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    韮山小田

    大体尻切れ蜻蛉

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    韮山小田

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    キスブラ身内ワンライ4

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    韮山小田

    DONEキスブラ身内ワンライ3 「甘い誘惑」「好きだよ」
    この男の常套句である。
    酒精に目の下を朱に染める姿はなるほど昼間の青白い顔よりも魅力的であった。
    男盛りの28という年齢、ヒーローという社会的地位、それなりに整った顔立ちに、骨に響くような低く甘い声。
    腰に手を回されて、付け根のあたりを撫でさすられる。暖かい色の照明の下で二人きり、膝を合わせるように並んで座ってそんな性感を煽るような仕草をされれば、プロの女でさえころりと身を任せるのかもしれない。

    しかしブラッドは初心な小娘ですらない。
    友人のごつごつした指が腰骨を弄るのにも、呆れて手を振り払うだけである。

    「眠いのならベッドへ行け」
    「え~…やだよ…」

    宙ぶらりんになった手を一瞬見つめたキースはしかし懲りてはいない様子だった。同性の友人に対して何が楽しいのか、酔ったキースは大体にしてブラッドにべたべたと絡んだ。
    出会った当初が嘘のようである。
    15のキースは周囲を小馬鹿にしたような目をしていて、それだけパーソナルスペースが広かった。
    しかし年月は彼のかたくなさに勝ったようで、30へのカウントダウンが終わりに近づいてもまだこんなことをしている。
    恋人でもあるまいし、他 1700

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