ジャミル限界オタクの俺が目覚めたらナイトレイブンカレッジのモブ生徒と入れ替わってしまった件について③どうもこんにちは!
ジャミル限界オタクの俺!こと俺君です。
いや、もう最近毎日クタクタですよ…
え?どうしてかって?それはこの間ジャミル君とレオナ先輩がイチャコラしているのを目撃してジャミル限界オタクの俺は供給過多で情けないことに気絶してしまったんだ
でも優しい2人は、俺をオクタヴィネルまで運んでくれて一件落着!とは行かず2人は寮長に「お前のところの寮生がぶっ倒れていたのを運んでやったんだキチンとお礼はしてもらわないとな」(イケボ)(レオナ先輩の物まね)と言われてしまったそうで…
というわけで俺は寮長のアズール君への恩返しという名目で毎日モストロラウンジでこき使われています。
月曜から金曜は学校が終わってから閉店まであの日から約三週間ボロボロになりながら働いている。
もちろん無給で!でも双子の作るおいしい賄いがあるおかげでだいぶ食費が浮いたのでプラマイゼロ…かもしれない。
今日は三週目の金曜日だから約束では後一週間、月曜~金曜働けば恩返しは終了…ということになる
ところでいま俺は一度帰った道を再び歩いてモストロラウンジへ戻っている。
なぜかって?土日はお休み!ということもあってバイト終わりにルンルンでスキップをしながら自室へ戻ったところスマホを忘れていることに気が付いたのだ
ちょっとした小物の忘れ物であれば来週も顔を出すし良いかと思ったのだが、さすがに二連休にスマホ無しはちょっとキツイ
スキップをして帰った道のりを戻るのはかなり足が重いが致し方ない
到着するとラウンジの中は暗くひと気が無く薄気味悪い空気が流れていた
「失礼しま〜す。忘れ物取りにきました…と」誰も居なさそうだけど小さめの声で挨拶をしておく
スタッフルームへそっと向かい「バイト期間中に使ってください」とアズール君に渡されたロッカーの鍵を出し鍵穴へ差し込む
カチャリと施錠が解かれたロッカーの中には俺が探し求めたスマホがあった
「あ~よかった」思い通りの場所で見つかって安堵した俺はなんとなくハンガーに吊るされたモストロラウンジの制服を手に取った
あれ、いつ洗ったっけ…?制服を見てみると大きな目立った汚れはなかったが少しばかり汗臭いような気がしたのでついでに持って帰って洗うことにした
週初めの月曜は洗濯がちゃんとされた良い香りの制服を着て働きたいもんな
そんなことを考えながらスタッフルームを出た
するとさっきまで誰も居なかったはずのラウンジに誰かがいる気配がした
VIP席に人影があって、よく見るとアズール君のようだった
ここの責任者に何も言わず退室するのは礼儀として良くないなと思って声を掛けようとしたのだが何だか様子がおかしい
座席には1人しか座っていないのに誰かと会話をしているようだった
イヤホンか何かを使って通話をしているのか?とも思ったが聞こえる会話の内容からこの場に誰かもう一人居るようだ
まあ双子のどちらかだろうと思いそっと近づくと先程よりもちゃんと会話が聞こえてきた
あとアズールくんの身体が会話しているだけでは絶対にないと分かるくらいに震えて居て、耳が赤くて…ってこれはデジャブ?
「い、であさん」「アズール氏身体震えちゃってるけどだいじょぶそ?」
「んぅ、まだ、ぁっいじょうぶですぅ」
「そか、じゃあ続けるね…?」「ぁ、いっ」
ってええええええ?何を?ナニを?続けるんですか…?!というかボ部デキてたんかい!
ジャミル君とレオナ先輩に続いてこちらもまた2年生3年生のカップルというワケ…
まあ学生の頃の年上って何故か凄く魅力的に見えるよね。わかるよわか…「ぅあっ♡」
「ごめん、痛かった?」「ち、がいます」「じゃあ増やすね」「っんんん♡」
「そ、こっ、だめ」「ん、アズールここ?」「や、ちが、っっっう♡」
「そかぁ、ここが良いんだ?覚えたよ」「だか、ら、ちがぅってええ」
どう聞いたってどう考えたって致してる二人に挨拶などできるわけもなく俺はいま何だか高そうなオブジェの後ろに隠れている
立っていると目立ちそうだったのでしゃがんで居るのだが俺は勃っている。
何を言っているのかって?俺も良くわからない。だがまたクラスメイトのそういう場面に遭遇してしまっているということだけは紛れもない真実だ。
見えないけどきっとイデア先輩の細くて長い綺麗な指が蛸壺(比喩)に二本は入っているんだろうな
さっき増やすって言ってたし…
ああ、俺は一体いつまでここに隠れていれば良いのだろうか?
「アズール氏、いい?」「っぅう、そんなおっきいのむ、り」
イデア先輩身長でっかいもんな…実家もデカいし、そりゃアレもデカいよなぁ。
「っ…!!」「ぁ、ああ、だ、めぇ、そんなの入る、わけ、ないのにぃっ♡ぁあっ♡」
そんなこと言ってアズール君の蛸壺凄く良い感じなんだろうね、イデア先輩「っ…!!」って声が漏れちゃうくらいには…
「い、れあさんっ♡」「あっ、ずる氏…」「「んっ~~~♡♡♡!!」」
さっきまで響き渡っていた声が籠って聞こえる、多分これはチューしてる。見えてないけど俺には分かるみんなチューする相手がいていいなぁ~~~~!
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「っひ?!あ、あなたここで何してるんですか?!」
「アズール氏どうし…っておえええ?!オクタヴィネルの俺君何故ここに?!」
「ん~、んごっ、さむ…え?ここどこ?」
目が覚めると目の前には驚いた顔のアズール君とイデア先輩が立っていた
「んあ、寝ちゃったのか…お二人終わったんですか?」
「ええ、終わりま…って営業のことですよ、ね?」
「いや、セックs「ああああああああああああ…「ちょ、アズール氏?!」
大声を出してアズール君がバタンとその場で倒れた
蛸って泡ふくんだ…って今は人間だから関係ないか?寝起きでうんうんと考えていたがやっと意識がハッキリしてきた。あれ、俺やっちゃった?いやヤッてたのは二人か…
「おおおおお、れ君とりあえずここで見たことは他言無用で頼みますぞ!!」
イデア先輩はそう言ってアズール君をお姫様抱っこしたまま消えた
細いのにお姫様抱っこしたまま移動魔法を使えるなんてやっぱりイデア先輩は凄い人だ
って違うか…
俺明日から一体どうなっちゃうんだろう。
でも一推しと二推しのあんなシーン見れたし現実に戻っても悔いはないかもしれない…