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    gyuru_gyuru

    @gyuru_gyuru

    お絵描きは好きですが練習中なので生暖かく見守ってもらえると嬉しいです!
    右🐬固定の左色々。エログロ中心予定です。

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    gyuru_gyuru

    MAIKING昨日の転生年の差フロジェイの落描きのやつ。
    初っ端から前世での死描写あります。
    文字は初心者なので色々許して…
    白一色で統一された小さな部屋。その片隅のベッドに乗るターコイズブルー。可愛くて愛しい僕の番。
    布団の隙間から伸びた手がふらりと宙をさまよった。大分と肉の落ちた細い腕。もうあまり目が見えていないのだろう。
    その手を握り締めれば、柔い力で握り返される。

    「ねぇ…もし来世があるならさ、また番になろうね」

    掠れた声で、でもしっかりと発せられる言葉に僕は笑みを浮かべた。

    「当然です」
    「先に行って待ってるから。絶対見つけて、求愛するから」

    そう言って力なく、しかし大きく口を開ける。

    「ええ、約束ですよ」

    見えていないだろうが、口を開き返した。
    彼の口がゆっくり閉じられ、笑みの形を作る。

    「フロイド…?」










    水中から海面に押し出されるような感覚と共に目が覚めた。
    目元が濡れ、自分が泣いていることを知る。
    僕は病室にいたはずだ。片割れの傍に……いや違う。ここは自室で僕は大人じゃなくてまだ幼児と呼ばれる年齢。
    病室にいたのは以前の僕。あれは夢じゃない。フロイドと過ごした大切な記憶。

    そうだフロイド…!

    ベッドから飛び降り、未だバランスの取りにくい足で駆け出した。
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