いつも通り依頼を終え、家に帰ってくる。ヒューザはキッチンで晩御飯の用意でもしているのか出迎えには来なかった。その事実に苛立ち、後で殴るか…とは思ったがもしかしたら俺の食べたいものを作ってくれているのかもしれないと思い、とりあえず荷物などを置いてリビングへ向かった。
「あぁ、アイザック…おかえり」
「ただいま。出迎えにも来ないなんて生意気なやつだなお前」
「っ、すま…ない…」
「まぁいいや、今日の晩飯何?」
ヒューザをギロリと睨みつけると一瞬怯えたような表情を見せたが、少しだけ笑顔を向けて
「あぁ、もう出来てるんだ。先に席に座っててくれ」
ふぅん…と呟き席に座って待つことにした。
「今夜はオムライスにしたんだ」
俺の目の前に皿を起きながら前好きだと言っていただろ?とヒューザが言いかけた瞬間、ガチャン!と音を立ててオムライスの乗った皿を床に落とす。
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