書感想怪文書を読んだ上私の解釈についてこれた人特殊能力持ってると思うよ。
    一緒に7月まで狂おうね♡
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    Replies from the creator

    𓆟ヤマダ𓆟

    DOODLE特典小説読んだオタクの呻き混じりのクソ長読書感想怪文書です。ネタバレエグいから気をつけてください。読みながら気になったことを支離滅裂に書き殴っているのでめちゃくちゃ長い驚きの1万字超え。全部読んで私の解釈についてこれた方は猛者です。
    解釈の煮凝りは後半怪文書の辺りから始まります。完全ブレ=スミだと思って見ています。
    特典小説読書感想怪文書正直なことを言うと、読んだ時の第一印象は文体や言葉の取捨選択があまり小説っぽくないなというものだった。
    悪いわけでは決してないんだけど、私の想定してた小説と文章の温度感が違うなっていうのが第一印象。ちょっと神によるエッセイみたいに見える時がある。いきなり4章で神というかニーナの俯瞰した視点から突然の妄想フェーズに切り替わるところとかもちょいびっくりした。アニメとか映像媒体ではよくある表現だけど、文章でそれをされるとちょっと混乱した。私が文章でそういう表現に馴染みがないだけかもしれない。
    でもそのめちゃくちゃさがbbbという作品らしくて面白いのでヨシ!
    あととにかく専門用語が多いね!ミリオタじゃないからわからーんの嵐だった。軍も自衛隊も専門知識ゼロの赤ちゃんとしては論文みたいに注大量に付けてほぢっ……それでも私は百年先も愛を誓うよ。
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