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    やのはら

    @yano_hara

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    ジャスティシア本編 蓮鳳会ルート最終章 透也戦闘直前〜戦闘後 あたり

    ##ジャスティシア

    ジャスティシア蓮鳳会ルート 最終章(透也戦)心悦
    「……透也、こっち側にくれば?」

    透也
    「……………あ?」

    心悦
    「お前がイチバン大事にしてるのって、アオイだろ。アオイがいれば、お前は何にもいらないんだろ?」

    透也
    「…………」

    心悦
    「なら――俺たちがここで無駄に殺し合わなくても、共存できる道もあるんじゃねぇか?って思ってな。トウヤ、勝てない戦いは嫌いだろ。」

    「俺、結構お前のこと評価してるんだぜ?無くすには惜しいんだよ」

    透也
    「……俺にとって、蒼は全部だ。あいつが笑ってりゃ俺も嬉しいし、悲しんでたらその原因を排除してやりたい、とも思う。」

    「俺に、蒼は必要だ。欠けちゃ生きてけない、俺の希望。」

    「――でも、蒼に俺は必要ない」

    「俺はただの兄紛いの存在。血が繋がってるわけでもない。ましてや…今となっちゃ、書類上は他人でしかない。」

    心悦
    「…フーン。アオイの事に関しては盲目かと思ってたが…ちゃんと客観的に見れてるんだな」

    透也
    「兄、だからな。ろくでもねぇ兄貴だけど、蒼はこんな俺でも兄と呼んでくれる」

    「蒼の願いはなんでも叶えてやりたいけど…俺の生き方と死に方だけは、叶えてやれない」

    「俺にも、プライドと裏切れねぇ恩があんだよ。」

    心悦
    「――真島照は…お前の恩人は、もういないのに?」

    透也
    「だからこそだよ。俺はあの人には返しきれねぇ恩がある。どうしようもねぇ俺に、生き方を教えてくれた人間なんだよ。」

    「――それを奪ったお前は死んでも殺す。」

    心悦
    「…………フ、ハッ、ハハハ!」

    「これは失礼。見くびってたぜ、お前のこと。お前はもっと、合理的で生きるために行動する人間かと思ってたが…」

    「案外、情に熱い人間なんだな。知らなかったなぁ、お前のことずっと前から知ってたのに!いや、意外意外。その熱い思いに敬意を表して…」

    「――殺してやるよ。」

    ▶戦闘 天城透也
    編成条件:心悦のみ参加
    勝利条件:透也の戦闘不能

    「………嫌になるぜ、全く。勝てない戦いは嫌いなんだがな。」

    「それでも――逃げられない、逃げたくない時があるってもんだろ?」

    「…照海連合直系天城組組長、天城透也。死んでも、お前を殺す…!」

    心悦
    「その心意気や良し。俺も全力で答えてやらないと、な?」

    「サシで、実力勝負といこうじゃねぇの。これならお前もちっとは立ち向かう気になるだろ?」

    透也
    「ナメやがって、このクソ女…!」

    ▶透也のHPが半分以下

    透也
    「………分かってんだよ」

    「それでも、もう退けやしねぇ…」

    ▶透也のHPが3分の1以下

    心悦
    「――トウヤ、最後のチャンスだぜ」

    透也
    「要らねぇ!…ここで降るなんざダッセェ真似出来るかよ!」

    心悦
    「そうかよ。…あーあ、俺、本気で残念だぜ?」

    透也
    「奇遇だな、俺もだよ。」

    ▶勝利:透也の戦闘不能

    「…………あーあ。」

    「………この、バケモン…」

    「…………帰れなくてごめんな、蒼」

    ※▶勝利:透也の戦闘不能(心悦の通常攻撃で勝利時にセリフ追加)

    心悦
    「…俺ら、分かり合えなくとも…」

    「手は取り合えると思ったんだけどな。」

    「いつかの、あの時みたいに――」

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    malsumi_1416

    DONE「冬に備える」
    ED後生還軸
    二人で生きると決めたテデちゃんのささやかな日常と「死者の日」について。
    過去作「味を知る話」及び前作「元使用人…」を一部踏襲しています。

    構成成分:
    石化由来の身体不自由
    風俗・習慣の捏造
    テが少々不安定

    明るい話ではないかも
    上記をご了承の上、大丈夫そうな方はどうぞ
    冬に備える ガツッ、——トン、ト、ト、ト。
    家の裏手に残されている腰かけ代わりの切り株に座り込み、手鉈を振りかぶりながら大きな丸太をひたすらかち割っていく。
    半分、もう半分…これはまだ太いからもう一回。
     もう全身至る所が石化していたため節々に少しばかり固さが残るが、去年の今頃と比較すると幾分か動きやすくなってきた身体をリハビリがてらこうして動かして、最近では家の運営にかかわる事なら少しづつ携われるようになってきた。
    けれど元々細かな作業が得意かと言われればそうでもないので、街道を外れた森に分け入り獣道を進んだ末にたどり着くこの家で出来る仕事……もとい暇潰しと言えば、もっぱら掃除と薪割りと、テランスが町から仕入れてきたり隠れ家の誰がしかがストラスの足にくくりつける手紙に紛れて寄越してくれる、野菜や果樹の種を植えている小さな畑の世話ばかり。
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